kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

ちょっと気になるニュース…… ―― 弊社社員のSNS等での不適切発言に関する社内処分につきまして

サブカル界隈の片隅で
生きている人間として、
チョット気になるニュースがあったので。
ブックマークを付けてみました。



何なのか、と言いますと。
数日前から
某社の社員が
『転売を擁護』して
『一般顧客を侮る』
そのような
コメントをSNSに掲載。
それが
多くの目に触れて
大炎上。
この
某社というのが、
転売については
いろいろと
悩まされている
ホビーメーカーでして。
それで
某社としては
転売に対して
容認なのか。
反対なのか、
いったいどういうスタンスなんだ、
と。
この件
いったいどういう決着をつけるのか。
という
観点から
私なりに
注目していたのですが。



本日
某社から
この騒動に関する処分の発表があって。
当該社員は解雇(いちおう退職形式)。
当該社員の上司、所属長は
のきなみ降格、
という。
かなり
厳しい処分がでましたね。
で、
この件について
『上司まで処分されるのは厳しすぎるのではないか』
とのコメントが
色々見受けられるのですけど。
この処分、
SNSコメントの内容について
責任を取らされた、
というよりも。
社員の
SNS利用について許可を出していたけど
きちんと
管理出来ていなかった点について
処罰されたのだと思われますので、
妥当な内容でしょう。
厳しく見えるほど処分なのは、
今回の件で
それだけ
大量の苦情・クレームが会社に入ってきて。
通常業務も出来ない状態になってしまった
その裏返し、だと思われますw
つまり
会社に重大な損害を与えてしまった、結果ですねw



近年
バカッターが社会問題化してますので。
名のある大企業は
軒並み
個人がSNSサービス利用時に社名を出すのは
内規で禁じていたり
会社側の許可が必要だったりします。
今回の場合、
問題を起こした元・社員は
ネット界隈で
かなり名前が知られていたらしいので。
会社側が容認、
社名の使用に許可をだしていたのでしょう。
じゃあ、
許可を出した人って誰なのよ。
ということで
部署の監督権限を持つ長が
許可を出した。
である以上、
問題が起きたんだから責任を取れよな。
って
処分ですね。



あと、
今回問題を起こした元社員の
転売容認理論で
『物が売れているんだから問題無いだろ
 というより
 メーカーと客でWin-Winだろ』
みたいな
間違った主張があるのですけど。
そこは
メーカーとしてきちんと訂正して欲しかったですね。
転売ヤーがやっているのは
単なる
『価格のつり上げ』であって
毎回
それで売れているのなら問題ないのですけど。
売れずに
不良在庫になる事だってあるわけで。
それでも
転売ヤー
不良在庫など気に掛けず、
次も高値で仕入れてくれるなら
win-win理論は成り立ちます。
けど
実際には
在庫が売れなければ
次を仕入れる資金が捻出できないので。
転売ヤーでも
買い控えするわけで。
そうなると
『高値で釣り上げて不良在庫を作っただけ』になって。
メーカーにとっては
迷惑極まりない存在なわけです。



とくに
『商品の値段』ついては
漫然と決めているものではなくて。
メーカーなりに
時間と金と労力をかけて
『手間暇かけて市場調査した』
上で
『作っている』
物ですから。
それを
勝手に『釣り上げる』ことで『値段を破壊する』とか。
これも
メーカーにとっては
重大な損害を与える行為なんですよ。
転売ヤーの存在は
メーカーにとってもWIN-WIN
なんてのは
無知蒙昧な妄言の極みです。
その辺は、
マーケティング
多少なりとも勉強していれば
基礎的な知識なんですけどねぇ……

 

 

hobbyjapan.co.jp 

弊社社員のSNS等での不適切発言に関する社内処分につきまして
2021-07-26

 

お客様ならびに関係者各位

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
表題の件につきまして、弊社社内規定に基づき下記の通り処分致します。

              記

当該社員
月刊ホビージャパン編集部 編集担当  退職処分


管理監督者
常務取締役編集制作局長        譴責の上取締役に降格

月刊ホビージャパン編集部 編集長   譴責の上副編集長に降格

月刊ホビージャパン編集部 副編集長  譴責の上デスクに降格

以上
株式会社ホビージャパン

 追記:

上記で
ざっと簡単に述べたマーケティング視点からの
メーカーによる
価値と信用の創造、
顧客ロイヤリティの向上、等について
とても
平易な言葉で簡潔にまとめている良記事があったので
ブックマークを付けてみました。
『価格=信用の破壊』は
メーカーにとって死活問題なんです。
転売ヤー
メーカーが長年かけて
作り上げ積み上げてきた
価値と信用に寄生して
利益を吸い上げているだけで
市場の拡大に
まったく寄与していないのがこの問題の根本なんです。
そして
それを助長している
フリマアプリのプラットフォーマーの存在も
今のままなら
今後
問題視されていくでしょう。

 

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