中国で、
昨日
かなりヤバイ裁判がありまして。
初公判で
即日判決が出る、
国家に逆らった罪で……
とは判決文には書かれていませんけど。
実質
どうみても
そのような罪状で、
問答無用で懲役刑を実刑判決で出しました。
という、
そのヤバイ様子を
日本メディアでも取り上げていました。
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今回裁判にかけられた方は、
たぶん、
日本国内でも、
それなりに知っている人がいるはずです。
名前は知らなくても、
話を聞いたことはある、という人も多いのではないでしょうか。
この方は、
ネット上のコロナウォッチャーの間では、
パンデミック宣言がでる以前、
初期からのウォッチャーの間では有名な方で。
封鎖された中国・武漢に乗り込んで、
現地から情報を幾度と発信して。
その情報は、
中国、台湾経由で日本でも拡散していました。
中国人弁護士が武漢現地に乗り込んで
情報を発信している件として。
日本人の間でも、
かなり話題になっていた方です。
で、
ある日突然、
情報の発信が止まってしまったので。
『中国当局に拉致られた』と
ネット上で大騒ぎになった、
そういう方です。
当時から、
当局が
中国政府にとって都合の悪い情報発信を止めるために、
この方の
弁護士事務所に当局から圧力があった、とか。
当局が乗り込んできて機材を没収した、だの。
色々と
噂されていたのですけど。
それ、
全部事実でした、
と。
そういう事件です。
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国民の人権というよりも、
国民の命より
政府の面子が重視される、
という。
いかにも
今の中国を象徴している事件。
なのですけど。
ヤバすぎるよねぇ。
国家にとって都合の悪い情報を発信した人間は、
問答無用で逮捕して
ブタ箱行き。
さらに、
送られた
ブタ箱の中で、
世間の注目、関心が薄れたころに
『変死』する、
という。
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この中国の姿勢は、
これまでは
中国国民にだけ向けられたものでしたけど。
最近では、
外国人だろうがお構いなしで
ブタ箱に行きになる、
というか。
そうなっています。
近年
中国国内で
意味不明な、
スパイ容疑をかけられた外国人が、
わんさか出てきてますからね。
日本人も、
他人事では済まないんですよねぇ……(怖
都市封鎖後の武漢の様子、SNSで発信し懲役4年…初公判で即日判決
【上海=南部さやか】新型コロナウイルスの感染が最初に拡大した中国湖北省武漢市で都市封鎖後の様子をSNSで発信し、公共の秩序を混乱させた罪で起訴された元弁護士の女性、張展氏(37)の初公判が28日、上海市の浦東新区人民法院(地裁)で開かれた。裁判所は懲役4年を言い渡し、即日判決となった。
張氏の弁護士2人は判決後に記者会見し、審理や証拠の提示がないまま判決が下されたことを明らかにし、「誤った判決だ」と指摘した。
張氏は6月に逮捕された直後からハンガーストライキを続け、今は鼻から管を挿入して流動食を摂取させられており、この日は車いすに乗せられて出廷した。
弁護士によると、張氏は2月3日に武漢市に入り、新型コロナの感染で家族を亡くした遺族らに情報を発信させないよう当局が圧力をかけたことや、病院の混乱などを数百回にわたりSNSで発信した。都市封鎖に関しては、「人々に十分な情報を提供せず、封鎖した。人権侵害だ」と当局を批判した。
9月15日付の起訴状では、張氏の罪状について、「悪意を持って虚偽情報を伝えた」としている。今後、弁護士が張氏の上訴の意思を確認するという。