最近
裁判の行方で
私的に気になっている事例が
もう一つありまして。
といっても、
もう一つの方は、
まだ
訴訟を起こすかどうか。
今、
資料を集めている段階で。
この先、
裁判まで進むかどうか
怪しいのですけどね……
・
・
・
熱海の土石流被害の件です。
すでに
発生から1ヶ月以上……
もう2ヶ月近く経過しているのですが。
この災害、
未だに
何が問題だったのか。
曖昧なままです。
ただ
これまでの調査と、
災害発生地点の
過去の開発経緯などを調べた結果、
盛り土の
違法作業、造成の結果
今年の
土石流災害時に盛り土部分がすべて流れしまって
被害が拡大した、のはほぼ間違いない
事実らしく。
この
盛り土作業を進めた企業と
開発地域の土地の所有者、
そして
開発の許可を出した県や市に対して、
被害者が
賠償を求めるかどうか。
資料を集めて
検討を進めているのだとか……
と、
今から1ヶ月近く前に
ニュースになっていました。
・
・
・
これ
訴訟になったら、
おそらく過去に例がない裁判になるので。
果たして
司法がどういう判断を下すのか。
そもそも
今の司法の枠組み、
現下の法律において
10年近く前の
違法な土地開発、造成の結果。
10年後に
土石流が起きて
甚大な被害が発生しました。
と、
その因果関係を結びつけて
裁くことが出来るのかどうか……
色々な部分で
問題があるんですよねぇ。
それは
どういう風に解釈されるのか。
どういった解釈が成り立つのか。
その点、
私的に
大変興味深くて。
いったい
どういう判断になるのか。
どういう判断が可能なのか。
どういう判断が適切なのか。
詳細な解説が付いた
続報を待っているのですが……
・
・
・
この件で
第一報がニュースとして取り上げられてから。
その時は
主要テレビ局が
皆そろって取り上げて居たのですが、
その後、
1ヶ月近く経過して
新しい情報が何も出ません。
メディアが関係者に取材して記事を書いた、
とか
そういう動きも全くゼロですよ。
『文春』とか
突撃して、
なんやかんや、
物議となる特ダネスクープをぶっ放すのを
期待していたのですが……
テレビも、新聞も、雑誌も、
どのメディアも
何一つ、
まったく動きがありません。
・
・
・
なんなんですかね……
この件、
業界のタブーとか。
まったく
追加情報が出て来ない、って。
触れたら、
粛正される、とか。
何か
大きな闇が背後にあるのかな。
盛り土巡り賠償請求検討 熱海土石流、3日で発生1カ月
静岡県熱海市伊豆山の大規模土石流で被災した住民が2日、市内で記者会見し、崩落した起点の盛り土を巡り県や市、土地の所有者らに損害賠償の請求を検討していると明らかにした。3日で発生から1カ月。22人の死亡が確認され、なお5人が行方不明となっている。斉藤栄市長は2日、県警と消防による捜索継続を表明。土砂やがれきの完全撤去には2~3カ月かかる見通しという。
家族を失ったり自宅が被害に遭ったりした住民9人が会見し、一部が賠償請求の意思があることを表明した。自宅が全壊した太田滋さん(64)は「安全だと思って住んでいた場所になぜ土砂が流れ込んだのか。原因を含めて追及していきたい」と理由を説明した。
斉藤市長は、こうした動きに「重く受け止めている。(賠償請求が)現実になれば市としては冷静に対応したい」と発言。「被災者から『人災』という言葉も出ているが、客観的な調査によって原因が判明するものだと考えている」と語った。
土石流は7月3日午前10時半ごろ発生。計約5万6千立方メートルが崩れ落ち、逢初川に沿って約2キロ下の伊豆山港に到達した。土砂の大半が盛り土だったとみられる。
県や市の調査で、起点となった土地を2006年に取得した神奈川県小田原市の不動産管理会社(清算)が、盛り土に木くずなどの産業廃棄物を埋めるといった問題行為を繰り返し、複数回にわたり行政指導を受けていたことが判明している。
静岡県や熱海市によると、2日正午現在で299人が市内のホテルで避難を続けており、県は住まいを失った人のために公営住宅など176戸を確保した。斉藤市長は「被災住民の住宅が一番大きな課題だ」との認識を示した。〔共同〕