kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

これじゃ分断は続くだろうヨ ―― バイデン前副大統領が勝利宣言「分断ではなく結束を」

さて、
アメリカの主要メディアが揃って
バイデン氏の『当選確実』を報じて。
それを受けて、
バイデン氏が勝利宣言をしました。
アメリカ大統領選挙、ですが。
その宣言の中で、
『分断ではなく結束を』
とか呼びかけていましたね。
テレビ中継が入っている
カメラの前で笑顔で訴えていました。



いや、無理だろ。その言い方、発言内容じゃ。
だって、
どう見てもそれ、
勝ったのは俺たちだ!
 お前たちは負けたんだから従えよ!

上から目線で命令しているようにしか
聞こえません、見えません、って。
丁寧な日本語に訳されていましたけど。
発言のニュアンスとしては、
ほぼ上に書いた通りですよ。
まあ、
実際、
露骨に挑発する物言いは
避けていましたけどネ。



彼の人、バイデン氏と、
彼を頭にいただく民主党の人たちが、
本当に、
トランプ支持者との融和を望むのなら。
いまだ、
開票作業は終わっていない現実、
そして、
再集計も残っている現実、
その点に触れて、
そういう厳しい現実を踏まえた上で、
『この厳しい現実を乗り越えるために力を貸してほしい』と
もっと具体的な言葉で、
ハッキリと訴えるべきでした。
まあ、
これはアメリカの流儀として。
難しいのは分かります。
勝者が敗者にへりくだる、
『弱気』と見られてしまいますから。
下手すると、
バイデン氏の支持者から
強烈な反発をくらいかねません。
というか、
これまでのアメリカの流儀なら、
確実に身内からの反発、
不満の声が爆発しますね。



でも、
そういう
アメリカの流儀が行き着いた先が、
今の、
国を二分する強固な分断であるのですから。
これまでと同じ価値観の中で、
その価値観から出てきたやり方を踏襲している限り、
分断された現状は変わりませんよ。
相手はそれを否定して、
トランプ氏に投票したのですから。
当然の結果です。



本当に、
これから
アメリカの分断を克服し、
融和を目指すのなら。
今回の勝利宣言の中で
もっと、
相手方について言及する文言、
発言量を増やすべきです。
全体の半分、は行き過ぎだとして、
せめて3分の1から4分の1くらいは。
トランプ支持者へ訴えかける
言葉を盛り込んで。
とにもかくにも、
何よりも、
『一つのアメリカ、そして世界一のアメリカを取り戻す』
それを訴えるべきでした。
まあ、
こんなところで
サラッと書いているような
簡単な話じゃないのは
重々承知の上で。
敵から憎まれ叩かれ、
味方からは
背中から切りつけられて。
ズタズタボロボロになる茨の選択ですから。
でもさ、
誰かが、
具体的に命がけでそこへ踏み込んで、
前のめりに倒れて、
知らしめて。
そこまでやって、
ようやく
言葉が
『口先だけじゃない』
真実の力を帯びて。
相手の心に響くようになる。
というか、
そこまでやらないと、
敵対している相手に届きません、って。
耳を傾けてすらもらえない。
表面を取り繕って、
見かけだけは消えたように見えても。
この先も分断は根は深く残ったまま、
延々と続いていく。



アメリカは、
この混沌をいつまで続けるつもりなんですかねぇ……

 

 

 

www3.nhk.or.jp

 

バイデン前副大統領が勝利宣言「分断ではなく結束を」

アメリカ大統領選挙で当選確実と伝えられた民主党のバイデン前副大統領は演説して勝利を宣言し、「分断ではなく結束を目指す大統領になる」と述べて国民の融和を訴えました。しかし、トランプ大統領は選挙で不正が行われたとして、法廷闘争を続ける姿勢を示していて、今後の対応や支持者の動向が焦点になっています。
3日に投票が行われたアメリカ大統領選挙トランプ大統領民主党のバイデン前副大統領が激しく競り合い、各州での開票作業が進む中現地の主要メディアは、バイデン氏が当選を確実にしたと一斉に報じました。
これを受けてバイデン氏は7日夜、日本時間の8日午前、地元デラウェア州で演説を行い、「この国の人たちがもたらした明白な勝利だ。人々の勝利だ」と述べて勝利を宣言しました。
そのうえで、「私は分断ではなく結束を目指す大統領になる。トランプ大統領に投票した人の失望も理解できる。激しい言葉をやめ、相手を敵視するのはやめよう。みなアメリカ人なのだ。今こそアメリカを癒やすときだ」と述べて国民の融和と団結を訴え、新型コロナウイルス対策など、来年1月の政権発足に向けて準備にとりかかる考えを明らかにしました。
バイデン氏は当選が確定すれば、来年1月に第46代大統領に就任して民主党が4年ぶりに政権を奪還し、トランプ政権は1期4年で終わることになります。
バイデン氏は11月20日に78歳の誕生日を迎え、大統領に就任すれば2017年に当時70歳で就任したトランプ大統領の記録を更新してアメリカ史上、最高齢の大統領となる一方、トランプ大統領は1992年の選挙で当時の共和党ブッシュ大統領が敗れて以来、28年ぶりに2期目の再選を果たせなかった大統領となります。
バイデン氏に先だって副大統領候補のハリス上院議員も演説し、「私は副大統領になる初めての女性かも知れないが、最後ではない」と述べて、アメリカは可能性の国だと強調しました。

トランプ大統領「まだ終わっていない」
一方、トランプ大統領はバイデン氏の当選確実の報道を受けて声明を発表し、「大統領選挙はまだ終わっていない」と訴えました。
さらにツイッターに「私は7100万の合法な票を獲得し、選挙に勝った」と投稿して敗北を認めず、みずからが勝者だと主張しました。
トランプ大統領は選挙で不正があったとして、週明け以降、法廷闘争を本格化させる考えを示していて、今後の対応や、支持者の動向が焦点になっています。

トランプ大統領の弁護士「裁判所が勝者を決める」
トランプ大統領の顧問弁護士のジュリアーニ氏は記者会見を開き、「大統領が負けを認めることはない。不正が行われているからだ。メディアが勝者を決めるわけではない。裁判所が決めるのだ」と述べて、トランプ大統領がメディアの当選確実の報道を受けて敗北を宣言することはないという見方を示した上で、訴訟を起こして対抗する姿勢を明確にしました。

専門家「日米関係大きな変化なし」
アメリカ大統領選挙民主党のバイデン前副大統領の当選確実が伝えられたことを受けて、元外交官で立命館大学客員教授の宮家邦彦氏は、今後の日米関係について「大きな変化はなく、予測可能性が高まるのでやりやすくなるのではないか」という見解を示しました。
宮家氏は、今後の日米関係について、「日米関係は、基本的にインド太平洋地域が自由で開かれていてルールに基づく活動が行われているというのが共通の利益なので、その共通の利益があるかぎり、誰が大統領になっても大きな変化はないと思う」と述べました。
そして、「変化があるとすれば、アメリカ側が関係省庁との連絡を取りながら政策を積み上げるよりオーソドックスなやり方に変わるくらいだろう。日米は何十年もつきあっており、ある程度、やり方もわかっているので、あまり心配していない」という見方を示しました。
その上で、日米両首脳の関係について、「バイデン氏は国際協調や同盟国の重要性を考えている人なので、日本としては予測可能性が高まるという意味でやりやすいのかもしれない。首脳どうしの個人的関係もさることながら、話す中身とお互いの信頼関係が大切なので、奇をてらわない形でつきあいができると思う」と述べ、中国との関係や北朝鮮の問題などさまざまな外交課題について共通の理解を確認した上で地道に話し合いを続けることが大切だと指摘しました。

ホワイトハウス近くでは喜びの声
民主党のバイデン前副大統領の当選が確実になったことが伝えられると、ホワイトハウス近くの広場には人々が集まり、喜びの声を上げました。
首都ワシントンで教員を務めるという女性は「先ほど、携帯の通知を見てバイデン氏が勝利したと知りました。アメリカにとってすばらしい日になりました」と話していました。
隣接するメリーランド州から家族と訪れたという男性は「やっとアメリカがどんなにすばらしい国かを証明することができました。記念するべき瞬間です」と話していました。

オバマ前大統領「彼にチャンスを」
歴代の民主党の元大統領たちがツイッターに相次いでメッセージを投稿しました。
このうちオバマ前大統領は声明をツイッタ-に投稿し「今回の選挙は、前例のない状況下で、かつてない数の人たちが投票した。全ての票が数えられたら、バイデン氏とハリス氏の歴史的で決定的な勝利となるだろう」と述べ、祝福しました。
また「バイデン氏は大統領に就任したあと、猛威を振るう新型コロナウイルスや民主主義の危機、気候変動リスクなど、多くの困難に直面することになる」と述べました。
そして選挙の結果がアメリカの深い分断を示しているとした上で、「バイデン氏は、彼に投票した人であろうとなかろうと、すべてのアメリカ人の最善の利益のために尽くすだろう。このため、私は全てのアメリカ人に、彼にチャンスを与え、手を貸すように促したい」と述べました。

クリントン国務長官アメリカの新たな1ページ」
前回の大統領選挙で、トランプ氏と争った民主党ヒラリー・クリントン氏は7日、ツイッターに「有権者たちは話し合い、バイデン氏とハリス氏を次の大統領と副大統領に選びました。これは歴史を作る切符で、トランプ氏への否定と、そしてアメリカの新たな1ページです。実現させたすべての人たちに感謝します」と投稿しました。

共和党からも祝福の声
共和党の関係者もツイッターで祝福のコメントを投稿しています。このうちミット・ロムニー上院議員は「大統領に選ばれたバイデン氏、副大統領に選ばれたハリス氏にお祝い申しあげます。2人が善良で称賛すべき人物であることは知っています。彼らのこれからに神のご加護がありますように」とコメントしています。
また、2001年から大統領を務めたブッシュ元大統領の弟で、元フロリダ州知事のジェブ・ブッシュ氏は「大統領に選ばれたバイデン氏へ、おめでとう。あなたの成功を祈っている。いまは深い傷を癒やす時だ。あなたが導いてくれることを多くの人たちが期待している」と投稿しました。
ジェブ・ブッシュ氏は2016年の大統領選挙に向けた候補者選びで共和党から立候補し、トランプ大統領と戦いました。

 

 

 

www.nikkei.com

 

「分断でなく結束めざす大統領に」バイデン氏勝利宣言全文

米大統領選で当選を確実にした民主党候補のジョー・バイデン前副大統領は7日夜(日本時間8日午前)、デラウェア州ウィルミントンで支持者の前で演説した。米大統領選での「明らかで納得のいく勝利」を宣言すると同時に、「分断ではなく結束を目指す大統領になる」と語った。全文は以下の通り。

■米国の魂を立て直す
米国人たちよ。このダンスパーティーに私を招いてくれた米国人、デラウェアの人たちよ。国民が声を上げ、我々を明らかな、納得できる勝利に導いてくれた。大統領選の歴史上、最も多くの票を得た。7400万票だ。
私は驚きを隠せない。今晩、我々はこの国、町、あらゆる場所に、世界に広がる、ほとばしる希望の喜びを目にしている。明日への新たな信念と、より良き日を迎える希望だ。あなたが私に与えてくれた信頼と自信を謙虚に受け止める。分断させようとするのではなく、結束させる大統領になることを誓う。赤い州青い州ではなく、ただ米国だけを見ることを誓う。
心から、あらゆる人の信頼に応えるために働く。米国はそうあるべきだ。私たちは国民のための政権だ。米国の魂を立て直す。米国の屋台骨を建て直し、中間層を再構築し、米国を世界から再び尊敬される国にする。私の人生において、多数の米国人が我々の理想像に投票してくれた。そしてその理想像は現実になり、我々の仕事となる。
私はジルの夫だ。彼女の愛と絶え間ない支援がなければここにはいなかった。息子のハンター、娘のアシュレー、孫たち、親戚と家族たち。ジルは母であり教育者で、人生を教育にささげてきた。米国の全ての教育者たちにとって偉大な日だ。教育者の一人をホワイトハウスで迎えるのだから。ジルは素晴らしいファーストレディーになるだろう。とても誇りに思う。
素晴らしい副大統領、カマラ・ハリスと働けることは光栄だ。彼女は女性かつ黒人で南アジアの祖先を持つ移民2世で初めて米国の国政選挙で選ばれた人物だ。何年も懸命に戦ってきた人がいるなか、ずっと先延ばしになっていた。だが米国は再び、道徳の弧を正義の方向へと向けた。カマラと(夫の)ダグ、好むと好まざるとにかかわらずあなたは家族だ。名誉にもバイデン家の一員だ。
新型コロナウイルスの)パンデミック(世界的大流行)下で、投票所でボランティアや働いてくれた人々、各地の選挙管理担当者の方々は米国全体の感謝に値する。私の選挙チームとあらゆるボランティアで協力してくれた人、この瞬間を迎えるために尽くしてくれた人にあらゆる恩を受けた。我々を支援してくれた全ての人々へ、我々の選挙活動を誇りに思う。
我々は歴史上最も幅広く多様な連合を組んだことを誇りに思う。民主党共和党、独立派、急進左派(プログレッシブ)、穏健派、保守派。若い人、年老いた人、都市部、地方に住む人、ゲイの人、そうでない人、トランスジェンダー、白人、ラテン系、アジア系、米国先住民の人。特にこの選挙活動が停滞していたときに、アフリカ系米国人の共同体が私のために立ち上がってくれた。
彼らはつねに私を支えてくれ、私もあなた方を支える。私は選挙活動の初めから、この選挙戦を米国を代表するものにしたいと言ってきたし、そうした。今度は、政権をそのようなものにしたい。
トランプ米大統領に投票した人々は今夜、落胆しているだろう。私自身も(大統領選への立候補で)2度撤退している。今度はお互いに機会を与えよう。暴言をやめて冷静になり、もう一度向き合い、双方の主張に耳を傾けるべきだ。前に進むために、互いを敵とみなすのはやめなければいけない。私たちは敵ではない。私たちは米国人だ。
聖書は全てのことに季節が巡っていると教えてくれる。立て直し、稲穂を刈り取り、種をまき、傷を癒やす時だ。米国の傷を癒やす時が来た。

■新型コロナを制御
今や選挙戦は終わった。人々の意志は何か。私たちの使命は何か。私は、米国民が私たちに、品位と公正の力を導くことを求めたと信じている。私たちの時代の大きな戦いのなかで、科学と希望の力を導くことを求めた。ウイルスを制御し、繁栄を築き、あなたたちの家族の健康を守るために戦う。
この国の人種的平等を達成し、構造的な人種差別を根絶するために戦う。環境を守るために戦う。品位を回復し、民主主義を守り、この国のすべての人に公正な機会を与えるために戦う。
私たちの仕事は新型コロナを制御することから始まる。ウイルスを制御下に置くまでは、経済を修復し、活力を取り戻すことはできない。孫をこの手に抱いたり、誕生日や結婚式、卒業、あらゆる人生で最も貴重な瞬間を味わうことはできない。
月曜日(11月9日)に、私は一流の科学者と専門家のグループを政権移行のアドバイザーとして指名し、新型コロナ対策の「バイデン・ハリス計画」を作り、2021年1月20日(の就任日)から始める政策の青写真を描く。その計画は科学に基づいて作られ、思いやり、共感、そして懸念に配慮したものになる。パンデミックを好転させるための努力や責任を惜しまない。
私は誇り高き民主党員だが、米国の大統領として統治する。私に投票しなかった人々のためにも、私に投票した人々に対するのと同じように一生懸命働くつもりだ。

■党派を超え協力を
この厳しい悪夢の時代に今ここで終わりを告げよう。民主党員と共和党員が互いの協力を拒否したのは、われわれの制御が及ばない不思議な力によるものではない。全ては決断であり、私たちの選択に尽きる。私たちは協力することを選択できる。
これは米国民から私たちに与えた使命だと確信している。彼らの利益のために協力することを望んでおり、それが私の選択だ。私は議会、民主党員、共和党員に対して、私と同じ選択をとることを呼びかけていく。
米国の物語は、ゆっくりと着実に、チャンスを広げている。間違いをおかしてはならない。多くの夢はあまりにも長い間かなわなかった。私たちはこの約束を、人種や信仰、アイデンティティー、障害に関わらず、全ての人にとって現実のものにしなければならない。
米国は常に、私たちが何者なのか、何を目指しているのかという難しい選択を下した際に転換点を迎えてきた。これまでのリンカーンルーズベルトケネディ、そしてオバマといった歴代大統領が証明している。「Yes We Can(われわれはできる)」。
私たちはいま、転換点に立っている。絶望に打ち勝ち、繁栄と目的のある国を築くチャンスがあり、それができると知っている。私たちは、米国の魂を取り戻さなければならない。米国は、天使と悪魔の絶え間ない戦いによって形作られてきた。今夜、私たちの天使が勝つ時がきた。全世界が米国に注目している。私たちが模範となって、導かなければならない。

■可能性の国に
私は常に、米国を一言で定義できると信じてきた。「可能性」だ。米国では全ての人が夢をかなえる機会が与えられるべきだ。この国の可能性を信じ、常に先を見据えている。自由で公正な米国、尊厳と敬意を持って雇用を創り出す米国、がんやアルツハイマーなどの病気を治す米国、誰も置き去りにしない米国、決して諦めない米国に向かっていく。素晴らしい国で素晴らしい人々がいる。これが米国だ。私たちが力を合わせれば、不可能なことなどない。
投票日までの最後の数日間、私と私の家族、そして亡くなった息子のボーにとって大きな意味を持つ賛美歌について考えていた。それは私自身を支える信念であり、米国も支えると信じている。今年、恐ろしいウイルスで愛する家族を失った人たちの慰めになるよう願う。私の心はあなた方一人ひとりに向けられている。この賛美歌があなたの慰めになることを祈る。
「(賛美歌を引用して)神はあなたをワシの翼で持ち上げ、夜明けの吐息で支え、あなたを太陽のように輝かせ、そしてあなたを神の手のひらの上で抱きしめる」――。そして今、ともに「ワシの翼」で神と歴史が求める仕事をしよう。
心を込め、しっかりとした足取りで、米国とお互いを信じ、国への愛と正義への渇望を持って、私たちが目指す国を作り上げよう。国は団結し、強くなり、そして癒やされる。子どもの頃、祖父に言われた。「ジョー、信念を貫け」。祖母が生きていたときは、「ジョー、信念を広めよ」と。米国に神のご加護を。神が私たちを守ってくださいますように。ありがとう。