kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

これはどうなのだろう…… ―― 五輪参加選手の感染は「自己責任」

以前、
東京五輪2020について、
選手や関係者が
新型コロナに感染した場合に、
十分な治療を用意、提供できると確約できないので。
その点について、
大会開催中に
事故が起きる前に
責任の所在をハッキリさせておくべきだ、
と。
ここのヨタ書きで
現状での
東京五輪2020開催に伴う危惧を
チョロッと書いたのですけど。
その件については
大会関係者……もっと言えばIOCも
同様にリスクを把握していたようで。
これに対処する措置が
ニュース記事になっていましたので。
ブックマークを付けてみました。



で、
その内容というのが、
参加する選手に対して
事故が起きた場合に
開催主催者は一切責任を負わないこと承諾する、
という旨を書いた誓約書に……
この手の誓約書は
スポーツイベント開催時には
よくある話なのですけど。
IOCが
今回用意した
東京五輪2020用の誓約書には、
ここにさらに
新型コロナウイルスに感染など健康被害についても主催者は免責される』
との条項も追加されているのだそうで。
選手は、
これにサインして同意するのが必須なのだとか。
ということで、
今回
これまで言及されてこなかった、
オリンピック参加アスリートの『健康被害』や『死亡』について
主催者側の免責、
参加者の自己責任を確定する条項が
新たに追加されたことで
異論噴出。
物議を醸しているのだそうで。



ただ、
これについては、
これまで有耶無耶にしてきた状態が
スポーツイベントのセオリーから外れた
異常なんですよね。
たとえば、
かつて
アテネ五輪で女子マラソンだったかな、
選手が
レース途中で脱水症状の一歩手前まで
体調を崩してしまい、
ゴールした後で嘔吐した。
とか。
そのくらい過酷な状況でも
レースを平然と開催したり。
他にも
オリンピック以外の世界大会で
熱中症での途中棄権があったり。
とか、
この手のスポーツイベントは
開催期日が決まっていて、
選手の健康、安全よりも
優先されているのが現実です。
今から
100年くらい前まで遡ると、
大会中に死亡事故が起きていたり、
しますし。
極論すれば、
安全な大会運営に
配慮はするけども、
保障は出来ない。
今まで
そういう状況において
『暗黙の了解』で実施されてきたわけです。
ただ、
今回は
大会開催前から目に見える形で
リスクが顕現しているので
それらについて
これまでのように有耶無耶に出来なくなった。
と、
そういうことですよね。
ある意味、
有耶無耶だった内容を
ハッキリ規定した、ということで。
オリンピックの在り方が一歩前進した、と言えるのかな(苦笑

 

 

www.yomiuri.co.jp 

五輪参加選手の感染は「自己責任」…IOC、主催者免責の同意書に署名求める意向

 【ジュネーブ=杉野謙太郎】国際オリンピック委員会(IOC)のラナ・ハダッド最高執行責任者(COO)は27日、東京五輪に参加する選手らに対し、大会期間中に新型コロナウイルスに感染した場合も主催者は免責されるとの同意書に署名してもらう意向を明らかにした。「感染しないと保証できる政府や保健当局はない。私たち全員が抱えるリスクだ」と述べ、感染は参加者の自己責任だとの考えを強調した。
 同日の選手らを対象にしたオンラインの説明会で、米国の選手委員の質問に答えた。ハダッド氏は「同意書の提出は(新型コロナに伴うものではなく)以前から行われている。他の主要な大会の慣例にも準じたものだ」と述べた。トーマス・バッハ会長は「全幅の信頼をもって東京に来てほしい」と呼びかけた。

 

 

 

www.sponichi.co.jp 

IOC 五輪選手らに“コロナで死亡は自己責任”同意書義務付け、唐突ぶりに不満噴出

 国際オリンピック委員会IOC)が東京五輪の参加選手らに対し、新型コロナウイルスや猛暑による「健康被害」のリスクは自己責任とする同意書の提出を義務付けていることが28日、分かった。同意書は五輪憲章や反ドーピングなどのルール順守を署名付きで誓約させる書類。東京五輪については(1)コロナやその他の感染症、猛暑により健康被害や死亡に至る可能性がある(2)リスクを軽減する具体的な対策を取る、などに同意を求めた。
 IOCが27日までオンライン形式で開催した「国際アスリートフォーラム」では、米国の選手委員で10年バンクーバー五輪フィギュアスケート代表のマーク・ラドウィッグ氏が同意書を批判。「多くの選手が疑問に思っている。(過去に)暑さやコロナに関して署名の必要があったことは記憶にない」と指摘した。これに対し、IOCのバッハ会長はフェンシングの西ドイツ代表として出場した76年モントリオール五輪でも「(同意書には)署名しなければいけなかった」と論点をずらした。
 一方、IOCのハダッド最高執行責任者は改訂の事実を明かし「どの政府も保健当局も感染症について保証はできない。我々全員が負うべきリスク」と自己責任を強調した。
 新型インフルエンザが流行した10年バンクーバー冬季五輪は、自己責任での参加に同意を求めた。だが、直近の夏冬6大会で「健康被害」「死亡」が記載された同意書はない。「安全・安心な大会」をアピールする一方で、死亡リスクは自己責任とする姿勢は、アスリートたちの東京五輪への参加方針にも影響を与えかねない。