なんというか、
事実上の『倒産宣言』ですね。
事業の継続を断念する……という発表ですから。
借金を増やして、
首が回らなくなってしまう前に。
自主的に
事業を停止し、
会社を整理する、
という。
新型コロナの感染拡大で、
もっとも影響を受けた業種の一つが、
航空業界だったわけですが。
その中でも、
財務体制が貧弱なＬＣＣ（格安航空会社）が
ついに倒れました、
というニュースです。
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まあ、
来るべき物がきた、と言ってしまえば
それまでな内容なのですけど。
これ、
その背後にあるものを見ると
けっこうな大問題なんですよね。
この手の航空会社って、
東京オリンピック2020の需要を当て込んで、
いわゆる
海外からオリンピックに合わせて
日本観光へ訪れる、
オリンピック特需。
それを目的に
設立されたもので、
もちろん、
それだけではなくて。
経済成長、躍進が著しい
東南・南アジア諸国からの日本観光や
ビジネスでの利用、
なども計算して。
ＬＣＣが主流な
アジア諸国が日本路線の開拓に参入してきた、
と。
そういう経緯があった上で、
世界的な一大イベントである、
東京オリンピック2020の特需に合わせて。
活動を広げてきたわけですよ。
それが、
ここへ来て、
オリンピック直前に
それこそ、
オリンピック開幕まで１年を切りました、
という時期に。
事業の停止、撤退を宣言したのですから。
会社の見通しとして、
来年の
東京オリンピック2020開催、
オリンピック特需は見込めない。
と。
今回の決断は、
そのように
宣言したにも等しい内容です。
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もちろん、
会社にはそれぞれの事情があっての決断ですから。
部外者がいちいち口を挟む内容ではないのですけど。
ただ、
こういう『企業の撤退』が続くと、
それが
社会の空気を醸成していくのも
事実です。
今後も、
このような事例が続けば、
来年のオリンピック開催には
大きなマイナスになるのは
間違いありません。
そうなってくると、
オリンピック開催を期待している
一国民として、
『ハイハイそうですか』と
あっさりスルーできませんよ。
とはいえ、
それでは具体的に何が出来るのか、
となると。
うーん……
茨城－千歳路線とか、
利用できる路線があれば。
そちらに乗り換えて、
積極的に利用したり出来るのですけど。
中部では、なぁ……
それなら
政府に頼んで、とかも、
政府がアレコレ口出しできる物でもないですし。
さて、
どうしたものか……
エアアジア・ジャパン、全路線廃止を届け出…コロナで事業継続断念
中部国際空港（愛知県常滑市）を拠点とする格安航空会社（ＬＣＣ）の「エアアジア・ジャパン」は５日、事業の継続を断念すると正式に発表した。同日、国土交通省に１２月５日付で全４路線を廃止すると届け出た。新型コロナウイルスの感染拡大による利用者の減少が理由。コロナの影響で、国内の航空会社が事業を撤退するのは初めて。
