いやぁ、
まさかの国民投票から始まって。
ここまで来るのに4年半は、長かったですねぇ……
驚きの、
『EU離脱賛成』という投票結果が出てから。
一筋縄で行くわけがない、
とは
当時から言われてましたけど。
それがまさか、
1年経っても2年も経っても進まず。
4年近く擦った揉んだしたあげくに。
とにもかくにも、
今年の1月にEUから正式に離脱したものの。
今度は、
その後起きた新型コロナの世界的なパンデミックで。
これまた、
政治活動、各種手続きが頓挫。
これ、
ひょっとすると年内手続き完了は無理じゃないの。
そうなったら、
この先、
イギリスがEUから離脱するのは、
いったいいつになるのか。
出口は本当に見えるのか。
これ以上のリスケジュールは
大きな混乱を招くので。
このままなし崩し的に、
離脱をなかったことにしてしまうのではないか。
とか、
かなり
悲観的、というか。
否定的な見解も出ていたのですけど。
年の瀬の年末ギリギリ、
12月30日になって、
イギリス議会で、
イギリス側の最終的な手続き、とも言える
EU離脱合意の各種実施法案を賛成可決、
したそうな。
これで、
イギリス側の手続きは
ひとまずすべて完了。
あとは、
EU側が
同じ法案を欧州EU議会で審議して合意の上で、
来年というか年明けたので今年の2月に発行させれば。
いよいよ
名実ともに、
イギリスがEUから離脱して。
新たな
ヨーロッパの形が動き出す、のだとか。
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というわけで、
ついに。
イギリスのEU離脱が
名実ともに、
本決まり。
ヨーロッパの形が新しくなるようです。
一時期は、
EU残留を主張していた
アイルランドの問題とか。
イギリスが分裂するのではないか、とか
大騒ぎになっていましたけど。
それもなんとか回避して。
どうにかこうにか、
形になりましたね。
4年半もかかりましたけど。
ただ、
形になっただけで。
それで
この先うまく行くのかどうかは、
まったくの未知数、
ということで。
色々と調べてみたのですけど。
先の見通しについては、
どこも
詳しく説明していないのですよねぇ。
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この前の新型コロナ変異種騒動で、
いきなり物流が止められてしまったように、
イギリスは
簡単にはしごを外されるポジションになってしまいました。
いまでもそれで。
離脱が本格実働する
今年の2月以降は
いったいどうなるのかなぁ。
アメリカ圏というかNAFTAに正式加盟するとか。
そっちの方向へ進むのかなぁ。
TPPへ参加する、とか言ってますから。
NAFTA合流だって
有り得ない話ではないんですよねぇ。
国民投票から4年半、英のEU離脱が完了…英議会で合意法案可決
【ロンドン=広瀬誠】英議会は12月30日、欧州連合(EU)との自由貿易協定(FTA)など、将来関係に関する合意の実施法案を可決した。法案はエリザベス女王の裁可を受けて成立した。英国とEUは英国時間31日午後11時(日本時間2021年1月1日午前8時)から、合意に基づいた新しい関係をスタートさせる。国民投票による決定から4年半を経て、名実共に英国のEU離脱が完了する。
英国は20年1月末にEUを離脱したが、急激な変化を避けるため、12月末まではEU加盟国と同等の扱いを受ける「移行期間」に入っていた。移行期間後の関係を決めるための英EUの交渉は難航し、決裂で経済が混乱する事態も危惧されたが、時間切れ間近の12月24日に合意した。
合意は英EUが関税ゼロの貿易を続け、漁業や交通、エネルギーなど幅広い分野での協力を維持する内容だ。英国はEUの単一市場から抜けるため、人の移動の自由はなくなり、国境では税関検査が始まる。当面は物流の混乱なども懸念される。
英下院と上院は30日、合意内容の実施法案を審議した。ジョンソン首相は審議前に下院で、「英国とEUが対等な関係となり、互いの自由を尊重するという我々の展望を具体化するものだ」と説明した。与党・保守党の強硬離脱派が賛成しただけでなく、最大野党・労働党も「合意なしの離脱」の混乱を避けるため賛成に回ったことで、法案は圧倒的な賛成多数で可決された。
EU側は、欧州議会による十分な審議時間がとれないため採決は後回しにした。加盟国の合意を得て21年2月末まで合意内容を暫定的に発効させる。ジョンソン氏とEUの執行機関・欧州委員会のウルズラ・フォンデアライエン委員長は30日、合意文書に署名した。