このニュース、
公表されてから1週間ほど経過したのですけど。
その後、
続報が出ていません。
今のところ、
新型コロナワクチンの臨床試験は中断されたまま。
何が起きたのか、
いったい
どうして臨床試験を突然中断したのか、
どんな不具合、
副作用が起きたとしてその具体的な症状の内容、
とか
詳細すら発表されていない。
という、
なかなか大事になってきています。
まあ、
大事とみているのは私だけかもしれませんけど(笑
というのも、
新型コロナのワクチン開発を進めているのは、
今回
臨床試験を中断した製薬会社、だけではなくて。
世界中の
製薬会社とそこに国家も加わって
ドコドコやってますからねぇ。
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実際、
今回
臨床試験を中断した製薬会社とは
別の製薬会社で開発を進めている
新型コロナのワクチンが
いよいよ
来月に
実用解禁となるそうで。
一つが目詰まりを起こしても、
他がカバーする……
と
楽観的に言えるほど
恵まれた状況には無くて。
なんといっても、
必要とされている『需要』に対して、
現在、
開発から実用まで進んだワクチンの生産数『供給量』が
圧倒的に不足しています。
とてもではないが、
どう考えても
全員にまで回りません。
奪い合いです。
そういう状況下で、
数少ない生産ラインの一角が、
活動停止になる、とか……
やはり
『一大事』だと思うのですが。
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情報が出てこないんですよねぇ。
まあね、
日本の製薬会社ではないので、
日本の大手メディアはまったく取材してないし。
現地アメリカは、
来月に迫った大統領選投票日に向けて。
大騒ぎの状況で、
それ以外のニュースはほとんど消えてしまって。
大統領選挙関連一色に違い状況ですからねぇ。
すでに、
一部地域では、
『郵便投票』みたいな
実質前代未聞の投票が進められていて。
これがトラブル発生。
すぐさま大騒動になっていたり、して。
それを
トランプ大統領が『口撃』したり、
その
トランプ大統領の発言を
反トランプ陣営が『口撃』したり、
と。
ネタに事欠かない状況ですからねぇ。
いま、
アメリカのメディアを賑わせているニュースは
そんなのばかりで。
コロナ関連の情報は
ほとんど、
まったくと言ってもいいほど
俎上にあがってきません。
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やっぱり
アメリカ国民的には、
実は
あまり関心がない、のかな。
ジョンソン・エンド・ジョンソン ワクチン臨床試験 一時中断
アメリカの製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソンは、開発中の新型コロナウイルスのワクチンの臨床試験を一時的に中断したことを明らかにしました。会社は中断の理由を「試験の参加者に原因不明の症状が出たため」としています。
ジョンソン・エンド・ジョンソンは12日、アメリカなどで行っている開発中の新型コロナウイルスのワクチンの臨床試験を一時的に中断したことを明らかにしました。
中断の理由は「臨床試験の参加者に原因不明の症状が出たため」としていますが、具体的にどのような症状が出たのかは明らかにしていません。
ジョンソン・エンド・ジョンソンは先月から世界各国で最大6万人を対象に、最終段階となる第3段階の臨床試験を始めていて、「大規模な臨床試験で重大な有害事象が起きることは珍しいことではない。注意深く医学的な情報を検証して再開の判断を行う」としています。
今後、独立した委員会がデータをもとにワクチンとの関連を検証し、再開の判断を行うとしています。ジョンソン・エンド・ジョンソングループの医薬品部門として、新型コロナウイルスのワクチンを開発しているヤンセンファーマの日本法人によりますと、日本国内でも先月から臨床試験が行われています。
20歳から55歳までと、65歳以上の高齢者合わせて250人を対象に3段階のうち第1段階にあたる試験を行っていましたが、13日から一時的に中断しているということです。
ヤンセンファーマの日本法人は「現在、情報を収集中で詳細についてはコメントできない」としています。ワクチン開発に詳しい東京大学医科学研究所の石井健教授は「ワクチンの臨床試験が一時的に中断することは珍しいことではない。中断したことをもって、『ワクチンは危ない』といった過剰な反応が広がることも、避けなければならない。臨床試験の一局面がニュースになること自体が異常な事態で、臨床試験の進み具合に一喜一憂するべきではない」と指摘しています。
さらに「ワクチンが開発されても、一般の人たちに行き渡るまでには時間がかかると思われるし、接種によって全く安心とか、元どおりの生活に戻ることができるといったわけでもないことは、多くの人が認識していると思う。冷静になって詳細な情報を見極めるべきだ」と話しています。加藤官房長官は午後の記者会見で「企業に対して詳細な報告を求めており、今後、得られる情報に基づき、対応を検討する。いずれにしても、ワクチンについては、来年の前半までに国民が接種できる量を確保するとともに、安全性・有効性をしっかり確保していくことが求められていると思う」と述べました。
ファイザー 新型コロナワクチン 11月後半にも使用許可申請へ
アメリカの製薬大手ファイザーは、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、効果が確認されれば、11月後半にも規制当局に緊急使用の許可を申請する見通しを明らかにしました。
アメリカの製薬大手ファイザーはドイツの企業とワクチンを開発していて、現在、最終段階となる第3段階の臨床試験を行っています。
16日、ファイザーのブーラCEOは今後の開発の見通しについて声明を出し、「効果と安全性を慎重に検証し、さらに、製造過程で高い品質を実現することが重要だ」として効果と安全性、品質の3つの条件を満たすことを目指していると述べました。
そして、「ワクチンに効果があるかどうかは今月末にわかるだろう」とし、効果が確認できた場合、安全性に関するデータがそろう11月第3週以降にアメリカFDA=食品医薬品局に対し、緊急使用の許可を申請する見通しを明らかにしました。
ファイザーのワクチンは開発が最も進んでいるものの一つで、今回の発表で、アメリカのトランプ大統領が繰り返し言及してきた大統領選挙の前のワクチン実用化は実現が厳しくなっています。