いつもの、
韓国政府防疫当局発表の
感染状況報告。
昨日、
韓国国内で新たに確認された感染者は
463人でした。
そのうちわけは
市中感染者が436人、
海外からの流入組が27人。
でした。
さらに
市中感染者のうち
首都圏で確認されたのが283人。
首都圏が市中感染全体に占める割合は
65%でした。
この数字、
1週間前と比べてみますと。
韓国全体で前週比0.95倍(先週488人
市中感染で前週比0.94倍(先週465人
首都圏で前週比1.06倍(先週266人
という結果です。
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うーむ、
先週からの流れを引き継ぐように、
市中感染者数が、
前週比で1倍を割り込んできましたね。
休日明けの月曜日の報告なので、
土日に
ウィルス検査が休診になった分、
報告数も減少するので。
他の曜日と比べて
感染者の数が少なく出てくる。
その結果、
今回は
前日より101人減りましたが、
そこは
あまり重要ではありません。
1週間前の同曜日と比較して
大きく減少している点。
ここが
感染抑止に転じた結果の現われとして、
重要です。
この数字の動き、
先週から
ところどころ
ムラッ気あるもののずっと続いていますので。
それだけの結果が出ていますのから、
高止まりから、
さらに
感染抑止に転じた、と評価できます。
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ただ、
その中で気になる点もあります。
韓国全体、
市中感染では前週比1倍割れ、の結果が出た一方で。
首都圏だけを抜き出してみると、
前週比で1.06倍と。
若干、
前週の感染者報告数を上回っています。
全体一様に
感染抑止に向かっているわけではないのです。
この数字の動きが
今回たまたま一時的に
報告件数が集まっただけ、
統計上の数字のブレなのか。
それとも、
首都圏において
新型コロナの感染再拡大が始まったことを示す
兆候なのか。
さすがにそこは
今回の数字だけではなんとも評価しようがないので。
何か首都圏での集団感染に関する情報などを
探してみたのですけど。
取り立てて目に付くような、
大きな集団感染の発表もありませんし。
そうなるとやはり
一時的に報告がまとまっただけ、なのか。
明日、明後日の
感染者報告数が、
とくに首都圏でどういう風に動くのか。
注目すべきはそこですね。
韓国の新規コロナ感染者463人 41日ぶり低水準
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は10日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から463人増え、累計12万7772人になったと発表した。市中感染が436人、海外からの入国者の感染が27人だった。1日当たりの新規感染者数は前日(564人)から101人減り、3日(488人)以来1週間ぶりに500人を下回った。週末に検査件数が減った影響があるとみられる。
この日の新規感染者数は3月30日(447人)以来の低水準となった。だがこれは一時的な現象といえそうだ。教会や職場、飲食店など日常生活でのクラスター(感染者集団)が各地で続出している上、蔚山市など一部地域では、従来の新型コロナウイルスよりも感染力が強いとされる海外由来の変異株の感染が広がっている。
統計上では感染者の増加ペースがやや鈍化し、1人の感染者が何人に感染させるかを示す実効再生産数も2週連続で1を下回っている。政府は慎重ながら今後の感染者減少を見込む一方で、変異株などさまざまなリスク要因に留意して対策を練っている。
新たに確認された市中感染者436人を地域別にみると、ソウル市が136人、京畿道が135人、仁川市が12人で、首都圏が計283人と全体の64.9%を占めた。
首都圏以外の地域は、蔚山市が24人、釜山市と慶尚北道がそれぞれ19人、慶尚南道と忠清南道、済州道がそれぞれ14人、光州市と全羅北道、全羅南道がそれぞれ9人、世宗市が7人、大田市と江原道、忠清北道がそれぞれ4人、大邱市が3人だった。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは27人だった。このうち13人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの14人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。 死者は前日から1人増えて計1875人となった。韓国国内の平均致死率は1.47%。重篤・重症患者は前日から1人増え、161人となっている。
9日の検査件数は1万6288件で、前の日に比べ317件減った。平日だった7日に比べると2万4074件少ない。