史に名を刻むような天才でも。
順風満帆、
すべてが完璧、絶対無敵、
には
ほど遠く。
手に入らない物もある。
失うこともある。
・
・
・
『光』だけでなくて、
そういう
『影』の部分を伝えることも。
大事だと思うのです。
歴史に名前を残す人というのは、
失敗にめげずに乗り越えて
実績を積み重ねていくからこそ。
名前が残るのだという。
当たり前の事実なのですが。
『光』輝く面ばかり見ていると、
そういう
当たり前の事実を見失いがちになります。
・
・
・
まあねぇ、
大手マスコミにとって必要なのは
『英雄』であって。
『人間』に興味はない。
という。
金儲け主義にとって、
『影』の部分を取り上げても
お金になりませんからねぇ。
そんな価値のない情報にわざわざ手間暇かけよう、
とか。
そんな酔狂している暇はないのでしょうけど。
藤井聡太二冠 通算200勝 18歳4か月 歴代トップ棋士で最年少
将棋の藤井聡太二冠が、20日の対局で勝って、通算200勝を達成しました。18歳4か月での達成は、歴代のトップ棋士の中で最年少です。
藤井聡太二冠は20日、東京の将棋会館で、八大タイトルの1つ「王将戦」の挑戦者決定リーグ戦に臨み、木村一基九段と対局しました。
木村九段は、藤井二冠がこの夏の「王位戦」七番勝負で4連勝してタイトルを奪った相手で、藤井二冠は今回も優勢に対局を進めて午後7時20分、101手までで勝ちを収めました。
日本将棋連盟によりますと、藤井二冠はこれで、テレビで未放送の対局を含めた成績が200勝40敗となり、プロ入りから4年1か月で通算200勝を達成しました。
藤井二冠は現在18歳4か月で、歴代のトップ棋士の中では、羽生善治九段の19歳1か月を抜いて、最年少で200勝に達しました。
一方、プロ入りから200勝までの期間は、羽生九段の3年11か月に次いで2番目に短いということです。
対局のあと藤井二冠は、
「序盤は忙しい形になってしまったが、最後はなんとか詰ませることにつながったのかなと思います」と振り返ったうえで、200勝達成について聞かれると、「全く気付いていなかったんですけど、これからも実力を高めて積み上げられるように頑張りたいと思います」と話していました。
藤井二冠は今回の挑戦者決定リーグ戦で、3連敗のあと3連勝したもののリーグへの残留はならず、来期の王将戦は二次予選から参加することになりました。
200勝の藤井2冠、同星も降級「しょうがない」
将棋の藤井聡太2冠(18)が20日、通算200勝を達成した。第70期王将戦挑戦者決定リーグ戦(東京・千駄ケ谷「将棋会館」)で木村一基九段(47)を下した。これで未放映のテレビ棋戦も含めて200勝40敗とした。勝率8割3分3厘は最高記録。18歳4カ月1日での達成も最年少。デビューから4年1カ月19日での達成は、羽生善治九段(50)の3年11カ月6日に次ぐ。リーグ成績は3勝3敗で、同所で永瀬拓矢王座(28)を下した広瀬章人八段(33)と並んだが、広瀬の順位(序列)が上のため、初のリーグ降級となった。
藤井は大記録に気付いていなかった。リーグ残留だけを考えていた。木村を下したが、広瀬が永瀬に勝ったため同星ながら、順位の低さに泣いた。昨年挑戦者争いの末に敗れた広瀬に再度、勝負の世界の厳しさを突きつけられた。「しょうがないのかなという気がします」。現実を受け止めるしかなかった。
7月に初タイトルの棋聖、8月に王位を獲得し、3冠目の挑戦を目指した9月の王将リーグは、出だしからつまずいた。初戦から羽生、豊島将之竜王(30)、棋聖戦と王位戦の挑戦者決定戦で連勝した永瀬拓矢王座(28)に3連敗。メンバー7人全員が新旧タイトル獲得経験者という強豪の洗礼を浴び、渡辺明王将(名人・棋王=36)への挑戦権は遠のいた。目標を残留に切り替え、後半3連勝と盛り返した。
2年前の12月、2年2カ月11日の最速で通算100勝(18敗)を達成した。新人ながら29連勝の連勝新記録を含め、予選で勝ち星を量産。朝日杯と新人王戦で優勝した。それから約2年、戦う相手のレベルが上がった。8大タイトル戦の本戦トーナメントや挑戦者決定リーグ入りなど、トップ棋士の仲間入りを果たした。
「200勝の中で最も印象に残っているのは、棋聖戦5番勝負第1局」だと言う。タイトル戦での初勝利で自信もついた。「2冠獲得といい結果も出せた。これからも実力を高め、コンスタントに各棋戦上位に行けるようにしたい」と語った。
200勝は通過点。王将戦は来期2次予選スタートとなるが、降級を糧にさらなる飛躍を目指す。