一部界隈では、
数日前から取り上げられていて。
大いに盛り上がっていた
このニュース。
記事になっていたので、
ブックマークを付けてみました。
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早くから、
新型コロナ肺炎の特効薬として
日本のマスコミが
やらたと取り上げて喧伝していた
『アビガン』が。
ついに
日本国内でも正式に認可を受けるために、
承認申請手続きに入ったことを
報じている記事です。
とはいえ、
まだ承認されたわけではないのですけど。
手続きに入る、
ということは。
認可を受けるために必要なデータが揃いました、
という表明ですから。
ほぼ、
認可は待ちがいないだろう、
というのが、
もっぱらの見通しです。
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ただまあ、
その後、
新型コロナウィルスが人体に作用する実態が明らかになるつれて。
重症化を防ぐには、
ウィルスの増殖を抑えるよりも
ウィルスが人体に引き起こす炎症――サイドカインストーム。
これをいかに抑えるか、
こちらの重要性が高くなり。
現状では、
治療のトレンドは後者の方が主流で。
アビガンが用いられる場面って、
それほど多くないのですよねぇ。
私たちが、
新型コロナウィルスの病状と思っていた大部分が、
この人体がもつ免疫反応の過大な炎症(サイドカインストーム)だった、
というのが、
これまでの治験のデータから明らかになってしまったので。
ウィルスの増殖を抑え込めても、
炎症が起きてしまうと手も足もでなくなる。
結果の前に、
アビガンを使用した治療の優先度としては、
それほど高くなくなってしまった。
というか。
それなりに
有用な薬剤である事は確かなのですけど。
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なんにしろ、
治療の選択肢が増えることは
喜ばしい限りです。
使われる機会が増えれば、
これまで知られていなかった効能が見えてくる、
って未来もあり得ますし。
それは、
副作用についてもいえることなのですけど(笑
「アビガン」10月にも承認申請…富士フイルム、コロナ治験で一定の結果
富士フイルム富山化学は23日、新型インフルエンザ治療薬「アビガン」について、10月にも新型コロナウイルス感染症の治療薬として承認申請をすると発表した。治験で、一定の結果が得られたとしている。
承認されれば、新型コロナ治療薬は、抗ウイルス薬「レムデシビル」、抗炎症薬「デキサメタゾン」とともに国内3例目となる。
アビガンは、同社が開発した抗ウイルス薬。新型インフルエンザウイルスの増殖を抑える働きがあり、新型コロナウイルスに対しても同様の効果が期待できるとして、3月末から治験が実施されていた。