昨日、
テレビ番組で
突如飛び出した『爆弾発言』……
かと思いきや。
実は、
従来の政府方針、IOC・大会組織委員会の方針と
何か違うのか、と考えてみると。
何も変わっていません(苦笑
新型コロナの感染拡大状況をみて、
『中止』も選択肢の一つとして
当然検討するべきだ、
という。
ごくごく
ありきたりな内容です。
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それって、
今までIOCなどが表明してきた立場と
なんら
変わりないですよねぇ。
IOCは、
これまで幾度となく、
感染状況を見て
開催するか中止するか最終判断を下す、と
東京五輪の開催について
公表しています。
たしか、
IOCが最終決断を下すのが
この先、
4月末だったか5月だったか、
そろそろの筈です。
その前に、
今一度
政府? 政権与党?としての立場を表明した。
と。
ごくごく常識的な発言です。
なのに、
それがニュースになるのは、
やはり
この人の人徳というか。
これまでの所業の結果というか。
因果応報?
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しかし、
この発言、
テレビで流れたために
日本国内メディアが横並びで取り上げていますけど。
実際のところ。
この方、
自民・二階幹事長は
政治家であって。
東京五輪大会組織委員会の役職に就いているわけでは
無いんですよねぇ……
いわば、
ただの『外野』です。
今回の発言も、
大会運営側とは無関係の『雑音』に過ぎません。
当然、
IOCは
この件に関して
公式から
何もコメントを出していませんし。
日本の
大会組織委員会も、
まったく無反応ですし。
なので、
国内メディアも
さらっと取り上げるだけ取り上げて、
流しています。
騒いでいるのは、
ごく限られた一部の政治家だけだという……
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それはそれで、
何というか……
一抹の寂しさを感じてしまいます。
東京五輪に対して、
関心が薄れている現われ、というか。
いま
目の前で起きている、
新型コロナの急激な感染拡大、
『変異体』の脅威に比べたら。
日本国民にとっては
最早どうでもいい話、
というか。
明日の
見通しが立たたくなりつつある状況で。
東京五輪のことなんて
考えている余裕ないです。
優先順位が低くなるのは
仕方がないことなのですけど。
自民・二階幹事長、五輪中止も選択 コロナ感染拡大なら「五輪すぱっとやめないと」
自民党の二階俊博幹事長は15日のTBSのCS番組収録で、東京五輪・パラリンピックについて、新型コロナウイルスの感染状況次第で中止も一つの選択肢との考えを示した。「これ以上無理だということなら、すぱっとやめないといけない。五輪で感染症を蔓延(まんえん)させたら、何のための五輪か分からない」と述べた。
二階氏はまた、「五輪は国民の皆さんの同意を得て、盛り上げていくことが日本にとって大事なことだ。大きなチャンスだと思うので、是非成功させたい」とも語った。
野党、五輪中止・再延期論強める 二階氏の中止言及で「決断を」
自民党の二階俊博幹事長が東京五輪・パラリンピックの中止に言及した15日、野党は五輪の中止・再延期論を強めた。共産党の志位和夫委員長は記者会見で「自民党幹事長が表明した以上、一刻も早く中止を決断し、新型コロナウイルスの収束に集中すべきだ」と語り、他の野党とともに政府に中止を求めたいとの考えを示した。
志位氏は二階氏発言について「政府・与党は思考停止で開催に向け暴走するという態度だったが、その姿勢が(感染拡大により)成り立たなくなっている」と解釈した。
立憲民主党の安住淳国対委員長は党会合で、中止も視野に開催の是非を慎重に検討すべきだと主張。「五輪に突き進むのかどうか、真剣に考えなければいけない時期に来た。二階氏の話はそのきっかけになるような感じがする」と述べた。
国民民主党の玉木雄一郎代表は記者会見で、今夏に安全に開催できるのか検証が必要で、再延期も選択肢となるとの認識を示した。政府のコロナ対応を疑問視し「今のままで安全で歓迎される五輪が開催されるか甚だ疑問だ」と強調。「人類がコロナに打ち勝った証し」(菅義偉(すが・よしひで)首相)として開催するという政府の目標についても「達成できなくなる可能性がかなり出てきている」と指摘した。
二階氏は15日のTBSのCS番組収録で、東京五輪・パラリンピックについて、感染がさらに拡大した場合に「これ以上無理だということなら、すぱっとやめないといけない。五輪で感染症を蔓延(まんえん)させたら、何のための五輪か分からない」と述べた。 ただ、その後にコメントを発表し、「ぜひ成功させたいという思いだ。何が何でも開催するのかと問われれば、それは違うという意味で発言した」と意図を説明した。