kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

長かった……(感涙 ―― 三陸沿岸道、宮城-岩手260キロが直結

この話、
というか
この道路、
復旧計画の予算立案から足かけ、ざっと10年ですか。
震災から半年後の
平成23年11月には
とりあえず予算が計上されて、
計画がスタートしている、という。
当時、
東京を中心にした関東圏では、
いまだ
電力供給体制が復旧せず、
輪番停電だなんだ、
消灯のお願いだ、
ピーク時の電力カットだ、これで冬を乗り切れるのか、
って上へ下への
大騒ぎしている状況。
まだまだ
震災被害の大混乱の真っ只中。
現地・東北なんて、
福島第一原発事故の後、
燃えさかる原発を制御できるのかどうか、
いまだ、
臨戦態勢で予断を許さない、って
そんな頃です。
あの
NHKの連続テレビ小説あまちゃん』、
被災地をロケしてまわって、
現地の様子を
一躍
全国に知らしめた大人気作が
登場したのが、
平成25年ですから。
それよりも遙か前に、
コツコツと事業が進められていた、
という。



その事業が、
昨日
ようやく一段落したそうで。
震災被害がもっとも酷かった地域の一つ、
宮城県気仙沼市
7・3キロが開通したことで、
北は岩手県田野畑村から
南は宮城県仙台市からまで
海岸沿いの道路、
直通約260キロが直結したそうな。
ここより下になると、
福島第一原発の事故で、
放射能で汚染されてしまった相馬以南の地域が入ってくるので。
海外沿い道路の復旧は難しく。
相馬ICから、
福島県を横断して東北中央自動車道へと繋がるバイパスの
建設が
現在まだ進捗中で。
こちらは
来年5月GW開設の予定になっています。
そこまで行くと、
一つの節目、
ということになるのかなぁ。



ただ、
10年かけて
ようやく主要幹線道路が開通したのですが、
現地はまだまだ、
往事の賑わいにはほど遠い状況で。
さりとて、
新しい未来図を描くのも難しい、
という。
東北の場合、
巨大消費地である首都圏、関東圏から距離があって。
途中に、
福島第一原発の事故地が挟まっているから。
どういう風に
街作り、地域振興をしていくんだ、
って考えると
なかなか難しいんですよねぇ。
単純に
周辺を拡大伸展拡張して繋げればいい、
とは
なりませんから。
10年経っても、
キッチリした見通しが立たない、
福島第一原発廃炉スケジュールを考えると。
いっそ
南ではなく、
北に目を向けて、
北海道・札幌をもっと巨大化させて、
そっちと繋げてしまう、
北海道から東北の一体化を進める
復興プランの方が、
より
現実味があるように思います。
どうかなぁ……



しかし
アレから10年か……
もう、
そんなに経ったのですねぇ……(感無量

 

 

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三陸沿岸道、宮城-岩手260キロが直結 一部開通、地域活性へ期待

 東日本大震災の復興道路として国が整備を進める三陸沿岸道路のうち、宮城県気仙沼市の7・3キロが6日、開通した。仙台市から岩手県田野畑村までの約260キロが直結したことで、水産加工品の競争力向上や観光客増による地域活性に期待が高まる。
 村井嘉浩宮城県知事は、浦島大島インターチェンジで開かれた式典で「震災復興に大きく寄与すると確信している」とあいさつ。来賓らが乗る車やバス約65台が、地域の新たなシンボルとして期待される「気仙沼湾横断橋(愛称・かなえおおはし)」で通り初めを行った。
 宮古観光文化交流協会岩手県宮古市)の山口惣一事務局長は「『素通り』されないようにPRしたい」と意気込む。気仙沼市水産加工業「阿部長商店」の担当者は「宮古や大船渡の港からタイムリーに魚を調達できる。これまで以上の販路開拓を狙う」と話した。

 

 

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