なんというか、
事故の詳細、
とくに
飲酒運転の危険性を
国民に
もっと強く意識してもらうために
あれこれ論じるのは
意味があるとおもいますけど……
今のメディアは
実現不可能な『解決策』を
無責任に振りかざして
行政を攻撃するネタにしているだけ、
という……
ある意味、
『フェイクニュース』で
国民を扇動している、
と言ってもいい暴挙、
一種の
『メディアレイプ』を続けているので、
うんざりしています。
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今回の事故現場について
NHKが
昨夜放映していたニュースの中で
専門家に意見をきちんと求めて
それを報道していました。
ようやく
まともなニュース報道が出てきたな、
という印象です。
そこで
専門家がハッキリ断言していましたけど、
現場写真の道幅を見て
『これはガードレールを設置するには
道幅が狭すぎる』
と
事実上ガードレールの設置は無理だ、
と言及して
改善案として
『バンプ』=道路の一部に意図的に設置された『コブ』
を
現場の市道に設置して
通行する自動車の速度を低下させる、
という方法を提示していました。
これは
暴走族対策などでよく用いられる手法で、
道路に
小さな『コブ』……山部分作って、
高速で通過すると
ギャップで車体が跳ね上がり、
それこそ舌を噛みそうな勢いで着地する状態になって
まともな運転を維持できなくなります。
そういう物を
道路の一部に設置することで、
強制的に加速を不可能にして
高速通過を不可能にする、
という手法です。
専門家は
現場の道路状況にあわせて現実的な改善策を模索すると、
そういう形になる、と答えています。
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とまあ、
ようやく
NHKなりからまともな解説が出てきて
ホッとした一方で。
いまだに
感情的な改善策だけを
声高に主張しつづけているメディアの数が
圧倒的に多くて。
こういう
『マスゴミ』としか言いようがない姿勢の集団には
ほんとうにウンザリします。
メディアが
事故現場の問題点を指摘するのは
良いのですが、
現場の状況を無視して
国民にでたらめな情報を提示して
扇動するのは
やめてほしいですね。
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私の近所にも
似たような事例があるので
この件は
他人事とは思えなくて
しつこく書いているのですよ……
事故現場になった市道を見ると、
住宅地を抜けた先で畑の中を通っていて、
道幅が
2車線ギリギリです。
ここにガードレールと歩道帯のスペースを作ろうとしたら、
どうなるか。
1車線に減らした上でガードレールと歩道スペースを確保する、
もしくは、
ガードレールと歩道を設置する分だけ
道路を拡幅するしかありません。
これは
現実問題として
とても実現が難しいんですよ。
1車線にしてガードレール&歩道を設置した場合、
車が
確実すれ違い出来なくなります。
片側がガードレールで覆われるので
1.5車線になっただけでも車が退避不可能になりますので。
1台しか通過できなくなります。
そうなると、
この市道に面していた
住宅地からの移動は大変不便になります。
対向車がきたら通れなくなる道路になるのですから、
常に
一方通行でグルーッと大回りして
自分の家に出入りしなければなりません。
道路を拡幅して
ガードレールを設置する場合には
さらに面倒です。
市道に面している住人に
『ガードレールと歩道を設置する土地を提供してください』
という交渉から始まります。
それも
ひとりふたり、ではなく。
市道に面した住人全員が土地を売却しないと、
ガードレールと歩道が
まもとに繋がった状態で設置できません。
こうなるともう、
10年程度でどうにかなる話ではなくて、
20年かかって
30年かっても、
いまだに完成しない。
そういう壮大な事業になります。
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私の近所には
そういう道路が
山ほど
廃墟のように広がっていますよ。
現地住人の
生活事情を無視して
実現困難な要望を
ゴリ押しした結果。
どうにもならなくなって
とりあえず
出来るところだけ作りました……みたいな
作りかけの出来損ない空き地(泣
そんな
空き地を
毎日見て生活していますので、
今回みたいな
メディアの無責任な言動を見ると、
本当に
腹が立ちます。
八街市長「財源限られ、対策届かず」 現場、5年前から危険と認識―千葉児童死傷
千葉県八街市で下校中の小学生の列に大型トラックが突っ込み、児童5人が死傷した事故を受け、北村新司市長らが30日、記者会見し、事故現場の対策について「財源が限られた中で、大変申し訳ないが十分な措置ができなかった」と釈明した。市は今後、通学路の危険箇所を見直し、速度規制を県警に要望する。ガードレールの早期設置は難しいため、車道外側に早急に線を引くなどの対策も進める。
北村市長は「飲酒運転であれば絶対に許されない」と非難。現場について「車両が増えたと最近聞いた。(対策を)検討しないといけないと思っていた」と話した。
同席した市教育委員会の加曽利佳信教育長は、市教委が2016年度から、事故現場を道路の狭さなどから危険と認識していたと説明。「看板の設置などはしたが、ガードレールの設置まで至らず、痛恨の極みだ」と語った。
市によると、児童が事故に遭った市立朝陽小のPTAと、近隣の八街北中PTAの会長が08~11年度に毎年連名で、現場の市道にガードレールを設置するよう市に要望していた。市はこの日、要望が14年度ではなかったと訂正した。
要望に対し、市は「用地買収、建物移転などから多額の費用を要し、非常に難しい」と回答していた。担当者は「ガードレールの設置は、他の事業を優先して先送りされ、検討していなかったのが事実」と話した。
同市では16年11月にも、国道を走っていたトラックが朝陽小児童の列に突っ込み、4人が重軽傷を負う事故が発生している。北村市長は「ドライバーへの交通安全の実施や、登下校時の安全対策の注意点などを指導してきた。本当に残念だ」と悔しさをにじませた。