kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

これはしようが無い ―― 中曽根元首相の葬儀、10月に 9600万円支出を決定

これ、
ネットの一部界隈で非難囂々、
大騒ぎになっていますけどね。
税金を支出することに大反対、って。
でもさ、
そういう文句を付けられるのも、
税金を支出することが決定しているから
個人の葬儀が『公務』的な性格を帯びるので、
納税者たる
国民が口出しを許されるわけで。
これが、
完全に個人支出での『私葬』になってしまったら。
文句を付けた人は皆、
名誉毀損による賠償請求』の対象になりますよね。
それに
『私葬』である以上、
その場で行われたことは、
すべて『個人情報』という壁に阻まれて、
一切非公開になって、国民には知るすべが無くなってしまいます。
さらに、
面倒なのは。
世界各国から要人が集まってきた場合に、
その警護に必要な費用、対策は、
国が『治安維持』の名目で、
責任を負わなければならない、という点です。
中曽根家も道義的な責任を追及されることには
なるでしょうけど。
そもそも
犯罪を防止するのは
国家の役割ですからねぇ。
個人には、
それに必要な権力は与えられていません。
法治国家では、
国家が個人からそれらの権力を取り上げるかわりに、
国家が責任を持って対処する形式になっています。
つまり、
中曽根家の個人葬の場合でも、
弔問に訪れた要人に危害が加えられた場合、
最終的に責任を負わされるのは、
喪主の中曽根家ではなくて、
日本という国家であり、日本国民、だという。



ならば、
最悪の事態を避けるために、
日本政府が警護を付ける、
となると。
当然『現場を仕切らせてください』となる。
そうなると、
『じゃあ、いちいち指図するなら、
 その分の費用全部もってくださいよ』
となりますよね。
というか、
そうならざる得ない。
その上で、
国民としては、
この約9600万円の支出内訳が適切なのかどうか。
そこを見て判断するしか、
選択肢が残されていないわけです。
で、
肝心なのは。
費用9600万円の内訳、使途目的。
いったい何にどれだけ支払うのか、
なのですけど。
そこは、
一切ニュースで明らかにされていない、
という。
なんというか、
日本メディアの
『報道力』って言えばいいのかな。
『取材力』と言うべきなのか。
ほとんどゼロに近いか、マイナスじゃないですかねぇ。
自分たちが
何を伝えようとしているのか、
伝えるべき内容はなんなのか。
まったく理解していない、
ただただ、
与えられた情報を垂れ流しているだけ、
という。
『角度を付ける』ことばかり繰り返していたので、
情報を取捨選択する能力というか、
『取捨選択する』=『角度を付ける』と混同してしまって。
ジャーナリズム本来の
『取材』が出来なくなっているのではないかなぁ。
出来ない、というか。
やり方が判らない、みたいな。

 

 

中曽根元首相の内閣・自民合同葬 9600万円支出決定:朝日新聞デジタル

これは政府が金を出すのが正しい。政府が税金を出すから国民には文句を付ける権利があるわけで。個人任せにしたら『取材拒否』『名誉毀損で賠償請求』されても当然になってしまう。それは困る。

2020/09/26 11:10

 

 

中曽根元首相の葬儀、10月に 9600万円支出を決定

 政府は25日、昨年11月に死去した中曽根康弘元首相の「内閣・自民党合同葬」の経費として、今年度予算の予備費から約9643万円を支出することを閣議決定した。合同葬は10月17日に東京都内のグランドプリンスホテル新高輪で営まれる。葬儀委員長は菅義偉首相(自民党総裁)が務める予定。当初は今年3月に予定していたが、新型コロナウイルス感染症が広がった影響で延期していた。