さてさて、
最近
とくに注目されている裁判の公判。
二題目はコレです。
暴走老人がプリウスで母子を轢き殺し、
その他
多数の人を負傷させた、
池袋母子死亡事故。
こちらも
凄惨な事件です。
これの
公判3回目が
ついこの前、
東京地裁で行われました。
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で、
この回は。
弁護側の主張が開陳されたのですが。
それが、
『自動車の経年劣化による故障でブレーキが作動しなかった』
という内容で。
噴飯物の主張をしております。
まあ、
なんというか。
事故を起こした当人が
母子を轢き殺した責任を逃れるためには、
全責任を自動車に
押しつけるしかないわなぁ。
なので、
このような主張になるのは、
『筋』として理解出来ます。
当人が責任を逃れるためには、
こういう主張をするしかないもの。
しかし、
当時運転していた自動車・プリウスは
事故発生の1ヶ月前に点検していたそうで。
その時点では、
故障は見つかっていません。
異常もみつかっていません。
それで、
事故当時、
家から池袋の事故現場に着くまで、
正常に運転できていました。
それで、
事故の瞬間だけ
制御不能になる故障が発生した、
というのは……
国の自動車行政と、
世界企業・トヨタに
真っ向からケンカを売った、と。
ネット上では、
大変盛り上がっています(笑
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いや
当事者にとっては
笑い事では済まない話ですけど。
でも、
この
被告のトンデモ主張が通るのなら。
トヨタは
緊急にプリウス全車をリコールして回収しなければならなくなります。
死亡事故を起こすような欠陥を
現行の車載システムでは感知できない、
通常の点検でも発見できない、
それで
運行されてしまっている、
車が何百万台も存在して
日本国内を走っている、
ということになりますからね。
ハッキリ言って、
国の自動車行政を根幹から揺るがす大事件、
に
なるわけですが……
まあ、
そうはならんよなぁ(苦笑
弁護側「ブレーキ踏んだのに減速しなかった」…池袋母子2人死亡事故
東京・池袋で昨年4月、乗用車が暴走して母子2人が死亡、通行人ら9人が重軽傷を負った事故で、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死傷)に問われた旧通産省工業技術院の元院長・飯塚幸三被告(89)の第3回公判が14日、東京地裁であった。弁護側が冒頭陳述を行い、「ブレーキを踏んだのに車が減速しなかった」と主張。改めて過失を否定し、無罪を求めた。
弁護側は「アクセルを踏んでいないのに、事故現場手前で車が加速した」と説明。「被告はパニックになりつつもアクセルの位置を確認してからブレーキを踏んだが、作動しなかった」とも述べ、電気系統のトラブルが事故原因だと訴えた。
10月の初公判で冒頭陳述をした検察側は「車両解析でブレーキを踏んだ形跡は見つからなかった」と指摘。第2回公判で証人出廷した後続車の運転者3人も「ブレーキランプは点灯していなかった」と証言していた。