昨日、
これまで
福祉保健部の一機関だった
防疫対策本部が、
あらたに
防疫当局が『疾病庁』に昇格した
韓国。
週末に、
社会的距離の確保要請、自粛要請について。
現行の規制を緩和するかどうか判断する、
と
アナウンスされていたのですけど。
それに関する続報が、
週明けになっても
公表されない、という(笑
いったい、
今後の
防疫対策指針、
自粛要請は解除されるのかどうか。
新たな指針が出るはずの予定日になったけど
当局は黙り状態です。
発表されている内容では、
今の規制は13日までなので。
遅くても
13日中には、
明日からどう対応するのか。
普通は、
休業日になる日曜日を避けて、
土曜日である、
昨日12日中に
来週週明けの予定として
公表する、
と
思うのですけど。
そんな
動きはありませんでしたw
・
・
・
まあ、
これは
狂気のオジサンとそのお仲間たちの
都合が悪くなったときの
いつものパターンなので。
ほぼほぼ
平壌運転だなぁ。と。
・
・
・
とまあ、
政府防疫対策は
相変わらずの迷走中みたいですが。
そんな中で、
実際の
感染状況はどうなのか。
と
見てみますと。
昨日、
新たに確認された感染者は、121人。
このうち、
市中感染者が99人(前週比0.65倍先週152人、
海外からの流入組が22人(前週比1.47倍先週15人、
と、
海外からの流入については
どこの国から何人の入国があったのか。
その時々の入国数によって影響を受けるので、
比較するのはたいした意味がない。
指標として重要なのは、
市中感染のほうですが、
前週比0.65倍。
4日前が0.82倍、
一昨日が0.85倍、
ですから。
一段と下がってきたというか、
感染の勢いが鈍化している、
と
数字の上からは見えます。
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・
・
ただ、
この結果。
先週は、前週比0.63倍だったので。
それと比べると、
ちょっと、
ばらついてきた、というか。
先週に比べると、
鈍化ペースが落ちてきた、
というか。
そしてさらに、
現状の
強力な隔離措置、
社会的距離規制が2段階目→2.5段階目への
引き上げが公表されたのが
8月22日。
実施が23日からです。
ここから
2週間後が、
9月6日ですから。
実際の感染から
その感染者が
報告数に現れるまで2週間のタイムラグがある、
と
これまでの治験で判っているタイムラグを当てはめると、
ちょうど今週が
その効果が出てきた、
感染拡大鈍化がさらに進むはずなのに、
底打ち横ばい、
へたすると真逆の結果がでてきているのかもしれない。
という状況。
なので、
ここで
今の隔離措置を緩めたら、
元の木阿弥、
感染拡大に逆戻りしてしまうのではないか。
とか
予測が出てくるのですけど。
隔離強化したのに、
再生産率が上昇する、って。
かなりヤバイよ。
■8/16週
197(188)人→246(235)人→297(283)人→288(276)人
→324(315)人→333(315)人→397(387)人
のべ2082(1999)/7日 前週比2.89(3.23)倍
平均297.4(285.6)人
■8/23週
266(258)人→280(264)人→320(307)人→441(434)人
→371(359)人→323(308)人→299(283)人
のべ2300(2213)/7日 前週比1.1(1.11)倍
平均328.6(316.1)人
■8/30週
248(238)人→235(222)人→267(253)人→195(188)人
→198(189)人→168(158)人→167(152)人
のべ1478(1400)/7日 前週比0.64(0.63)倍
平均211.14(200)人
■9/06週
119(108)人→136(120)人→156(144)人→155(141)人
→176(161)人→136(118)人→121(99)人
のべ999(891)/7日 前週比0.67(0.63)倍
平均142.71(127.29)人
韓国のコロナ新規感染者121人 市中感染は約1カ月ぶり2桁台
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は13日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から121人増え、計2万2176人になったと発表した。1日当たりの新規感染者数は3日から11日連続で100人台となっているが、前日(136人)に比べるとやや減少した。
韓国政府は新規感染者の発生動向と見通し、専門家と地方自治体の意見などを踏まえ、午後に首都圏の防疫対策「社会的距離の確保」のレベルを最高の第3段階に近い「2.5段階」に引き上げた措置を終了するかどうかなどを発表する。
新規感染者数は先月27日に441人にまで増えたが、28~29日に300人台、30日~今月2日に200人台と減少傾向を示していた。3日からは100人台となっている。
この日の新規感染者数が減少したのは週末の検査件数が減少した影響もあるとみられる。平日の10日と11日の検査件数はそれぞれ1万9620件と1万6246件だったが、週末の12日は7813件にとどまった。
感染が確認された121人のうち、市中感染が99人、海外からの入国者の感染が22人だった。市中感染者数が100人を下回るのは先月14日以来、約1カ月ぶりとなる。
市中感染者を地域別にみると、ソウル市が30人、京畿道が27人、仁川市が3人と、首都圏が60人を占めた。首都圏の感染者は2日連続で2桁台にとどまった。首都圏以外では、大邱市が14人、忠清南道が9人、蔚山市が4人、釜山市が3人、光州市、大田市、慶尚北道、慶尚南道がそれぞれ2人、江原道が1人だった。
全国各地で新たな集団感染が確認された。ソウル市江南区内の企業に関係する感染者は10人、慶尚北道・漆谷郡で開かれた事業説明会に関係する感染者は8人などとなった。
一方、海外からの入国者で新たに感染が分かった22人のうち、7人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの15人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は3人増え、計358人となった。
中央防疫対策本部は毎日午前に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
【社説】韓国、「疾病庁」発足…独立性・専門性が問われる
2020年09月12日 12:57
疾病管理本部がきょうから疾病管理庁に昇格する。保健福祉部所属機関から脱して独立した次官級中央行政機関として生まれ変わる。新型肺炎が日常化した「ウィズコロナ時代」に疾病庁が発足するのは格別の意味がある。新型肺炎で300人を超える国民が犠牲になった状況なので悲壮感が漂うのも理解できる。チョン・ウンギョン初代疾病庁長は「新型肺炎を早急に克服して今後近づく新型伝染病に対する危機対応にも徹底してほしいという国民の意思」と意味を新たにした。
実際、疾病庁が誕生するまで曲折を経た。重症急性呼吸器症候群(SARS)が発生すると2004年国立保健院の感染病関連組織を分離して疾病管理本部を新設した。2015年中東呼吸器症候群(MERS)事態を体験しながら疾病管理本部が次官級に格上げされたが、疾病管理本部時代の感染病対応は構造的な限界が多かった。人事と予算権は福祉部にあり、政策決定の独自性もなかった。コロナ禍で予防とモニタリング段階から検査・治療に至るまで体系的な感染病のコントロールタワーが切実に必要になり、結局疾病庁が誕生した。
疾病庁は庁長と次長を含んで5局・3官・41課以外にも国立保健研究院と5大圏域疾病対応センターなど所属機関として構成される。定員は既存907人から1476人に42%(569人)も増えた。新型肺炎の中で地位が高まり規模が大きくなったが、疾病庁公務員たちは昇進枠と権力が拡大したと勘違いしては困る。大きくなった規模のように責任感と使命感がさらに重大になったということを骨身に染みるほど深く認識してほしい。
実際に組織が肥大化した分、その前に置かれた課題も多い。何より防疫の独立性が命だ。チョン・ウンギョン庁長は職をかけて独立性を守らなければならない。青瓦台(チョンワデ、大統領府)と与党はもちろん、福祉部官僚集団から独立性を維持しなければならない。新設された福祉部保健担当第2次官とは協力する一方で、適切な距離を置くことが必要だ。防疫と経済は事実上ゼロサム(Zero-sum)関係だ。経済を前面に出せば防疫が緩くなり感染者が増え、結局は経済回復がさらに遅くなる。防疫を優先してこそ短期間苦痛を強いられても国民健康を維持し、結局は経済も再生することができる。
政界はどうしても防疫より経済を前面に出そうとする誘惑を受けやすい。だが、疾病庁はそのような誘惑と外圧に果敢に立ち向かう必要がある。来年4月補欠選を控えている中、「政治防疫」の論議を避けることが求められる。光化門(クァンファムン)太極旗部隊集会を批判するとすれば、民主労組などの集会もダブルスタンダードで捉えずに公正に苦言を呈するべきだ。それでこそ国民が疾病庁を信頼できるだろう。
専門性と能力も一層強化してほしい。内部の専門性と能力を拡大しつつも外部専門家たちと疎通して異なる意見にも耳を傾けるべきだ。防疫は科学だ。疾病庁の官僚化、集団利己主義と独善も警戒しなければならない。新型肺炎は世界200カ国以上で発生したが、防疫当局の能力により感染者と死亡者数は千差万別だ。人口100万人当たり感染者、すなわち発生率をみると、日本は591人で韓国(428人)より多いが、台湾(21人)は韓国より少ない。
政府は「K防疫」を自画自賛してきたが、その間試行錯誤も少なくなかった。大邱(テグ)新天地教会発の一次大流行の時重患者病室を確保できず慌てたし、5月連休と7~8月休暇シーズンには防疫が緩くなって二次大流行を招いた。先制的な防疫でなく集団感染が発生した後、事後処理に遅きに失した防疫も続いた。個人情報を忠実に守りながらも防疫の死角地帯をあらかじめ捜し出して攻撃的な事前検査を大幅に拡大する必要がある。
秋夕(チュソク、中秋)連休を控えて政府は首都圏距離確保第2.5段階を第2段階に緩和する動きだ。疾病庁は所信のある声を出すことができるだろうか。新たに発足した疾病庁の独立性と専門性が問われる。