一昨日、
ニュースになっていた
新型コロナワクチンの廃棄事故。
冷凍庫での温度管理に失敗して
1000回分を廃棄することになってしまった件について。
さっそく、
温度管理に失敗した原因が
明らかになったそうです。
ニュース記事が掲載されていたので
ブックマークを付けてみました。
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温度管理ミスを起こした病院では、
同じ電源コンセントに、
複数機器のプラグを接続していたそうで。
この件、
事故が発表された当初は、
メディアの中に
冷凍庫の不具合を疑う風潮があったのですが。
それについては
担当大臣が即座に稼働中の100台ほどについて
現状を確認して、
問題が発生したのは
今回事故を起こした当該の冷凍庫1台のみである事。
他の冷凍庫は問題無く稼働しているので、
冷凍庫に機械的な問題があるとは考えにくい点を
公表していましたね。
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ということで、
その後の現場調査で、
使用方法に問題があった事がハッキリしました。
一つの電源コンセントから、
二つの機器に電源供給しようとしてしまったのかぁ。
いわゆる『タコ足配線』ですねぇ。
これやると、
一般家庭なら
ブレーカーが落ちたり。
もう少し設備の整った工場、病院とかなら、
コンセントからの電源供給量をセーブしたりして。
容量上限以上の電流が流れると、
配線が過熱して漏電、火災が発生しますから。
それを防ぐために、
電力供給限界を超えないよう
安全装置が作動するんですよねぇ。
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冷蔵庫、冷凍庫など保冷庫の類いは、
電力消費にムラがあって。
単に温度維持のために
内部の冷気を循環させているだけの、
保温時と。
機器が温まってしまい、
温度を下げる必要が出てきて、
急速冷蔵、冷凍、排熱装置が作動した時では
消費する電力量が段違いですから。
電力使用量が跳ね上がる
急速冷凍時に、
コンセントからの電力供給がピークカットされて。
供給電力が減らされたため
冷凍装置が正常に稼働できず、
温度が維持できなった、
と。
そんな具合かな。
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なんというか。
これ、
ものすごい初歩的なケアレスミスですね(苦笑
電化製品を使用する時の
初歩の初歩でミスった、という内容です。
だから
即座に判明したのかなぁ。
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ただ、
タコ足配線を避けるのは
まさしく
初歩の初歩で。
これのリスクについては、
設置時に業者とかから
電源供給場所の確認と。
レクチャーがあったんじゃないかなぁ、
と思えるんですよねぇ。
それとも、
この病院だけ
環境が特別に悪かった、って事なんですかねぇ。
ワクチン冷凍庫の温度上昇、原因はコンセントに複数機器接続…1000回分無駄に
新型コロナウイルスワクチンを先行接種する病院で冷凍庫の温度が上がり、ワクチン約1000回分が使えなくなった問題で、厚生労働省は2日、コンセントに複数の機器を接続し、冷凍庫に十分な電力が供給されなかったことが原因と発表した。当初は冷凍庫の故障が原因としていたが、製品に問題は見つからなかったという。
同省によると、1日、冷凍庫の温度が27度まで上昇しているのを病院の職員が発見した。2日に業者が調べたところ、2穴のコンセントに冷凍庫のほか、別の冷蔵庫のプラグをつないで使用していたことが分かった。同省は「同様の事態が起こらないよう、注意喚起していきたい」と話した。