kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

これも杜撰な話w ―― 気象庁ホームページに不適切広告

ドコモ口座関連の不正送金事件、
ではないのですけど。
この事件、
ネットリテラシーというか、
『セキュリティーの甘さ』『管理の杜撰さ』という点では、
最近
世間を騒がせている、
ネットバンキング系の不備をついた
不正送金事件に通じる物があるなぁ……
と感じたので。
記事にブックマークを付けてみました。



ニュースの内容は、
気象庁のホームページ……
これは、
政府気象庁所管で
インターネット上に公開されている
公式サイトです。
そこに
今日から
民間の広告バナーとかが掲載され始めたのですが。
その内容が、
掲載開始からすぐに
不適切な内容の広告が表示されるようになったそうで。
それで、
慌てて広告掲載を中止したのだとか。



これ、
いったい何が起きたのか、
自前でインターネット上にサイトを構築したり。
ブログHPを作ったりしている人なら、
すぐに判る話なのですけど。
私も、
この愚痴ブログに広告バナーを掲載していますけど。
こういう出来合いの
アドネットワークを使うと。
たとえば
私が使っているのは
グーグルが用意している物ですが、
グーグルが用意したバナーなり、
スクリプト
サイトに組み込めば。
それだけで掲載側が他に何もすることはなく、
あとは、
グーグルが広告を集めてきて、
それを勝手に振り分けて配信してくれます。
そして、
掲載した側が、
広告主から掲載料を受け取る、というお手軽な仕組みです。
(当然グーグルが仲介料を中抜きしますけど)
ただし、
この場合、
配信される広告はグーグルが設けた基準・レギュレーションによって
規制された内容になります。
広告を掲載するサイト主は広告の内容を選ぶことは出来ません。
もしも、
サイト主が広告の内容について、
何かしらの規制をかけようとしたら。
たとえば
アダルト系とか情報商材系の広告は掲載不可、
とか。
そういう注文を付けようとしたら。
グーグルに、
別料金を払って配信内容にカスタム規制をかけてもらうか、
もしくは。
グーグルのような他者のシステムを利用せず、
自前で広告を集めて、
掲載可能なものだけ受け付けて掲載する、
とか。
このどちらかの手段しかありません。



ところが、
気象庁
今回新たに始めた民間広告掲載について。
その内容は、
完全に外部に丸投げ。お任せ状態で。
用意された
既存の広告配信システムを利用して、
ネット広告を表示するだけ。
とくに自前の細かいカスタマイズはしていなかったのだとか。
それじゃあ、
政府公式HPに不適切な広告が
掲載されるのも当然です。
官公庁用の細かい規制かけていないんだからw
ある程度の
商品品目、サービス職種、などの種類わけされた中から
リスクのある属性ははじく、
程度の選別はしていたのでしょうけど。
『お役所』の場合、
それだけでは足りないんですよねぇ(笑
足りないと言うより、
『お役所』に求められている『公共性』に
対応しきれない、というべきかな。

 

 

 

www3.nhk.or.jp

 

気象庁ホームページに不適切広告 掲載開始当日から

2020年9月16日 4時00分
15日から民間広告の掲載が始まった気象庁のホームページに、気象庁が定めた基準に違反するおそれのある不適切な広告が掲載されていたことが分かりました。気象庁は削除する対応を取っています。
気象庁はホームページの運営費の一部を賄うため、15日からホームページ上に民間の広告を掲載し始めました。
しかし、気象庁によりますと、午後2時に広告の掲載を始めて以降、掲載基準に違反するおそれのある不適切なものが見つかり、運用を委託した事業者が該当する広告を削除する対応を取っているということです。
気象庁が定めたホームページの広告の掲載基準では、法律に違反したり事実と誤認したりするような不適切な内容を含むものは掲載できないとしていますが、NHKの取材では、掲載されていた広告の中には医薬品の広告表示に関する法律などに違反するおそれのあるものが複数確認されました。
こうした不適切な広告が掲載される懸念は以前から指摘され、気象庁の関田康雄長官は7月の会見で「国のホームページにふさわしくないような広告は最初から排除するルールにする」と述べていました。
気象庁は「不適切だと判断されたものについては広告を削除するなど、運用する事業者と速やかに対応していく」としています。

 

 

www.sankei.com

 

気象庁長官「再発防止に努める」 HPに不適切広告

 気象庁は16日、ホームページへの広告掲載を同日午前に停止したと明らかにした。景品表示法違反(有利誤認)や医薬品医療機器法違反(誇大広告)などにあたる恐れがあり、同庁が定めた広告掲載基準に満たない広告が続出したため。15日午後2時から掲載を始めたばかりだった。
 気象庁の関田康雄長官は16日の記者会見で、「再発防止に努める」との考えを示した。
 同庁業務課によると、15日以降、16日午前9時までに約100の広告主が出した広告が基準違反のおそれのある不適切な内容と判断され、個別に掲載を停止。同日午前10時からすべての広告の掲載を停止した。
 広告自体は掲載基準を満たしていたが、広告をクリックすると、ブランド品を著しく安く販売したり、ヘアケア用品の効果が実際以上にあるよう表示したりするページに誘導される状態だったため、全体として基準違反と判断したという。
 広告は天気予報サイトを運営する「ALiNKインターネット」が配信。掲載基準に合致する広告のみ配信する契約だったが、同庁担当者は「フィルタリングが不十分だった可能性もあり、調査中」としている。