昨夜から
日本のメディアでも取り上げられている
メキシコでの列車橋崩落事故。
メキシコの中心街に設置された
地下鉄路線の高架橋の上を列車が通過中に、
橋が崩落。
橋の上の走っていた地下鉄車両も
橋と一緒に地面に落下して
乗員、乗客が死傷する、という。
悲惨な事故が起きています。
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これ、
現場写真の見ても明らかなのですけど、
事故現場の写真をみただけで
まさに
列車が通過した瞬間に橋が崩落した、と判ります。
列車が
橋の崩落部分に吸い込まれるような形、
『V字』になって、
地面に突き立つような姿で
たたき付けられています。
先頭車両が通過する前とか、
最後尾が通過した直後ではなく。
通過する瞬間に、
列車の真下の橋が崩落した、という。
そんな状況を
如実に物語っていますね。
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しかも、
この事故、
現地では
橋の手抜き工事が原因、と
もっぱらの噂なのだとか。
崩落した問題の橋は、
今から約10年ほどまえに
地下鉄の開業にあわせて建設された物で。
地下鉄開業、運行直後から、
いろいろと不備、強度不足などを指摘されて。
過去に一度
改修、補強工事が施されていた、とか。
しかしながら、
改修工事後も、
崩落した橋の近所に住む
住民からは、
『列車通過のたびに橋の振動がすごい』
『壊れそうで怖い』
というような
苦情が絶えなかったそうで。
そのうち
いつか事故を起こすのではないか、と
噂されていたそうな。
これについては、
地元でなら誰も知っている話なのだとか。
危険な橋として
かなり有名だったみたいですね。
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うーむ、
日本ではなかなか考えづらい、
というか。
想像しがたい内容です。
日本の場合、
道路とか鉄道とか、
公共インフラには
とにかく金を掛けているので。
とくに都心部では
それこそ
湯水のようにジャブジャブ使っていますから。
これが
地方とかだと、
お金が回ってこなくて、
点検が間に合わない、とか。
補修整備が間に合わず
崩落事故が起きた、とか。
そういう事故が
日本でも発生しています。
でも、
都心、
それも首都のど真ん中、ではなくても。
首都の繁華街、中心部で、
こういう
インフラ関連で事故が起きる、とか。
しかも、
不具合の情報が上がっていたのに
放置していた、とか。
日本だと、
即座に
マスコミの餌食にされて。
事故が起きる前に
フルぼっこ叩かれまくり、責任とれ、の
大合唱になりますね。
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うーん……
こういうところは
国情の違いなのかなぁ。
メキシコ市で高架橋が崩落 地下鉄乗客ら23人死亡
メキシコ市で3日夜、高架橋が崩落し、走っていた地下鉄が落下した。市の発表によると、これまでに23人が死亡、約50人が病院に搬送された。けが人はさらに多いとの情報もある。
事故は3日午後10時半ごろ、メキシコ市南東部オリボス駅近くで起きた。現地メディアが報じた監視カメラの映像では、地下鉄が走行中の高架橋が突然、折れるように土煙を上げて崩れた。橋の下は交通量の多い道路で、車が下敷きになった。レスキュー隊などが救助活動を始めたが、さらに倒壊の恐れがあるとして、すぐに中止された。市が事故原因を調べている。
事故の起きた路線は、エブラルド外相のメキシコ市長在任中に建設された。エブラルド氏はツイッターで「きょう地下鉄で起きたことは、恐ろしい悲劇だ。原因と責任はもちろん調査されなければならない」と投稿した。
エブラルド氏は2024年の大統領選に、ロペスオブラドール大統領の後継として立候補すると目されている。一方、事故対応を指揮しているメキシコ市長のシェインバウム氏も有力候補になるとの見方が強い。事故への対応が次期大統領選に影響を与える可能性もある。