kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

業界人として思う事…… ―― 《幻の東京五輪開会式案》

なんか、
文春から
『幻の東京五輪開幕式案』が
独占取材的に
初期設定資料が公開されているそうで。
世間で
話題になっているので、
私も
ちょっと覗いてみました。



で、
ざっと見て
サブカル系、
漫画とかアニメ、ゲームなどの
コンテンツ関係に携わっていた者の
率直な感想を言わせて貰うと、
『これはダメですね』
パッと見て、
スーパーマリオ』が主役級の扱いになっています。
これ、
スーパーマリオ』が
大会公認キャラクターなら
問題ありません。
けど、
そうではありません。
となると、
大会が
特定企業に肩入れ、というか。
主役級に扱ってしまう。
要は
大金払ってスポンサーになっているのに、
そのスポンサーを差し置いて
スーパーマリオ』に肩入れする、
ってことですから。
これは
かなりヤバイです。
他のスポンサー企業としては
当然
面白くないわけで。
また、
任天堂としても、
政治色が強く付きすぎて
色々と困るわけですよ。



リオデジャネイロ
ブラジルオリンピックでの
プレセレモニーでも、
スーパーマリオ』が登場しましたが、
アレは
『安倍首相』の『仮装』という
『パロディ』であったから、
企業倫理、業界倫理的には
ギリギリセーフだったんです。
直接
特定企業のキャラクターを
売り込んだわけではないですから。
一種の
『寸劇』で、
直後に
『安倍首相』が
『マリオ』のイメージを捨てて、
『日本国首相』として振る舞っていますからね。



仮に
この原案をベースに
業界的に成立できる範囲で考えると、
スーパーマリオ
公認キャラクターに差し替えて
公認キャラクターが
色々紹介していく形になるのかな。
でも、
それが面白いのか、
というと
スーパーマリオ』という
企業キャラクターが活躍しているから面白かったけど。
それがなくなったら、
普通のデモだよね。
日本らしい特徴が
ガッツリ消えてしまうので、
それなら
何か
別に追加しないと
『日本らしさ』が表現出来ないので、
どうしよう……

考えていくと。
なかなか
面倒くさいにことになるなぁ。

 

 

《幻の東京五輪開会式案》『AKIRA』のバイクが駆け抜け、スーパーマリオが競技紹介… 渡辺直美も絶賛した「MIKIKOチーム案」の“全貌” | 文春オンライン

これは難しいなぁ。スポンサー視点で見れば、公認キャラクターではない『マリオ』を多用しすぎ。それならコカコーラ映せよ、車はトヨタデザイン使えってなる。ショートで演出的に使うのではなくて主役にしたらアカン

2021/07/25 05:21

 

《幻の東京五輪開会式案》『AKIRA』のバイクが駆け抜け、スーパーマリオが競技紹介… 渡辺直美も絶賛した「MIKIKOチーム案」の“全貌”

 2021年7月23日に国立競技場でおこなわれた東京五輪開会式。テニスの大坂なおみが聖火の最終点火者となり、会場上空に地球をかたどったドローンが躍った。しかし、本番4日前に音楽制作チームのメンバーだった小山田圭吾氏が辞任し、前日には開閉会式のショーディレクターを務めていた小林賢太郎氏が解任と、舞台裏は混迷を極めた。
 この大混乱の引き金を引いたのは、五輪開会式の執行責任者だった振付演出家のMIKIKO氏が2020年5月、突然役職を下ろされたことだった。MIKIKOチームがIOC側にプレゼンし、絶賛された“幻の開会式案”とはどんなものだったのだろうか。約280ページに及ぶ資料を入手した「週刊文春」の記事を再公開する。(初出:2021年3月31日、肩書き、年齢等は当時のまま)

 東京五輪開会式の執行責任者だった振付演出家・MIKIKO氏(43)。彼女が責任者を降ろされたことで、日の目を見ることなく、“なかったこと”にされたMIKIKOチームの開会式案の全貌が判明した。MIKIKO氏が責任者を外される直前にIOC側にプレゼンし、称賛を受けた約280ページに及ぶ資料を「週刊文春」は入手した。
 プレゼン資料は昨年4月6日付。新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、開催延期が正式決定した直後のものだ。
IOC側は『よくここまで準備してくれた』と大喜びでした。コロナに関するメッセージを盛り込む必要はあるが、現状の企画書に手を加えれば大丈夫。殆どの関係者がそう考えていました」(組織委員会幹部)
 ところが、その約1カ月後の昨年5月11日、MIKIKO氏は電通代表取締役から責任者の交代を通告される。後任に就いたのが、佐々木宏氏(66)だった。
 だが、その佐々木氏も、タレントの渡辺直美の容姿を侮辱する演出案を披露したことを理由に3月18日、辞任を表明する。
 これを受け、組織委員会橋本聖子会長は「大会まであと4カ月に迫る中で、一から作り上げるのは困難。佐々木チームの案をベースとして、新たなものを作り上げるのがベスト」などと述べていた。
MIKIKOチームの案が日の目を見ることは事実上、ゼロになりました。ただ、多くの関係者が『彼女の案は素晴らしかったのに』と惜しんでいる。実際、渡辺直美さんもYouTubeで『その演出がマジ鳥肌! かっこいいし、最高の演出だった』などと絶賛していました」(組織委員会関係者)
 そのMIKIKOチームの案はどんなものだったのか。

赤いバイクが駆け抜けるシーンで幕を開け……MIKIKOチーム案の概要
 プレゼン資料によれば、セレモニーは、会場を一台の赤いバイクが颯爽と駆け抜けるシーンで幕を開ける。漫画家・大友克洋氏が2020年東京五輪を“予言”した作品として話題となった『AKIRA』の主人公が乗っているバイクだ。プロジェクションマッピングを駆使し、東京の街が次々と浮かび上がっていく。三浦大知、菅原小春ら世界に名立たるダンサーが花を添え、会場には大友氏が描き下ろした『2020年のネオ東京』が映し出される。
 1964年の東京大会を映像で振り返ったのち、「READY?」と合図を送るのは、渡辺直美。過去から現代へと誘う役割だ。女性ダンサーたちが、ひとりでに走る光る球と呼吸をあわせて舞う。世界大陸をかたどったステージの間を、各国のアスリートたちが行進。各種競技の紹介は、スーパーマリオなどのキャラクターのCGが盛り上げていく。 

MIKIKO氏に取材を申し込むと…
最後に聖火が点されると、花火が開幕を告げる――。
MIKIKO氏に取材を申し込んだところ、以下のような回答があった。
「公式コメントを出すことができ、自分の中でも区切りがつけられたと思っています。私が喋ることができるのはあのコメントが全てです」

 追記:
あと、
もう一つ
気になる点を書いておくと。
マリオを
キャラクターとして使用した場合、
キャラクターの使用料、
東京五輪大会組織委員会は支払えるのか?
という
大きな疑問がある。
任天堂
当然、
要求してくるでしょ。
世界的なイベントで
『タダで使っていいですよ』ってはならないよね。
とくに
面倒くさいのが
『放映権』的な……
東京五輪の開幕式を中継した映像に関して
マリオが登場しているシーンには
全部
使用料が掛かる点。
それぞれ
テレビスポットCMと同じ程度の料金になる
と思われるから。
開幕式の映像を1回使用する度に
テレビ局は
数百万円単位の使用料を
任天堂から請求されることになるはず。
この辺は
メジャーリーグ試合の放映権とかと同じ扱いになるよ。
東京五輪大会組織委員会とは
別に
各メディアへ
任天堂からも
請求が来る仕様。
メディア側からしたら
『ふざけんな』仕様ですw
というか
そもそも
任天堂から
使用許可が下りるのか、
そこから疑問。
『コスプレ』ではなくて、
『キャラクターそのものを使わせて』って
企画ですから。
おそらく
任天堂
マリオ映像の制作を発注して
作って貰う、
という流れになる。
それで、
映像の制作費と使用料が発生する仕組み。
そういう仕事を
任天堂が引き受けるだろうか。
とか
考えていくと、
どう考えても
実現は不可能だよ。