いつもの、
韓国政府防疫当局発表の
感染状況報告。
昨日、
韓国国内で新たに確認された感染者は
1378人。
そのうちわけは
市中感染者が1320人、
さらに
海外からの流入組が58人。
さらに
市中感染者のうち
首都圏で確認されたのが1021人。
首都圏が市中感染全体に占める割合は
77%でした。
という具合です。
この数字を
1週間前と比べてみますと。
韓国全体で前週比1.74倍(先週794人
市中感染で前週比1.76倍(先週748人
という結果です。
そして、
首都圏の感染者報告数は
前回集計が見つけられなかったので
今回は
比較は無しです。
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さてさて、
今回の報告でも
1日の感染者報告数が
過去最多記録更新、
という結果になりました。
これについて
一部の
韓国メディアでは
『防疫崩壊』みたいな
極端な主張を振りかざして
大騒ぎしているところも出てきましたw
いやぁ、
韓国民って、
派手に騒ぐのが大好きですねぇw
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今回の数字の動きについては
以前にも
何度か書いていますが、
ここまでは
ほぼ
想定の範囲内、
予想通りで。
いきなり
新たな感染源が見つかった以外、
その後の動きについては
従来通りで
特段に珍しい注目するべき点はありません。
新たな感染源が見つかったら
それまで
見逃されていた感染者の掘り尽くしが
終わるまで
報告数が増えていくのは
当然の流れです。
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そこで、
今回の報告では
ウィルス検査件数が前日よりも
大きく減少していますので。
そろそろ
感染者掘り尽くしに近づいてきた、
と見ることが出来ます。
なので、
来週、
月曜日以降からは、
今回の感染の勢い、
感染拡大の規模に合わせた
感染者報告数が
順時出てくると思われます。
市中感染の程度を
具体的に測る事が出来るのは
その辺りからですね。
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ただ、
今の時点で気になる点を一つあげておくと。
市中感染者の報告数が
増えているのに。
その中で
首都圏の感染者が占めている割合が
昨日、今日で
ジリジリと低下している点です。
以前は
80%超えでしたけど、
今は
80%を切って、
75%へと近づいています。
しかし、
感染者報告数は増えているんですよねぇw
これはつまり、
地方での感染が拡大している、
首都圏から
地方へも感染が拡大しつつある。
その兆候なのか。
それとも
単に
一時的な数字の偏りで終わるのか。
これも含めて
来週の動向が楽しみですw
韓国の新規コロナ感染者1378人 3日連続で最多更新
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は10日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から1378人増え、累計16万6722人になったと発表した。市中感染が1320人、海外からの入国者の感染が58人だった。1日当たりの新規感染者数は前日(1316人)から62人増えた。昨年1月20日に韓国で最初の感染者が確認されて以降初めて4日連続で1200人を超え、3日連続で過去最多を更新した。
韓国では今月に入り、首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)を中心にクラスター(感染者集団)が続出。流行の「第4波」が本格化し、猛烈な勢いで感染が拡大している。
こうした状況を受け、政府は首都圏の感染防止策「社会的距離の確保」のレベルを12日から2週間、最高レベルに当たる第4段階に引き上げる方針を決めた。
しかし、本格的な夏休みシーズンを前に、インドで最初に発見された変異株で感染力がより強い「デルタ株」も広がっており、感染拡大の勢いは当面収まりそうにない。
新たに確認された市中感染者1320人を地域別にみると、ソウル市が501人、京畿道が441人、仁川市が79人で、首都圏が計1021人と全体の77.3%を占めた。首都圏の新規市中感染者が1000人を超えたのは初めて。
首都圏以外の地域では、釜山市が59人、大田市が47人、慶尚南道が36人、蔚山市が29人、忠清南道が28人、光州市が20人、忠清北道が18人、江原道が15人、全羅北道が14人、大邱市が12人、済州道が10人、慶尚北道が9人、全羅南道が2人だった。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは58人だった。このうち21人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの37人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から2人増えて計2038人となった。韓国国内の平均致死率は1.22%。重篤・重症患者は前日と変わらず148人となっている。
9日の検査件数は3万7423件で、前の日に比べ4012件少ない。
「韓国第4次流行、感染者一日に4000人になるかも」……
専門家の予想は「疾病管理庁長の2倍」新型コロナの流行が2年連続で続いているなか、4度目の危機を迎えた。なかなか減らない感染者が7日1200人台にのぼった後、8日には過去最高を塗り替えた。変異ウイルスが拡大傾向に一部影響を与え、若年層を中心に感染速度が速くなったのがその間3回の流行と異なる点という分析だ。
①20・30代が半分
最近、拡大傾向の中心にある年齢層は20~30代だ。8日0時基準で新規感染者1275人をみると、20代352人(27.61%)、30代227人(17.8%)で若年層が45.41%を占める。半分だ。中央事故収拾本部のソン・ヨンレ社会戦略班長はこの日、記者会見で「12月(第3次流行)と違う点は、高齢層の感染が多くなく、若年・中高年層を中心に感染が著しい様相を示している」と話した。
昨年11月~今年1月続いた第3次流行の時も若い感染者の割合が30%前後を占めた。ところが、最近ではこの割合がさらに上がって半分程度となっている。先月6日~今月3日年齢別10万人当たり感染者数によると、20代は6月1週目には1.4人だったが、6月5週目に2.3人に増え、30代は同じ期間に1.3人から1.6人に上がった。若い年齢が主に利用する居酒屋・クラブ関連集団事例も6月以降21件(関連患者561人)に達した。
高齢層感染者は著しく減った。第3次流行当時である昨年12月には、療養病院・療養施設の計23カ所で大小の感染が発生して関連感染者だけで1412人だった。20~30代の割合のように60代以上で感染者が多く発生した理由だ。流行傾向の頂点だった昨年12月25日、60代以上の感染者は29.3%で20~30代(26.5%)より多かった。高危険群である高齢層の感染者が多く、重症感染者と死亡者の規模も同時に増えた。重症感染者が一時累積300人台まで急増し、一日死亡者が2桁となり多い時は24人まで発生した。第3次流行の時、致命率は2%を超えた。
最近60代以上の感染者の割合は10%割れとなった。8日、60代以上の感染者は▼60代4.86%▼70代1.65%▼80代以上0.31%で、全部を加えても6.82%にとどまる。若年層と違い、高齢層はほとんどが少なくとも1回ワクチンを打ったのが奏功したと分析される。今年に入って先月まで致命率は0.75%まで落ち、第3次流行の3分の1水準に減った。ソン・ヨンレ班長は「12月第3次流行の時に観察された医療機関、療養病院、刑務所、認知症センターなど脆弱階層が集まった施設での集団感染は現在一件もない」と話した。
最近やっと感染者が発生し始め、2~3週間程度の時差を置いて重症感染者と死亡者が増えているために安心できるわけではないが、接種を考えると致命率がかつてのように大きく増えないだろうという見通しもある。②地域社会に食い込んだ変異ウイルス
これまでの流行と今が最も大きく異なる点は変異ウイルスの勢いだ。当局はまだ変異が流行を主導しているわけではないが、拡大の勢いに確かに寄与しており危険度がさらに高まるものとみられる。最近1週間(6.27~7.3)感染者10人を分析すれば、4人(39%)はアルファ(英国)・ベータ(南アフリカ共和国)・ガンマ(ブラジル)・デルタ(インド)など主な4種の変異感染者ということが分かる。その前の1週間(6.20~26,30.5%)より大きく増えた。首都圏での検出率は同じ期間に28.5%から39.3%に上昇した。何より感染力が強いデルタ株の脅威が大きい。首都圏でデルタ株の検出率は同期間に4.5%から12.7%まで3倍に上がった。チョン・ウンギョン疾病管理庁長は「(デルタ株が)8月中に優点化する可能性も排除できない」と分析する。
このような変異株が相対的に無症状、軽症の傾向が多く、移動半径が広い若年層を中心に広がりかねないというのが問題だ。感染事実を認知することが難しく、早期検査もまた容易ではないからだ。早く接触者を探して隔離するのが急がれるが、変異株の分析自体にかかる時間が1週間にもなるから感染の輪を断ち切ることも遅れている。③ベースラインが高まっている…「規模を計りにくい」
流行が繰り返されるほどベースライン(開始点)が高まった。第1,2次流行直後、地域社会の感染は10~30人、50~100人水準だった。第3次流行が終わっては400~500人台から感染者がそれ以上減らず、しばらく維持して最近さらに増えた。嘉泉(カチョン)大学医大予防医学科のチョン・ジェフン教授は「700~800人台から始まった。流行曲線の頂点がどこか予想しにくいが、第3次よりはるかに大きいものとみられる」と話した。また、「危険要因が窮極的に反映されたのが感染再生産数で、現在1.2~1.3水準だが、社会的距離の確保と全国民接種率30%が反映されてこの水準」として「これまで見たことのない拡散速度」と話した。
下限が上昇したことを根拠に上限を計算すると、一日最大感染者が4000人まで発生する可能性もあるという見通しもある。ユン・スンボン元サムスン経済研究所顧問はユーチューブチャネル「ユン・スンボンの書斎」ですでに4月1~第3次の時と感染者の水準を比較して「第1次の時、581人まで増えて39人を下回らず、第2次の時は344人まで増えて110人を下回らなかった。第3次の時は1048人まで増えて最低点が437人を下回っていない」とし「第3次の出発当時、第2次との違いが3倍、最高値も3倍だ。第3次と第4次の時出発点が4倍の差があるから、頂点も4倍程度上がるだろう」と話した。同時に、第次流行の時、一日最大4000人程度の感染者が発生する可能性があると警告した。
チョン・ウンギョン庁長は「民間専門家と合同で分析した数学的モデリングの結果によると、現水準が維持される場合、7月末感染者は1400人水準に到達し、状況が悪化する時は2140人に到達すると予測される」と話した。ただし、接種と距離の確保など防疫守則の順守が効果を見せれば、9月末には260人~415人水準まで減少するだろうと明らかにした。