なんというか、
最悪の展開になってしまいました。
ただ、
今回の暴動で
すべてが終わったわけでは
ありません。
というか、
ヘタをしたら
ここからが
次のステージの始まりになるだろうな、
この騒動
この先まだまだ過激化していくのかも。
と思うと。
この先の展開が
とても怖いですよ。
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一線を越えてしまった以上、
デモ隊も、治安当局側も。
『殺られるかもしれない』前提で覚悟の上の行動になります。
そうなれば、
お互い、
当然のように対応が過敏、過剰になって。
暴力の応酬、となる事が
容易に予想出来ます。
しかも、
この先
今回の事件になったデモより
さらに規模が大きなデモが予定されている、とか。
いよいよ
緊張がまして殺気立つ中で。
果たして穏便に済むかどうか……
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なんで実弾使って、
殺害してしまったのかなぁ。
この手の大規模デモで、
警備側が
実弾装備するのは悪手だって、
セオリーで
判っているはずなんですが。
暴徒化したデモ隊に
武器を奪われたら、
実弾装備した拳銃で
攻撃を受けることになりますから。
対応が過剰になって、
取り返しつかない事態を招く、
と知られていますので。
空砲主体で実弾を外すのが
セオリーなんですけどねぇ。
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これで
デモ隊も後に引けなくなりました。
死んだ人は、
どうやっても元通りに戻すことはできませんから。
単なるデモが、
殺害に加担した担当者の処罰を求める、
いっそう攻撃的な性格へと
変容するのは確実です。
そうなった場合、
治安当局が
こういうデモ隊の要求を受け入れるのか。
と言えば、
それは身内を切り捨てる選択になりますから。
十中八、九は
突っぱねるでしょう。
そうなると、
デモ側としては
クーデター政権に対する憎しみがますます募って。
何が何でも
力ずくで
倒しにかかります、って。
どんな主張よりも、
『人殺し』のレッテルは強力ですからねぇ。
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この先、
和解は
ほぼ絶望的ですねぇ。
可能性があるとしたら、
クーデター側が内部分裂して、
現首謀者を引きずり下ろし、
今回の殺害に関与した関係者を
処罰することで。
デモ隊との和解を図って
共生をめざす、
という道もありますけど……
この場合、
処罰される側も死に物狂いで抵抗するので。
ガチで内乱になりますねぇ。
うーむ……
治安当局が抗議デモに発砲、2人死亡 ミャンマー
ミャンマー第2の都市マンダレーで20日、クーデターで権力を掌握した国軍への抗議デモに参加していた男性2人が、治安当局に撃たれて死亡した。ロイター通信などが報じた。他にも多くの負傷者が出ているという。国軍への抗議デモに参加して死亡したのは、これで計3人となった。
ミャンマーでは19日、首都ネピドーで9日にあったデモに参加中に頭を撃たれた女性(20)が死亡したばかりだった。治安当局はその翌日に発砲しており、デモに対して強硬な姿勢で臨む国軍側の意思が明確に示された。
20日には大勢の市民が前日に亡くなった女性を街頭で悼み、国軍に抗議の声を上げた。新たな犠牲者が出たことで、デモがさらに拡大することが予想される。
また、欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表が「平和的な文民の抗議者に対する暴力を強く非難する」とツイートするなど、国際社会からも厳しい批判が上がり始めた。
報道によると、マンダレーの造船所近くで20日、抗議デモに参加していた大勢の市民らに治安当局が発砲した。ロイター通信は2人が死亡し、20人がけがをしたとの救急関係者の証言を伝えた。死亡したうちの1人は頭に、1人は胸にけがをしていたという。負傷者の数はもっと多いとの報道もある。
ロイター通信は、現場に実弾とゴム弾の双方の薬莢(やっきょう)があったとの目撃者の証言を伝え、AFP通信は「負傷者の半数は実弾で撃たれていた」との救急関係者の声を報じた。
地元メディアによると、この造船所には、国軍に抗議して職場を放棄する「不服従運動」に参加した公務員や労働者が集まっていたという。治安当局が仕事に戻るよう求め、市民らに発砲したとしている。20人以上が拘束されたとの報道もある。
マンダレーでは連日、治安当局がデモに参加した市民に殴りかかったり、拘束したりしているとされる映像がSNSを通じて流れていた。