kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

まだ続いていました…… ―― スエズ座礁船、航行認めず エジプトの裁判所

今年の3月下旬に、
スエズ運河
日本船籍の大型貨物船が座礁し。
運河を閉塞してしまって
世界中の物流が大混乱を来した
その事件から、
ざっと1ヶ月半ほど経ちました。
それで、
事故を起こした貨物船は、
その後
どうなったのか、というと……
いまだに
現地エジプト政府の手により拘留されています。
と報じているニュース記事があったので、
ブックマークを付けてみました。



この件、
まだ解決していなかったんですねぇ。
日本船籍の大型貨物船座礁によって
閉塞された運河は、
エジプト政府の奮闘努力により、
座礁した貨物船の離礁が成功、
3月末には
無事開通したのですけど。
その後、
事故によって起きた損害の賠償をめぐり、
大型貨物船の船主である日本企業と、
多額の賠償を求めるエジプト政府の間で、
賠償金額とその正当性を巡って、
対立が発生。
そこで、
エジプトの裁判所が
事故を起こした大型貨物船の拘留を許可して。
運河内にある
停泊地に留め置かれてから、
そろそろ1ヶ月になりますよ。
その間に
大きな進展はないようで。
この分だと、
さらに長引きそうですね。



なぜ船の拘留が長引いているのか、
エジプト政府と船主の日本企業の協議がまとまらないのか。
問題点について
ブックマークを付けた記事の中でも
簡単に触れていますけど。
エジプト政府が
船主の日本企業に提示した賠償金額の
算定根拠が不明確だからです。
そもそもが、
事故原因の調査結果が
未だ明らかにされていないため。
船主の日本企業側としても
どこまでが
保険で対応出来て。
どこから自費で支払うことになるのか、
計算が成り立ちませんし。
さらに、
過失の割合についても、
エジプト政府が一方的に主張する内容を飲め、
という状態です。
根本の部分で
協議になっていないんですよね。



とまあ、
ここまでが
先月4月下旬までの話で。
その後、
どうなったのかなぁ、と
続報を探していたのですけど……
今回ブックマークを付けた
ニュース記事を見た限りでは
どうにもなっていないようですねぇ。
進展があったのかなかったのか、
新しく追加された情報は
何も出ていません。
うーむ……
このまま行ったら
この問題、延々と長引いて年を越していくんじゃないのかな。
冗談抜きの真面目な話。
船主の日本企業としても、
これだけ長引くと、
もう
積み荷については破棄するしかないです。
船を回収するだけになりますよ。
そうなると、
賠償金額と船の値段が釣り合うかどうか、
と考えて。
そこへ来て
賠償請求金額
1000億円とか提示されたら、
新造船10隻くらい買えてしまう金額です。
船を捨てて、
新造船を買って済ませた方が
遙かに安上がりだから。
新造してしまった方が安上がり、
となれば。
延々と
支払いを拒否し続けますよね。
このままだと
いつまで経っても決着しないでしょコレは。

 

 

www.sankei.com 

スエズ座礁船、航行認めず エジプトの裁判所

 エジプト・スエズ運河座礁した大型コンテナ船「エバーギブン」(愛媛県今治市の正栄汽船所有)について、北東部イスマイリアの裁判所は4日、賠償交渉が決着するまで運河内に留め置く決定を妥当と判断し、航行再開を求める正栄汽船側の異議申し立てを退けた。地元メディアが伝えた。
 スエズ運河庁は4月中旬、船を留め置くと明らかにし、同月下旬には賠償交渉が「合意に近づいている」との声明を出した。ただ、運河庁側が提案する「約9億ドル(約980億円)」の損害額をめぐり協議が難航。運河庁による座礁原因の調査結果も明らかにされず、船は航行を再開できずにいる。
 船は台湾の海運会社が運航。3月23日に座礁し、6日後に脱出するまで運河をふさいで航行を遮断した。