kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

これはマジでヤバイ展開だ(怖 ―― デモ死亡女性掘り起こし検視、国軍「治安部隊と違う弾」

ほとんどの地域において
『墓荒らし』は宗教的なタブーであり、
死者への冒涜、倫理的大罪、生理的嫌悪の対象になります。
それを強行して、
国民に対して
身の潔白を証明しよう、とか。
デモ隊・国民の側から見ると、
どう考えても、
死者に対する『懲罰的措置』であり。
火に油を注ぐような
挑発行為ですよ。
これで
共感が得られるはずがありません。
それは、
クーデター側だって判っている筈です。



ミャンマー
今年の2月1日に発生した軍事クーデターのその後。
発生から
すでに1ヶ月以上が経過して。
クーデター政権に反発する国民・デモ隊側と
それを取り締まる
軍事クーデター側、治安維持部隊の衝突が、
ここのところ激化しています。
その中で、
『デモ隊のアイドル』として、
広く知られていた女性が、
今月3日銃撃を受けて死亡しました。
これについて、
デモ隊側は、
治安部隊の銃撃によって射殺された、と公表したのですが。
それに対して、
軍事クーデター側が反発。
わざわざ
死者の墓を曝いて死体を検死し、
後頭部から撃たれており、
銃創が、
治安部隊の使用している銃弾のものと異なると
発表して
デモ隊側から銃撃された結果、だと。
陰謀説を主張しました。
しかし、
この場合、銃創の向きは大した証拠にはなりません。
デモ隊が治安部隊と対峙した状態で受ける、
最初の第一射は
弾が正面から飛んできますが。
その後の、
退避行動中に銃撃されれば、
横から、
もしくは後ろから撃たれる場合があり得るからです。
さらに、
最初から包囲攻撃された場合には、
側面や後方からの銃撃があるので。
後ろから銃創が出来る事もあり得ます。
つまり、
銃創の向きなど、
なんら証拠にはなりません。
また、
銃弾の違いについては、
軍部がそのように公表しているだけで
三者など
信頼できる人物の証言ではありませんし。
証拠となる画像なども提示されていません。



軍部、クーデター側も
今回の『墓荒らし』と公表は。
意図としては、
やはり
デモの象徴的人物に対する『懲罰的措置』なのでしょうね。
そして、
デモに参加している国民を挑発して
決起集会が開かれ
集まってきたところを一網打尽にする。
とか、
そのような意図があるのではないかな。
実際
この件を公表した後に起きた
大規模な抗議デモにおいて。
催涙ガス弾を撃ち込んで、
デモ隊を強制排除し多数を拘束したそうですから。
いよいよ
形振り構わなくなってきましたよ。



この展開って、
どう見ても、
大規模な衝突が起きる前フリですよねぇ。
ヤバいなぁ……(涙

 

 

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デモ死亡女性掘り起こし検視、国軍「治安部隊と違う弾」…ミャンマー国民「でっち上げ」と反発

バンコク=田原徳容】ミャンマーでクーデターへの抗議デモに参加した女性が銃撃され死亡したことを巡り、国営紙は7日、「治安部隊とは違う銃弾が使われた」とする検視結果を報じた。騒乱を起こす「他の勢力」の存在をにおわせ、治安部隊の関与を否定する狙いがあるとみられるが、国民は「でっち上げだ」と反発を一層強めている。
 女性はチェー・シンさん(19)。3日に第2の都市マンダレーでの抗議デモで銃撃を受け、死亡した。「全てうまくいく」と英語で書かれたTシャツを着てデモに加わる様子がSNSなどで知られ、デモの象徴的存在とされた。
 国軍側は、既に埋葬された遺体を掘り起こし、5日に検視を行った。国営紙では、女性が頭の後部を撃たれたことに触れ、「デモ隊と向き合っていた治安部隊の発砲によるものではない」との見方も示した。だが、デモ隊側は武器を使わずに平和的なデモを展開しており、実弾を使用する国軍側の説明が、国民の理解を得ることはなさそうだ。

 

 

 

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ミャンマー治安部隊、デモ隊に催涙ガス…クーデター以降1522人拘束か

バンコク=津田知子】国軍がクーデターを強行したミャンマーでは、6日も各地で国軍への抗議デモが行われ、国軍側は強制排除の動きを強めている。
 本紙通信員によると、最大都市ヤンゴンでは治安部隊がデモ隊に催涙ガスを放った。AP通信などは、南東部ダウェイなどでも同様にデモ隊が強制排除されたと伝えている。
 国連人権高等弁務官事務所は4日、2月1日のクーデター以降、デモ参加者ら少なくとも54人が死亡したと発表した。本紙通信員によると、5日も第2の都市マンダレーで男性が治安部隊に銃撃され、死亡した。ミャンマー国内の人権団体「政治犯支援協会」の集計では、5日までに1522人が拘束されたという。