kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

まだまだ迷走中(涙 ―― 五輪組織委、後任会長選考委を設置へ

うーん、
この問題、
まだ迷走していますねぇ(涙



一時は、
辞任した森会長の後任に
日本サッカー協会元会長の川淵三郎氏の名前が挙がっていたのですが。
それが、
森会長が辞任を発表した当日に
川淵氏がドタキャン。
これについて
巷では、
官邸が圧力を掛けた、みたいな……
情報が流れていますけど。
多分、
苦情は入れたでしょうね。
そのまま進めてしまうと、
森会長が辞任に追い込まれたのと、
同じ失敗を繰り返してしまいますから。



『同じ失敗』というのは、
メディアは
『密室政治』みたいな表現を用いて批判したりしていますけど。
きわめて属人的な
個人の能力と繋がりを中心した運営手法で、
組織を動かして。
組織としてのガバナンス、というより
コンプライアンス
後回しにされている。
そういう運営の欠点が露呈した、
それが
今回の
森会長辞任劇の問題点で、
今回
川淵氏が後任として着任していた場合、
同様の問題が発生するリスクが大きい。
という
評価になるでしょうか。



まあ、
どうしてそういう話になるか、
というと。
今回の
森会長の辞任に至るまでの一連の出来事を
検証した場合。
森会長が辞任しなければならなくなった
問題がどこにあったのか、
と原因を探すと。
それは
失言そのものではなくて。
その後の、
謝罪会見。
そこで、
問題をきちんと収束させられなかった。
その点に尽きます。
これは、
既に
以前に書いたヨタ書きで触れましたけど。
謝罪会見において
問題点が明確に把握されていないまま、
的外れな謝罪をしてしまったため。
そのため、
『反省の意志無し』『改善の意志無し』
と言う
印象を与えてしまい。
結果、
謝罪以上の措置を迫られる事になってしまいました。
これ、
企業不祥事での謝罪失敗事例の典型的なパターンです(苦笑
あそこで、
謝罪とともに
専門家を入れた検証委員会を立ち上げて、
1週間くらいかけて問題を検証するとともに
処罰について
後ほど
正式に公表する、
とでも発表していたら。
その後の展開も
まったく異なった内容になった、と思います。
辞任ではなくて、
『謹慎(停職)1ヶ月』その間再教育くらいで済ませることが
出来たと思うのですよねぇ。
専門家が問題点を指摘して。
今後の改善案を提言して。
適当と思われるペナルティを科して。
それで、
済んだ筈です。



そうならかったのは。
まず、
今回の
森会長の暴言を
メディアが森会長、というより
政治家・森喜朗のパーソナル的な問題として矮小化して報道していたこと。
この国内メディアの問題を歪曲した報道に引きずられてしまった
森会長が、
オリンピック大会組織委員会としてではなく、
森喜朗個人としての立場で問題を受け止めて、
個人での対応を優先した結果、
個人での謝罪という形になりました。
でも本来、あの暴言は
オリンピック委員会の評議員会という公式の場で、
大会組織委員会会長としての肩書きで発言しているわけですから。
森会長の暴言も
組織としての活動の一部であるわけで。
組織としての判断と処分が求められるのが筋です。
そういう場面において、
森会長個人の裁量、個人の行動に
問題解決のすべてを委ねてしまったのです。
それは、
オリンピック大会組織委員会としての対応が
置き去りになる、という結果を招き。
逆にそれが海外からの批判を
いっそう強める結果になってしまいました。
そして、
組織として
最初に掛け違えてしまったボタンは
最後まで修正がきかず。
森喜朗個人としての対応に終始して行き着いた先が、
『辞任』という形での個人の退場、となったわけです。



この問題から
立て直しを図り、
信頼を回復するために必要なのは。
個人としての属人的な活動を止めて。
組織としてのガバナンス、コンプライアンスに従い
活動している場面を前面に出して
周囲にハッキリと見せることです。
そういう流れが必要なんだ、
と思い至れば。
今回の
選考委員会設置、

企業畑の御手洗会長の起用は
当然の措置なのですけど。
今の場面に必要なのは
組織の調整にたけた『政治家』
ではなくて。
組織のルールにのっとり粛々と作業こなす
『事務屋』です。
この流れを
きちんと解説している
日本国内のマスコミが一つも無いのが……マジ泣けます。
いやまぁ、
この流れを的確に説明しようとしたら、
最初のとっかかりが、
日本国内メディアの誤報とも言える、
森会長暴言の矮小化、から始まりますから。
プライドだけはチョモランマ並みの
日本マスコミの中の人たちが
自らの誤りを認められなくて書かない自由を発揮するのも
理解出来ますし……
これまでのマスゴミの所業を見れば、
永遠に訂正されないだろう、と予想つきますし。
なので、
この問題は、
この先も意味不明な議論、陰謀論がつきまとうのだろうな。
と。
今回の川淵氏のドタキャンについて
『官邸からの圧力が入った』みたいな、
マスコミのコレまでの
誤報とも言える歪曲された事実報道では
一番最初の歪曲報道を訂正するところから始めないと
つじつまが合わなくなってしまっているので。
この先いくらでも
どうやっても筋が通らない
説明がつかない場面が出てきますよ。
そのたびに
説明できない部分を埋めるための
『何かの陰謀』みたいな説明不能な謎の力αが
マスコミの口から飛びでてくる、と(苦笑



なんかもう
今回の騒動では
日本国内メディアの無責任体質を
まざまざと見せつけられて。
絶望ですよ……(マジ泣

 

 

 

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五輪組織委、後任会長選考委を設置へ 委員長に御手洗氏

 東京五輪パラリンピック組織委員会は12日、評議員会と理事会による合同懇談会後の記者会見で、辞意を表明した森喜朗会長(83)の後任を決める選考委員会を発足させると発表した。武藤敏郎事務総長は「後任会長を早急に決める必要がある。透明性の高いプロセスが不可欠だと思うので、検討委員会を設置する」と述べた。
 組織委の名誉会長を務めるキヤノン御手洗冨士夫会長を選考委員長に据え、アスリートらを中心に早急に選考メンバーを決定する予定。森会長の後任候補として名前が挙がっていた組織委評議員日本サッカー協会元会長の川淵三郎氏(84)については、「(川淵氏)ご自身としては会長になるということは考えていないというか、指名されても辞退するという言葉を使っていた」と説明した。
 また、組織委内にジェンダーイコーリティ(男女平等)を推進するための検討チームも発足すると説明した。
 森氏は3日に開かれた日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会で、JOCが女性理事の割合を40%にする目標を掲げていることに関連し、「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言。男女平等を推進する五輪精神に反するとして国内外に波紋を広げていた。4日の記者会見で謝罪し、発言を撤回。当時は辞任を否定していたが、大会ボランティアの辞退が相次ぐなど批判は収まらず、発言の責任を取る形で12日午後に行われた合同懇談会で辞意を表明した。