kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

しっかり区別されるようになりましたw ―― 「日本食」のはずが中華風に英料理番組批判殺到

ちょっと
面白いニュース記事を見つけたので、
ブックマークを付けてみました。
イギリス放送が
日本をテーマにした料理番組を放映したところ、
けっこうな批判が寄せられた、
という内容です、けど。
その批判コメントが
なかなか興味深い内容になっています。



昔は、
といっても50年くらい前の話になりますけど。
日本食というか和食というか。
日本の料理って、
中華料理の亜流というか、出来損ない、程度の
認識というか。
欧米人には。
そのくらいのイメージしか持たれていませんでしたからねぇ。
そもそも、
中華料理含めて、
アジア料理全般について、
欧米は
まったく興味を持ってなかったですし。
一つには、
日本や中国、その他のアジアを
訪れる欧米人がほとんど居なかった、という点。
それから、
日本の食材が
いまほど輸出されていなかった、
また
海外で生産されることがなかった、
そのため
海外での流通量がほとんどなく。
日本食を海外で再現することがこんなんだった。
という事情もあります。
料理って、
その土地に根ざした食材を調理して成立している、
地産地消』で成り立っている面が大きかったりして。
同じ名前が付いた食材でも、
所変われば品変わる。
風味が全く別物なので、
出来上がった料理も別物になってしまう。
無理に作ろうとすると
ゲテ物になってしまう。
海外で
日本食を作るのには
そういう難しさがありました。
なので、
調理困難な日本食
知る人もほとんどいない需要も無い海外で作ろうとする人は
ほとんどいませんでした。



それが今や、
こうして海外の番組に取り上げられて。
現地の人から
間違いが指摘されるほどに
認知、周知されている、とか。
なかなか感慨深いものがあります。
『蒸しまん』とか
日本国内の呼び方からし
『中華まん』って呼ばれていたりしますしw
日本の饅頭だって、
もとをたどれば、
中華料理の点心から取り出した物ですし。
その違いを
イギリス人がしっかり指摘する、とか。
すごい
進歩ですよねぇ。



ただ、
そんな風にこれまでの日本食のイメージに照らして。
違和感が覚える内容がある
反面、
日本食のイメージが、
私たち日本人が想像している以上の広がりを見せている、
その事実を知らされた、
という点もあって。
これはこれで、
なかなか興味深いですねぇ。
今回の番組では、
『カレーライス』とか『ラーメン』とか『カツ丼』くらいまで、
日本的にローカライズされた料理は
出てこなかったようですが。
そういうものが出ていたら、
視聴者の反応も、
また
違ったものになったのでしょう。
この先、
海外発の
そういう日本食
日本に逆輸入されて
一大ブームになる日が、くるのかな。

 

 

 

www.jiji.com

 

日本食」のはずが中華風に 英料理番組に批判殺到

 【ロンドン時事】英放送局チャンネル4の人気料理番組で、日本をテーマに料理の腕を競うはずが、出場者が中華風やインド風の料理をつくってしまい、批判が殺到する事態となった。英紙インディペンデントは「無知で差別的だ」との視聴者の声を伝えている。
 この番組は27日夜に放送された「ブリティッシュ・ベイクオフ」。アマチュアの料理人たちが毎週与えられたテーマに沿って料理をつくり、その出来栄えを競う。今回の放送では「日本」がテーマとなり、「蒸しまん」「抹茶ミルフィーユ」「KAWAII(かわいい)ケーキ」の三つが課題として設定された。
 ただ、出場者の一人は蒸しまんをパンダの顔のように飾り付けたほか、別の出場者もインドの食材を多用して「カレーまん」を創作。「かわいいケーキ」でも、日本のシバイヌに似せた飾り付けをした出場者もいたが、総じて抹茶パウダーを使用する以外は日本らしさに乏しかった。
 大衆紙サンは「蒸しまんはそもそも中華料理だし、『かわいいケーキ』も日本文化のキュートな側面に触発されているが、日本料理の一部ではない」と課題設定を疑問視。同デーリー・ミラーは「ソーシャルメディアは日本と中国の混同による『穏やかな差別』をめぐって論争するファンであふれている」と報じた。
 チャンネル4によると、この放送は平均で約700万人が視聴し、チャンネル占拠率は33%に上った。当日で最も視聴された番組になったという。