一昨日
千葉県で起きた、
トラックが小学生児童５人を死傷させた交通事故ですが、
警察は
運転手を
『危険運転致死傷容疑』での立件を
視野に入れて
捜査を進めているのだとか。
・
・
・
うーむ、
決断が早い、というか。
展開が早い、というか。
この手の
交通事故で
『危険運転致死傷容疑』での送検って
けっこうハードルが高いのですけど。
今回は
事故直後に
運転手から基準値超えのアルコールが検出されて
きちんと記録に残っていて。
運転手が
飲酒して運転していた、
と自供してますので。
しかも、
現場検証の結果、
ブレーキ痕もなかった。
ということで、
『過失』から
『危険運転致死傷』へ
切り替えたのかな。
・
・
・
あと、
この運転手、
『業務中に飲酒していた』と
記事中に書かれていますけど。
警察は
これについて
今回タマタマではなく、
常態化していたのではないか。
と
疑っているようで。
というのも、
事故当時の
呼気アルコール濃度の数値からみて、
会社に戻った時点でも
アルコールが残留しているだろう、
と。
考えられて、
そうなると、
会社では
飲酒運転を見逃していたのか？
飲酒運転などの危険運転が常態化していたのか？
といった
疑いが出てきます。
事件直後、
即座に
運送会社に家宅捜索に入ったのは、
そういう理由からのようです。
・
・
・
ところで、
メディアは
今回事件が起きた市道の現状を、
『通学路なのに
ガードレールもスクールゾーン設定もされていない
危険な道路』
とか、
行政の責任を追及するみたいな
かなり煽り気味に報道している姿勢が
目につきます。
けれどもね、
今回
ブックマークを付けた記事に
現場写真が掲載されているのを見ると、
事故現場になった
道路、
ガードレールとか設置できるスペースありませんよ。
普通車がすれ違いするだけで
ギリギリの道幅で、
路側帯を設置できるだけのスペースがありません。
物理的に無理です。
そこで
児童の安全を訴えるのなら、
スクールゾーン設定して、
登下校時に徐行制限を設け、
一定期間
警察に取り締まってもらうなどで
周知徹底させる。
など、
道路の改修とは別のところで
利用に制限を設けて
安全管理を向上するしかない、
と思いますが……
そういう
現実に即したコメントは
メディアから
出て来ないんですよねぇ……
【独自】児童５人死傷、運転手は業務中に飲酒か…危険運転致死傷での送検を検討
千葉県 八街やちまた 市で児童５人が死傷した事故で、県警が自動車運転死傷行為処罰法違反（過失運転致傷）容疑で現行犯逮捕したトラック運転手梅沢 洋ひろし 容疑者（６０）について、法定刑の重い危険運転致死傷容疑での送検を検討していることが、捜査関係者への取材でわかった。梅沢容疑者は調べに「（運搬先から）帰る途中に飲酒した」と供述。県警は、事故の数時間前、業務中に飲酒したとみている。
事故は２８日午後３時２５分頃、幅約７メートルの市道で発生。最大積載量約７・４トンのトラックが道路左脇の電柱に衝突した後、児童５人を次々とはね、約４０メートル先で畑に脱輪した状態で止まった。この区間では、明瞭なブレーキ痕は確認されていないという。
勤務先によると、梅沢容疑者は東京都内にトラックで鉄筋材を運び、八街市の工場に戻る途中だった。事故後の検査で、呼気から基準値を超えるアルコールが検出された。
県警は２９日、過失運転致死傷容疑で運送会社などを捜索し、配車表や運搬報告書などを押収した。
