このニュース、
昨日あたりから
メディアに出回っているのですけど。
以前、
『安楽死』か『嘱託殺人』かで
大騒ぎになった事件の容疑者が、
実は、
その事件よりももっと前に、
父親を殺害していました……という。
いったい
どうしてそういうことになったのか、
ちょっと理解に苦しむ
容疑が飛び出してきました。
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複数のメディアが報じている内容によると、
母親が事情を知っていた、とかで。
母親も
今回一緒に逮捕されています。
ネットでは
さらに余罪があるのではないか、
とか
色々と噂が飛び交っていますけど。
さすがに
10年も前に遡る話なので、
そこまで過去をほじくり返して
アレコレと特定するような動きはないみたいですね。
今のところは……
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しかし、
こういう情報が出てくると、
『尊厳死』『安楽死』の議論が
ますます遠ざかって。
すべて、
ただの『殺人』で片付けられてしまい、
日本では
いまだに曖昧にされている、
『死』とどういう形で向き合うのか。
それについての議論そのものを否定する、というか
敬遠することになりそうですね。
あの事件のあと、
『尊厳死』『安楽死』の規定とか、
日本の医療現場における扱いとか、
一時的に
盛り上がったのですが。
本当に、
一時的に盛り上がっただけで終わってしまって。
すぐに
世間の話題から消えてしまいましたし。
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最近
『就活』ならぬ『終活』ネタが
国内メディアで取り上げている所は、
しばしば見かけるのですけど……
葬式とか、
遺産とか、
介護とかの話題ばかりで。
たまに
エンディングノートの話とかも出ますけど。
『尊厳死』とか『安楽死』を含めた
自分の命の最期を
どう始末をどうするのか。
死をどのような形で迎えるのか、
そういう議論は、
スッポリ抜けているんですよね。
ALS患者嘱託殺人の罪で起訴の医師ら 京都
難病のALSを患う京都市の女性から依頼を受け薬物を投与して殺害したとして逮捕・起訴された医師2人が、10年前に死亡したこのうち1人の父親についても殺害したとして再逮捕されたことが、捜査関係者への取材で分かりました。
警察は70代の母親も逮捕し、詳しいいきさつを調べています。
いずれも医師の大久保愉一被告(43)と山本直樹被告(43)は、おととし、全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病、ALSを患う京都市の女性から依頼を受け薬物を投与して殺害したとして去年7月、嘱託殺人の疑いで逮捕され、その後起訴されました。
捜査関係者によりますと警察のその後の調べで10年前の平成23年に山本医師の父親が77歳で死亡した前後に、医師2人と母親の3人が殺害をほのめかすメールをやり取りしていたことや、当時、医師らが父親を、入院先の病院から東京都内のアパートに連れ出し、その日のうちに死亡したとみられることなどが分かったということです。
警察は何らかの方法で父親を殺害した疑いがあるとして医師2人を再逮捕するとともに、母親の淳子容疑者(76)も逮捕したということで、今後、詳しいいきさつを調べることにしています。