『天丼』ってのは、
お笑い用語のアレです。
同じネタを重ねて、被せて、
何度もしつこく笑わせにくる手法を指す言葉。
……まあ、
今回ブックマークを付けた記事は、
笑える内容ではないのですけどネ。
・
・
・
コレって、
多分この後、週刊誌で続報が掲載されて。
そこで、
深夜飲みに出歩いていたのは一人ではありませんでした。
子分を連れ歩いて飲みに行ってました。
という、
より詳細な暴露記事が掲載されるのをキャッチして。
第一報が出た後、
編集部のほうに掛け合って。
なんとか、
続報が出ないように交渉した、というか。
圧力を掛けたのだけど、
効果が無くて。
それじゃあ、
『一人で飲みあるいた』と嘘吐いていたのがバレちゃうジャン。
と慌てて、
これでは最早ごまかしようがない。
と、
続報が掲載される前に、
自ら
謝罪会見うって出た。
という展開でしょ。
・
・
・
まあ、
ちょっと考えれば分かる話ですよね。
追跡取材して現場を押さえているのだから、
その場に誰が居たのか、とか。
全部バレバレだよねぇ(笑
でも、
第一報では全員の名前を記事中で明らかにしなかった、
というのは。
『次があるヨ!』いうフリですよw
週刊誌アルアルじゃないですかw
記事見れば、
関係者なら
一発で分かったでしょw
・
・
・
この問題、
なんというか、
明らかに『危機管理』の失敗で。
最初の一言で、
完全に対応を見誤った発言をしてしまったために。
その後、
嘘を重ねて。
今更訂正のしようもなく、
いっそうドツボにハマる、というパターンですね。
最初の発言は、
記事の内容を確認せずに
『一人飲み』発言したように見えます。
記事の内容を見ていれば、
その時点で、
続報があり得る、と分かったはずですから。
続報が出れば、
何が問題になるのか、
どこまで問題が拡がるのか、
どういう対応しなければならないのか、
下手に
誤魔化すよりも。
誤魔化せないものとして、
最初から、
手打ちにうって出た方が、
傷口は小さくて済むのが見通せたはずですよ、
でも、
今回の場合、
記事を確認せずに
その場の思いつきで誤魔化して、
結局、
さらに嘘を吐いた事実を追加。
収拾がつかなくなってしまった。
とまあ、
こんな具合じゃないですかね。
・
・
・
なんというか。
この件、
どこをとっても
当事者の
思考が『浅い』んですよ(泣
緊急事態宣言下で飲みに出歩くことも、
子分を引き連れて巻き込むことも、
それが
週刊誌にすっぱ抜かれて。
後先考えずに嘘吐いて誤魔化したことも。
この程度の人材を
要職に就けていた、とか。
自民党、マジでヤバいなぁ……
「夜の銀座会食」自民の松本純・田野瀬太道・大塚高司氏が離党届提出
自民党は1日、緊急事態宣言中に東京・銀座のクラブに深夜まで滞在していた問題を受け、松本純・元国家公安委員長、田野瀬太道・文部科学副大臣、大塚高司・衆院議院運営委員会理事の3氏に離党を勧告した。3氏は同日午後、離党届を提出した。田野瀬氏は副大臣を更迭され、大塚氏も衆院議院運営委員会理事を辞任した。
3人は離党届を提出後、党本部で記者会見を開き、謝罪した。松本氏は緊急事態宣言中の先月18日に銀座のクラブなど計3軒に深夜まで滞在していた問題の責任をとり、同月29日に党国会対策委員長代理を辞任していた。松本氏は当初「1人だった」と説明していたが、この日は記者団に対し、田野瀬、大塚両氏に声をかけ、このうち2軒で一緒だったことを明らかにした。
公明・遠山氏、議員辞職願を提出…銀座クラブに深夜まで滞在「心からおわび」
公明党の遠山清彦衆院議員(51)(比例九州)が1日午前、大島衆院議長に議員辞職願を提出した。緊急事態宣言中に東京・銀座の高級クラブに深夜まで知人と滞在していた問題の責任をとった。
遠山氏は辞職願を提出後、国会内で記者会見し、「極めて不適切な行動で政治への信頼を深く傷つけてしまったことに心からおわびしたい。熟慮の結果、潔く議員辞職をすべきだと決意するに至った」と述べた。次期衆院選には出馬予定だった神奈川6区を含め、立候補しない考えを示した。
遠山氏は2001年に参院議員に初当選。2期目途中に衆院選にくら替え出馬し、衆院当選4回を重ね、外務政務官や財務副大臣などを歴任した。
遠山氏を巡っては先月26日、銀座の高級クラブに同月22日の深夜まで滞在していた問題が発覚。同月29日には遠山氏の資金管理団体が19年にキャバクラなどの飲食代として5件計約11万円を支出していたことも明らかになり、党幹事長代理の役職を辞任していた。
一方、自民党の田野瀬太道・文部科学副大臣、大塚高司・衆院議院運営委員会理事も役職を辞任する意向を固めた。同党の松本純・元国家公安委員長が宣言中に銀座を訪問した際、一緒にいたという。松本氏は先月29日、党国会対策委員長代理を辞任している。
「兄貴」と慕う上下関係が裏目に 深夜会食で離党の自民3氏
自民党の松本純前国対委員長代理が緊急事態宣言発令中の東京都内で深夜まで銀座のクラブを訪れていた問題は、新たに田野瀬太道文部科学副大臣と大塚高司国対副委員長が同席していたことが判明し、自民に激震が走った。田野瀬氏が文科副大臣を更迭されたうえで、3氏が離党する事態に発展した。これまで「1人で行った」と説明していた松本氏は後輩を守るために嘘をついたことを認め、結果的に自民の傷口を広げた。国会で野党から追及を受ける菅義偉(すが・よしひで)首相にとっても大きな打撃となる。
松本氏と田野瀬氏、大塚氏の仲の良さは永田町では有名で、頻繁に酒席を共にしていた。田野瀬氏は昨年9月に副大臣に就任する前まで国対副委員長を務め、大塚氏は松本氏を「兄貴」と慕っていた。松本氏も2人を高く評価するなど、深い信頼関係が築かれていた。
今回の問題が発覚する端緒となったのは、週刊新潮ウェブ版が1月26日に配信した記事だ。松本氏が同月18日午後11時過ぎまで銀座のクラブなど飲食店3軒をはしごしたと報じられ、松本氏は同26日、記者団に事実関係を認めたうえで「店には1人で訪れた」と説明した。
当初、松本氏は党役職の辞任を否定したが、社会的な反響が大きく、同29日に国対代理の辞職に追い込まれた。ただ、松本氏はこの期に及んでも、1人で行ったとの説明を「変わりない」と記者団に語っていた。
ある党幹部は「松本氏は、一緒にいた人をかばったんだろう」と沈痛な面持ちで語ったが、結果的に2人は同席を認めた。3氏は今月1日に党本部を訪れ、二階俊博幹事長から離党勧告を受けた。
これを受け入れた松本氏は同日、「1人だったと説明したが、実は後輩議員2人と共に訪問した。事実と違うことを申し上げ、心からおわびしたい」と虚偽の説明だったことを明らかにし、頭を下げた。
田野瀬氏も記者団に「松本氏が私たち2人をかばおうとしているのを知っていた。心苦しかった」と釈明した。一連の危機管理上の失態が傷口を広め、党全体のイメージを悪化させたといえる。
松本氏は麻生派(志公会)、田野瀬氏は石原派(近未来政治研究会)、大塚氏は竹下派(平成研究会)に所属している。いずれの派閥も昨年の党総裁選で首相を支持した。
首相は1日、官邸を訪れた田野瀬氏を厳しく叱責したうえで、文科副大臣を更迭する意向を伝えた。党関係者は「重要法案を審議する大事な国会中に足を引っ張るとは何事か」と語気を強めたが、自民党全体の「気の緩み」が印象づけられたのは間違いない。公明党の遠山清彦衆院議員の議員辞職と合わせ、秋までに行われる衆院選に向け、与党は抜本的な戦略の見直しを迫られる。