昨日、
以前から
気になっていた事件に関して
大きな動きがあったので。
それを報じている
ニュース記事にブックマーク付けてみました。
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この事件があったのは、
去年の話。
もう1ヶ月以上も前になります。
去年の暮れ、
12月10日頃に第一報が出て。
そこから、
製造工程において
本来有り得ないはずのミス連発、
さらには
チェック体制の不備が発覚。
メーカーの薬剤生産品質管理に対する不信が
一気に高まり。
それを受けて、
第一報がニュース報道された
1週間後には、
当該メーカーが販売している製品ほぼ全種類について
出荷販売停止。
そして、
21日には
ついに厚生省が問題工場他にも立ち入り検査を開始、
しました。
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その後の経緯ついては、
大手メディアではほとんど取り上げられて居ません。
けれども、
地元福井ローカルの、
福井新聞とかが、
かなりにこまめに詳細を報じていて。
『国の定めにない独自の製造工程が何件か見つかった』
『問題を出した小林化工は事件発覚後
問題を起こした製造ラインを確認していなかった』
『現在、
問題の製造ライン以外も含めて
全生産工程を再確認中。
これまで発覚している以外の問題も発覚。
検査はすべて終わってないので、
この先、まだ問題が出てくる可能性が高い』
などの
問題が分かっている事が報じられています。
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その中で
今回出された業務停止命令。
これは。
現状、
分かっている内容に対するもので。
今後
さらに
問題が判明した場合、というか確定した場合には
さらに
重い処分が追加される可能性が高いそうな。
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この件、
立ち入り検査をしてから、
すでに
1ヶ月以上が経っています。
事件の第一報が報じられた時期から
数えると、
もうすぐ2ヶ月になりますよ。
それだけの
長い時間が経ちましたが、
依然として問題の全容が見えない、
というか。
むしろ
調査を進めて行くに従って、
新たな問題が
次々に浮上してきて収拾がつかない、
そんな様相になってきています。
今、思うと。
よくもまあ、
そんな危険な現場で作られた薬剤が、
誰にも気づかれることなく、
世の中に出回っていたものです。
実際、
第一報で問題になった、
睡眠薬成分が水虫治療薬。
これ、
通常の睡眠薬に使われる成分量の10倍もの分量が
混入していた、とかで。
それ下手したら、
そのまま意識失って二度と目覚めなくなる、
可能性まで出てくる分量です。
まさに、
その通りの結果が、
現実の健康被害として報告されていますし。
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この問題、
年を越えたのに、
いまだに落着点が見えない、とか。
いったい
どこまで拡がっていくんだろう……
この会社
潰れるんじゃないの。
マジで。
この先、
被害者に対する賠償は大丈夫なんだろうか。
そこが
心配になってきました。
小林化工に116日間の業務停止命令へ 過去最長の見通し 皮膚治療薬混入
福井県あわら市の製薬会社「小林化工」が製造する爪水虫などの皮膚治療薬に睡眠導入剤の成分が混入し、服用者が死亡するなどした問題で、県が同社に116日間の業務停止命令を出す方針を固めたことが27日、関係者への取材で明らかになった。既に会社側に処分方針を通知しており、弁明の機会を与えた上で2月上旬にも処分する見通し。製薬会社への業務停止命令としては、2016年に化学及血清療法研究所(熊本市)が厚生労働省から受けた110日間を上回り過去最長となる。
睡眠導入剤が混入したのは経口抗真菌剤のイトラコナゾール錠50「MEEK」。製造過程で目減りした原料をつぎ足す際に容器を取り違え、睡眠導入剤「リルマザホン塩酸塩水和物」を混ぜたという。厚労省に承認された製造手順では、つぎ足しは認められていなかった。さらに出荷前の検査で異常の可能性を示すデータが検出されたにもかかわらず、詳しい検査をせず出荷していた。
一方、同社は27日、新たに別の医薬品22製品を自主回収すると発表した。高脂血症などの治療薬で、重い健康被害の恐れはないとしている。厚労省と県が20年12月に立ち入り調査した結果、厚労省が承認していない手順で製造した製品などがあったことが判明。承認された規格に不適合だったり、安定性試験が未実施だったりした。2製品ではイトラコナゾールと同様に原料のつぎ足しをしていたという。
同社によると、睡眠導入剤が混入した製品を処方された患者は全国30都道府県で344人。意識消失や記憶喪失などの健康被害の報告は25日時点で215人に上り、1人は死亡した。22人が服用による意識障害が原因とみられる交通事故を起こすなどした。