記事には
『侍ジャパンの悲願』とタイトルが付けられていますけど。
私みたいな
野球ファンにとっても
悲願でしたよ。
これまで
WBCなどの『世界大会』というか、
プロの大会などでは、
頂点に立ったことはあっても。
オリンピックの頂点だけは
初めて公開競技として採用された時に
勝ったものの。
その後、
正式種目として採用された後は
幾度となく挑戦して、
強敵に
跳ね返されて。
頂点の座を逃してきました。
何年だったかな……
30年? 40年近くになるのかな。
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それが
ようやく、
今回、
ひょっとしたら
オリンピックで
野球が競技種目に採用されるのは最後になるかもしれない、
と言われている
この
東京五輪2020で。
ついに
頂点に立ちました。
誰かが
金メダルを取ったりしても、
いちいち
このヨタ書きで取り上げたりしないんですけど。
これだけは
特別です。
「侍ジャパン」が悲願の金メダル、決勝で米国を2-0で下す…正式競技になってからは初
東京五輪の野球は7日、横浜スタジアムで決勝が行われ、日本代表「侍ジャパン」は三回に村上(ヤクルト)が先制のソロアーチを放ち、八回には吉田正(オリックス)の中前打と相手拙守で加点、5投手の継投で得点を許さず、米国に2-0で勝利した。野球が公開競技だった1984年ロサンゼルス大会以来の金メダル獲得となった。正式競技になった92年バルセロナ大会以降では96年アトランタ大会の「銀」が最高だったが、これを上回った。
【経過】
一回表、
日本の先発は森下(広島)。三者凡退に抑える。
その裏、米国の先発はマルティネス(ソフトバンク)。
先頭の山田がファーストストライクを左前に運ぶ。
一死後、吉田正の強烈な打球は一直に。山田が帰れず併殺になった。
二回表、
森下は一死後に高めのカーブを5番打者に右前に運ばれ、初安打を許す。
続く6番が放った打球は中堅左を襲うが、柳田が追いつく。
7番も打ち取る。
その裏、鈴木誠は二飛、浅村、柳田は連続三振。
マルティネスも好調な立ち上がり。
三回表、
二死から1番が右前打で出塁。打撃好調のオースティン(DeNA)に回る。
左翼への大きなファウルもあったが、カーブで空振り三振に仕留めた。
この回、アウトは全部三振。
3回1死、村上宗隆が先制ソロを放つ。
その裏、一死から村上が左中間にソロアーチを運ぶ。日本先制。
四回表、
森下の好投が続く。三人で終える。
その裏、日本は一死後に吉田正が粘った末に遊撃内野安打で出塁。
鈴木誠が今大会2本目となる安打を中前に運び、さらに浅村が四球を選ぶ。
一死満塁の好機に、柳田が三ゴロ、菊池涼が三振に倒れた。
五回表、
森下は二死から8番に右前へ運ばれ、9番には死球を与えた。
一、二塁のピンチに、アルバレスを遊ゴロに仕留めた。
その裏、日本は好調な8・9・1番がいずれも三振に倒れた。
六回表、
日本は継投に入った。2番手として千賀(ソフトバンク)が登板。
先頭のオースティンに四球を出し、二死後には死球。
一、二塁のピンチに6番打者を捕邪飛に抑えた。
その裏、二死から鈴木誠が右前打で出塁し、すかさず二盗。
セーフの判定だったが、アメリカのアピールで結局アウトになった。
七回表、
日本の3番手は伊藤(日本ハム)。
一死後、8番に中堅左に二塁打を打たれた。
9番は二ゴロの進塁打。
二死三塁になったが、アルバレスを一ゴロに抑えた。
その裏、米国の2番手は右腕のR・ライアン。
先頭の浅村が右中間を破る二塁打で出塁、ベンチは代走に源田(西武)を送る。
続く柳田は三ゴロに倒れ、源田は進めなかったが、菊池涼の遊ゴロでは判断良く三塁へ。村上は申告敬遠で歩き、二死一、三塁、打席には勝負強い甲斐。
村上が二盗を決め、二、三塁に。しかし、甲斐は三振に倒れる。
八回表、
伊藤は先頭のオースティンに左前に運ばれたところで降板。
続く左打者の3番カサスに対し、ベンチは左腕の岩崎(阪神)を送る。
岩崎は見逃しの三振に抑えると、
右打者の4番フレージャーは遊飛に、
左の5番フィリアは三ゴロに抑えた。
その裏、米国の3番手はマクガフ(ヤクルト)。
先頭の山田が右前打で出塁。坂本がバントで送る。
吉田正の中前打と中堅手の送球がそれたことで山田が帰り、日本に2点目が入った。
九回表、
日本は栗林(広島)が締めた。日本が金メダル獲得。◇
日本の先発は以下の通り。菊池涼(広島)が復帰した。
1番 DH 山田(ヤクルト)
2番 遊撃 坂本(巨人)
3番 左翼 吉田正(オリックス)
4番 右翼 鈴木誠(広島)
5番 一塁 浅村(楽天)
6番 中堅 柳田(ソフトバンク)
7番 二塁 菊池涼(広島)
8番 三塁 村上(ヤクルト)
9番 捕手 甲斐(ソフトバンク)
◆過去の五輪日本代表の成績(※は公開競技)
※1984年ロサンゼルス大会(アマチュアで構成)=金メダル
※88年ソウル大会(同)=銀メダル
92年バルセロナ大会(同)=銅メダル
96年アトランタ大会(同)=銀メダル
2000年シドニー大会(プロ・アマ混成)=4位
04年アテネ大会(プロで構成)=銅メダル
08年北京大会(同)=4位