早いようで、
長かったですねぇ……
アレは
私の人生でも、
大きな節目となった出来事でした。
なにせ、
北海道から、
こちらの関東圏に戻ってきて。
その半年後、
ようやく部屋の中も
荷物が片付いてきて。
家の周りについても、
10年だか、
20年ぶりに戻ってきて
世の中の移り変わりが
色々とわかり掛けてきて。
ようやく
腰が落ち着いてきたなぁ……
と。
思っていた矢先の、
まさにそういう時期でした。
アレが起きた、とは。
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あの日は、
ちょうど職場で仕事中。
PCで
いつものごとく作業を進めていたら
いきなり
グラリときて慌てましたねぇ。
そこで
とっさに
作業データをセーブしようと思ったところで。
本格的にグラグラときました。
なんかもう、
今までに経験した事がない、
それこそまさに
地面から足下がグラグラと揺れている状況。
作業データをセーブするとか、
そんな操作をする余裕なんどこにもなくて。
まずなにより、
隣の本棚とか、
液晶モニターとか、
パソコンとか、
とにかく倒れないように押さえるので
必死でした。
いま思えば、
これ、
地震の時にやってはいけない行動の一つでしたw
まずは
身の安全を確保するために、
安全な場所に
職場だったら机の下とかに
避難するべきだったのですけど。
そのときは、
作業途中のデータを如何に守るのか、
頭の中はその事でいっぱいで。
同時に、
本棚とか液晶モニターが転倒して
破損したら
破片で大けがすることが確実だったので。
それを避けるのに必死でした。
なんというか、
ああいう時って、
本当に目の前の事しか頭が回らない、というか。
頭の中が真っ白になって、
その瞬間に
パッと思いついた事しか出来ないんですよ。
状況を理解して判断でしている余裕がない、
というか。
一つ先、二つ先の事がまったく考えられなくて。
まさに
反射的にとった行動を、
そのまま続けようとするので精一杯、
というか。
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ただ、
その後、
何度も似たような激しい揺れを体験して。
今では大分慣れました(苦笑
やっぱり、
こういうのって『慣れ』なんですねぇ。
頭で考えたり、
知識を得たり、するのはあまり役に立たなくて。
体で、
感覚的に判断できるようになって、
ようやく
まともに動くことができる、感じ。
体が許容できる範囲の内は、
なんとか
頭で考える事もできる、
という具合です。
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なので、
これからも
練習というか
訓練は欠かさず続けていかないと、
ダメかなぁ……
言葉よりも
体で体験できる内容を
先の人達に引き継いでいく。
というのが
大事だと思うのです。
大震災10年、被災地で祈り 午後には政府主催追悼式
戦後最悪の自然災害となった平成23年3月の東日本大震災は11日、発生から10年を迎えた。死者、行方不明、震災関連死は計約2万2千人。被害が大きかった岩手、宮城、福島3県の各地では早朝から人々が手を合わせ、犠牲者を悼む。午後には政府主催の追悼式を東京都内で開催、天皇、皇后両陛下が初めて出席される。東京電力福島第1原発事故の影響は今も残り、約4万1千人が全国で避難を続ける。
大震災は23年3月11日午後2時46分ごろ発生、宮城県で最大震度7を観測した。警察庁や岩手、宮城、福島3県警によると全国の死者は1万5900人、行方不明者は2525人に上る。避難中の持病悪化などによる震災関連死は3775人。