続いている、というか。
今回の場合、
尾を引いている……というのが的確なのかなぁ。
米国のトランプ前大統領が選挙敗北後に
発生した、
米連邦議会議事堂襲撃事件。
それを
扇動した責任を追及されて、
トランプ前大統領は
二度目の弾劾裁判にかけられていたのですが。
その評決が、
本日行われて。
大方の予想通りに『無罪』が確定しました。
というニュースが記事になっていたので、
魚拓代わりの
ブックマークを付けてみました。
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そろそろ、
トランプ前大統領が
表舞台から降りて1か月ほどになるのですけど。
米国は
いまだにトランプ前大統領の呪縛に縛られたまま
抜け出せない、というか。
抜け出す気が無い、というか。
私は、
海の向こう側から見ているだけの部外者ですけど。
バイデン新大統領が
着任早々に
トランプ前大統領の政策を否定、廃止する
大統領令に次々に署名し。
トランプ前大統領の政策を否定して。
それで、
トランプ前大統領の支持者たちに、
『協力』と『融和』を呼びかけても。
受け入れるつもりなんて
サラサラ持っていない本音が態度でダダ漏れです。
トランプ前大統領の支持者たちから見れば、
自分たちが支持した政策を全否定して、
何言ってんだコイツ。
俺たちをバカにしているのか。
と
煽られているようにしか思えません、って。
そういう状況において、
アメリカメディアは、
いまだに口をそろえて、
『トランプ前大統領が分断を煽っている』とか
批難する始末。
分断を煽っているのは、
バイデン新大統領も同罪でしょうよ。
むしろ
言ってることと行動が一致していない分、
なおさら罪深いわ、
とか思えるのですが。
それについては
一切誰も指摘しないのだから。
相手の主張ばかりが大々的に取り上げられて
自分たちの主張は一切無視される、とか。
そんな扱いを
毎日続けられていたら。
『選挙が盗まれた』『政治が不当に奪われた』みたいな
『陰謀論』が支配的な空気が
世の中に出回るのも当然ですよねぇ。
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傍から見ている私の目には、
コインの表裏がひっくり返っただけで。
やっている行動はほぼ同じ。
コインの表と裏は、
どちらが『正義』で。
どちらかが『悪』とか。
正誤というような物ではなく。
一長一短があって。
どちらの主張にもそれなりの理があるなぁ。
と思える内容です。
それを
摺り合わせも無しに。
大統領令でサクサクと頭ごなしに否定されていったら。
支持していた人たちは面白くないよねぇ。
これ、
トランプ前大統領の政権時代は、
まだ、
議会に諮って擦った揉んだの摺り合わせ作業が入っていました。
それが
政権後期になって
大統領令の濫発になったのですけど。
バイデン新政権では、
政権発足直後の
のっけから大統領令を濫発して
議会に諮っての摺り合わせ作業を省略しまくり、
という。
さらにいっそう悪化が加速した状態になっています。
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とかとか見ていくと。
アメリカの政治は、
ますます
泥沼の深みにはまっているように
見えるのですよねぇ。
この辺りの
アメリカ政治の見解について、
専門家の知見が知りたくて
色々と情報を探しているのですが……
なんというか。
出てくるのは、
アメリカメディアが主張している見解ばかり。
というか、
ほぼそれしか出てこない、
という状況で。
この件については、
半年なり1年なり待って。
きちんとしたレポートが出版されるのを
待つしか無いのかなぁ……と諦めています。
トランプ氏の弾劾裁判で無罪評決
【ワシントン=黒瀬悦成】米連邦議会議事堂襲撃事件を扇動したとして弾劾訴追された共和党のトランプ前大統領に対する上院(定数100)の弾劾裁判は13日、トランプ氏の「反乱扇動」の責任を問う採決を行った。「有罪」票が57、「無罪」票が43で、同氏を有罪にするのに必要な出席議員の3分の2に届かず、無罪評決が下された。トランプ氏は大統領在任中に続く2度目の弾劾裁判で再び無罪となった。
上院では与野党が50対50で拮抗(きっこう)している。共和党からは7人が有罪票を投じたが、党内に強固な支持基盤を維持するトランプ氏の影響力に配慮する形で大多数の共和党議員が無罪票を投じたとみられている。
トランプ氏は無罪評決を受けて声明を出し、弾劾裁判を「米国史上空前の魔女狩りの一環だ」と非難した上で、「米国を再び偉大にする歴史的運動は始まったばかりだ。私たちは間もなく立ち上がる」と訴え、近く政治活動を再開させる意向を強く示唆した。
一方、トランプ氏に無罪票を投じた上院共和党トップのマコネル院内総務は評決後の弁論で「トランプ大統領が実質的かつ道徳的に(議事堂襲撃の)責任があることは全く疑いがない」と非難し、「民間人となったトランプ氏は今後、在任中の行為について(刑事)責任を問われる可能性がある」と指摘した。
また、バイデン大統領は声明を出し、マコネル氏の発言などを踏まえ「トランプ氏は最終的に有罪とはならなかったが、罪状に異論の余地はない」とし、「私たち米国人、特に指導者たちは真実を擁護し、ウソを打倒する義務と責任がある」と訴えた。
上院の弾劾裁判は1月27日に開廷し、2月9日に審理を始め、史上最速の5日間で評決を下した。
13日の評決に先立ち、検察官役の民主党下院議員団はトランプ氏の弾劾に賛成した共和党下院議員を証人として招致を求め、いったん賛成多数で可決した。
しかし、トランプ氏の弁護団も対抗して証人招致に動く構えを見せたため、裁判の長期化を避けたい両党は調整の結果、トランプ氏に不利となる同議員の証言を読み上げ、証拠として採用する代わりに招致は見送ることで合意した。