なんか、
最近、
1ドル=1150ウォン突破が迫ってきた、
ということで。
韓国メディアが大騒ぎしています(笑
というわけで、
この件が
ニュース記事になっていましたので、
ブックマークをつけてみました。
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さて、
ブックマークを付けた記事では、
つい先日の
ドル市場で
米国債の長期金利利回りが急変した件を取り上げて。
これと関連して、
今の
ドル高ウォン安の原因を解説
1ドル=1150ウォンは超えるが、
1ドル=1200ウォンは超えないだろう……
とか
もっともらしい説明を付けていますけど。
これ、
大間違いです(笑笑
というのも、
現在の
ドル高ウォン安の傾向は、
米国大統領選挙の結果、
バイデン大統領が就任した直後に現われていますから。
そこから、
つまり
去年の11月末、12月頭
いまのバイデン大統領の勝利がほぼ確定、
トランプ前大統領の敗北が決定的になった頃から。
ずっと
ドル高ウォン安の一本調子で。
ウォン安が続いています。
これ、
ドル高ではなくて、
明らかにウォン安ですよ。
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これは、
日本円とかユーロに対するドルの動きを見ればあきらか
です。
例えば。
ドル円相場の動きですと、
ドル高円安のトレンドになるのが
今年の1月末から2月くらい。
ドル対ユーロなら
ドル高ユーロ安になるのが、
今年の2月末くらい、
と
かなりバラバラです。
傾向としては、
最近になって
ドル高にまとまりつつあって。
これは、
今回ブックマークを付けた記事に書かれている通り、
アメリカ経済の先行きの強さ。
に対する好感が影響しているのだろう、
と見ることができますけど。
今年の1月、2月に
バイデン政権が
ガンガン経済テコ入れ財政出動策を打ち出して。
その結果が、
まだ実際の政策は実施されていない無い状況で、
それでも
マーケットは、
バイデン政権の口約束に敏感に反応して、
ここ最近数字に表れてきていますから。
ひとまず
バイデン政権の経済見通しは明るいな、
という
市場の承認がおりた、
という見方での
ドル高トレンドです。
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また、
新興国通貨がドル高トレンドで売られまくっている、
というのも
今年2月とか3月に入ってからのトレンドで。
去年の12月に以前に、
そういうトレンドに転換した流れは、
なかなか見当たりません。
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とかとか
考えていくと。
アメリカ・バイデン新政権の誕生が確定的になって。
アメリカ同盟国内での
韓国の地位低下がほぼ確定。
実際、
米韓外交、
米国の韓国に対する扱い、地位は、
朝鮮半島問題への対処限定と定める、
と
米国バイデン新政権が
明確な方針を打ち出していますし。
それで。
韓国経済の先行きがますます不透明になった、
と見た
外国人投資家が、
どんどんウォンを売りに出して、
ドルに替えている。
いわゆる
『韓国売り』『韓国撤退』が
急激なペースで進んでいる、
と。
実体はそんなところですよ。
なので、
果たして、
この先1ドル=1200ウォンで収まるかどうか。
怪しいですねぇ(笑
まあ、
為替がそこまでいくと、
韓国政府、
狂気の文オジサンが何がなんでも介入するでしょうけど。
果たして
それで
止められるかどうか(爆笑
今回の場合、
外資は、
利鞘を抜こうとしているのではなくて、
本気で
『逃げ』にかかっているみたいですからね。
韓経:高騰する米国債利回り、加速するドル高…為替相場1150ウォン突破するか
世界的にインフレの懸念が高まりドルが急騰傾向を見せている。反対にウォンは下落に傾いた。ウォン相場は5カ月ぶりに1ドル=1140ウォンを超えた。金利が上がれば米国債人気が高まり新興国では資金流出が続くだろうとの懸念が大きくなっている。
為替相場は短期的に1ドル=1150ウォン以上に上昇する可能性が高いと観測される。◇「米経済が先に回復」…強くなったドル
ユーロ、円、ポンドなど6つの通貨と比べたドルの価値を示すドルインデックスは8日、米ニューヨーク外国為替市場で92.42を記録した。前日比0.44ポイント上がった。直近で最も低かった1月5日の89.44と比較すると3.3%上昇し。こうしたドル相場は昨年11月末以降で最も高い水準だ。
ドルインデックスはパンデミック宣言直後の昨年3月20日に102.82でピークとなってから下落が続いた。米政府が数回にわたり国債を大量発行した上に米連邦準備制度理事会(FRB)もやはり積極的な通貨緩和政策を展開したためだ。
だが最近米議会が1兆9000億ドルに達する追加浮揚策を議決したのにドルが上昇しているのは異例だ。市場にドルが多く放出されればドル相場が下がるのが常識であるためだ。
ドル相場が市場の予測と正反対に動いたのは米経済の回復速度が速まったためという分析が支配的だ。米国では広範囲なワクチン接種のおかげで所得・消費だけでなく雇用指標も好調を見せている。欧州、日本など他の経済圏より早く正常化する可能性が高いということだ。投資会社XMのアナリスト、マリオス・ハジキリアコス氏は「何より米労働市場がサプライズで回復傾向を見せたのがドル高に力を与えた」と話した。
米国債利回り上昇の影響も排除することはできない。代表的な安全資産に選ばれる米国債利回りが急騰し海外資本が米市場に流入しているということだ。米10年物国債利回りはこの日年1.59%で前日比0.03%上昇した。先月以降だけで0.5%急騰した。外国為替仲介会社オアンダのアナリスト、エドワード・モヤ氏は「米国債利回りが急上昇すればドル需要がさらに拡大する可能性が高い」とした。
米政府はドル高に対し懸念しない雰囲気だ。レモンド商務長官は「ドル高は米国経済に良い」として市場に介入しない意向を明確にした。◇ドル相場どれだけ上がるか
9日のソウル外国為替市場でドル相場は7.10ウォンのウォン安ドル高となる1ドル=1140.30ウォンで取引を終えた。昨年10月19日の1142ウォン以来のドル高だ。為替相場は今年に入りこの日まで48.30ウォンのドル高となった。
専門家らは短期的に1150ウォン水準までドル高が進むとみた。ハイ投資証券のパク・サンヒョン研究委員は「米国市場の金利上昇と外国人投資金の韓国証券市場離脱などが重なりドルが上昇した。ドル相場は短期的に1150ウォン、長期的には1170ウォンまで上がるだろう」と分析した。
だがドル相場が1200ウォン台まで上がりはしないだろうというのは市場の全般的な雰囲気だ。ドル相場1200ウォンは金融危機、新型コロナウイルス危機などの危機状況で現れるような水準という話だ。経済状況が正常化する過程で現れるドル高は長期間続かないものと市場参加者はみている。
だが韓国政府は金融市場の動きに神経を尖らせている。企画財政部のキム・ヨンボム第1次官はこの日開かれたマクロ経済金融会議で「感染症により急激に萎縮した経済活動が再開されインフレの可能性が提起されている。リスク忌避にともなう資産価格調整、新興国から外国人投資金流出など不安定な流れが現れるかもしれない」と警告した。