始まりましたねぇ…… ―― 東京オリンピック聖火リレーがスタート
去る25日、
つまり一昨日から
東京五輪2020の聖火リレーが始まりました。
スタートの模様を
NHKなどが華々しくテレビ中継していて。
その後、
どうなるのかなぁ……
と。
昨日は
テレビニュースでの扱いに注目していたのですが……
私が見た範囲の
ニュース番組では、
どこも
取り上げていませんでした。
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ただ、
ネットで情報を検索しますと、
いくつか
ニュース記事がヒットしますし。
地元ローカルのラジオ番組では
中継しているみたいです。
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なんというか、
こういう所が
大変残念だなぁ……と思ったりするんですよねぇ。
初日に
芸能人を集めたり、
著名なスポーツ選手に参加してもらったり、
と。
華々しいセレモニーを開催するのは
聖火リレーへの関心を盛り上げるために、
大変重要な手段だ。と、
それは判るのですが。
そこで終わってしまって。
そのあとは放置、だったら
意味がないですよ。
視聴者は
3日も離れたら、
興味を失いますから。
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興味をつなぎ止めるためには
毎日毎日、
1分間、一言コメントでもいいので。
今、
聖火がどこを走っているのか。
どこまで進んでいるのか。
聖火が届いた場所は、
どんな場所なのか。
これから
どんな場所へ届くのか。
それを
テレビを使って国民へアピールすれば。
なんとはなしに、
国民の関心も高まっていく、
と思うのですが。
今日はどこまで進んだ、
明日はどこへ行く予定だ。
って、
そういう、
『聖火の旅路』を毎日眺めているだけ
MCのコメントを聞くだけ、でも。
かなり印象が異なる、
というか。
東京五輪2020に一緒に参加している気分、
東京五輪2020が近づいている気分が
高まっていく、と思いますよ。
特番扱いで、
1ヶ月に1回、1時間、2時間かけて
延々と見せられるよりも。
毎日、
1分とか3分とか5分とか、
ほんの短い時間で。
それこそ一瞬と言ってもいいくらいの長さで。
NHKが番宣に使っている時間を
『今日の聖火』という番組に差し替えるだけで
パッと、
どこかの風景と一緒に聖火を眺めて。
それが、
日毎に、
どんどん違う場面に移り変わっていく。
そんな風に、
継続して、
聖火が移動している姿を見せる事で
その姿が
東京五輪2020の開催が
確実に現実化している状況を、
雄弁に物語ってくれます。
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そういう、
言うなれば
日々の生活の1コマに
東京五輪2020の情報を組み入れて。
東京五輪2020の活動風景を
日常生活の中へ浸透させて。
身近なものにしていく。
1回切りの特別なセレモニーより、
毎日継続して
情報を受け取らせて。
繋がり続けることが
重要じゃないかなぁ……
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トーチに聖火の火がつかない、
というアクシデントがあったりするわけですから。
リアルタイム中継ではなくて、
昨日の様子を差し入れたりして。
コメントつけるとか。
やりようはあると思いますけど。
ただ、
これをやるのには
映像をとるのに
一日貼り付いていないとならないのですが。
そのくらいの
手間はかけてもいいんじゃないかな。
東京オリンピックの聖火リレーが、福島県をスタートして始まりました。新型コロナウイルスの感染が収まらない中、リレーはおよそ1万人のランナーが参加して121日間をかけて47都道府県を巡ります。
東京オリンピックの聖火リレーは、復興五輪を大会理念に掲げる中、東日本大震災の被災地、福島県の「Jヴィレッジ」で25日午前9時から出発式典が行われました。
大会組織委員会の橋本会長は、去年3月にギリシャで採火され日本に聖火が運ばれた後に新型コロナの感染拡大で大会が延期となった経緯を踏まえ「この1年間、世界中が困難な状況だったが聖火は静かに力強くともされ続け今、花開こうとする桜のつぼみのごとく、きょうを待っていた。私はオリンピアンとして数々の聖火を見てきたが、夏の聖火は燃えるように情熱的で力強く、冬の聖火は深くともり、優しくて温かい。東京大会ではこれらが合わさり力強く温かい光となって日本全国に一つ一つ希望をともしていってほしい。きょう出発する聖火が、暗闇の先の一筋の光として希望の道をつなぎ7月23日に日本と世界の皆さんの希望が詰まった大きな光となって国立競技場に届くことを祈念する」とあいさつしました。
丸川オリンピック・パラリンピック担当大臣は「私たちはこのJヴィレッジのように、未曽有の大災害から復興を成し遂げつつある被災地の姿を力強く発信し、復興オリンピック・パラリンピックとして世界中に希望と勇気を届ける最高の大会にしたい。政府としてIOCや組織委員会、東京都、関係自治体とともに、コロナ対策を万全のものとし、安全で安心な大会を実現していく。この聖火が人々の心を1つにつないで大会本番を迎えられることを心から願う」とあいさつしました。
また東京都の小池知事は「今回の大会の原点は、復興オリンピック・パラリンピックだ。復興の象徴といえるJヴィレッジから始まる聖火リレーが国民の皆様のご協力によって安全に全国を回り、大会に向けた希望の道となって、復興をさらに加速させ、コロナ禍からの『サステイナブルリカバリー』の一歩につながることを確信したい。ともにがんばりましょう」とあいさつしました。
福島県の内堀知事は「福島復興のシンボルであるJヴィレッジから聖火リレーがスタートすることは、県民を大いに勇気づける。福島県民は震災以降さまざまな困難に見舞われてきたが、世界中の人たちの優しさに支えられ、数多くの応援をもらったからこそ、前を向き一歩ずつ復興の歩みを進めてこられた。私たちの歩みはどんな困難も乗り越えられるという力強いメッセージとして、聖火を希望のともしびとして輝かせる。聖火が全国の多くの人の希望の道を照らし出すことを願っている」と述べました。
そして、桜をモチーフにしたトーチに聖火がともされると、2011年サッカー女子ワールドカップで優勝した日本代表「なでしこジャパン」の当時のメンバー16人が、トーチを手に最初の聖火ランナーとして走り始め、東京オリンピックの聖火リレーがスタートしました。
第1走者を務めた「なでしこジャパン」のメンバーたちは、午前9時40分すぎ、トーチを持つ岩清水梓選手を先頭に出発式典の会場から出てきました。
メンバーは、両側に間隔を空けて並び、拍手を送る地元・福島の子どもたちに手を振るなどして応えながら、笑顔でゆっくりと走っていきました。
聖火リレーはおよそ1万人のランナーが参加して121日間をかけて47都道府県を巡ります。
初日の25日は、福島県内の10の市町村をおよそ100人のランナーが走り、順調に進めば午後5時すぎに1日の最後の式典会場に到着する予定です。
東京大会は、史上初の延期から1年がたった今も感染が収まらない中、およそ4か月にわたって全国を巡る聖火リレーが安全に行われるかが、大会の機運を醸成する上でも大きな課題となります。
福島県で行われている東京オリンピックの聖火リレーで、ランナーが火がついていないトーチを掲げたままほぼ1区間走るアクシデントがありました。
2日目の第2区間、飯舘村で4番目のランナーから5番目のランナーへ聖火が受け渡されるとき、トーチとトーチを近づけましたが、なかなか火がつきませんでした。
次のランナーは、かすかに火がついたようにも見えたトーチを掲げて走り始めましたが、NHKのカメラが捉えた走行中の映像からはトーチに火がついている様子は確認できませんでした。
ランナーは次の中継ポイントの手前でスタッフに呼び止められていったん停止し予備の火で点火してもらったあと、次のランナーに聖火を受け渡しました。
この区間を担当した浪江町出身の石澤孝行さんは、走り終えたあと報道陣の取材に応じ「トーチを上に掲げているので火が消えていることには全く気付かず、走り終える少し前に『消えてますよ』と言われて『え?聖火って消えるんだ』と思いました」と話しました。
聖火リレーが行われた当時、飯舘村には強風注意報が出されていて、スタッフが予備の火で点火しようとした際もなかなかトーチに火がつかなかったということで、石澤さんは「スタッフが持ってきた火も何回も消えてしまいました。自分のせいで聖火がつながらなかったかなと不安になりましたが、無事次のランナーにつなげることができて安心しました」と話していました。
このほか、会津若松市では、最終ランナーのバレーボール元日本代表の大林素子さんに前のランナーが聖火を渡そうとした際、火がつきづらかったことから予備のトーチに交換して火をつけ、走り出す一幕もありました。
このトーチは、通常のトーチではなく、その日の最終ランナーだけが使う水素を燃料としたトーチでした。
東京オリンピックの聖火リレーでは初日の25日もランナー間の聖火の受け渡しの際や走行中にトーチの火が消えるアクシデントが2回あり、そのたびに予備の火で点火し直していました。