昨日の衝撃的な噴火映像が
メディアに取り上げられてから
丸一日が経過しました。
噴火した阿蘇山には
その後、
大きな動きがなく。
小康状態を保っています。
そのためか、
今回の噴火に対する専門家の見解は、
昨日
発表された内容から変わっていません。
ということで、
続報のいくつかに
ブックマークを付けてみました。
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幸いにも
今のところ、
21日の正午過ぎまで
今回の噴火による
人的被害、被災は報告されていません。
ただ、
それ以外ですと
火山灰や噴石がかなり広範囲にまで飛散しているのが
確認されていて。
車や家屋、耕作地の農作物などへの被害情報が
ちらほらと出回っています。
噴火当時、
火口付近を撮影した映像に
避難している人の姿や
移動する車が映っていたりしていたのを
考えると。
今回の噴火で
人的被害がまったく出なかったのは、
偶然の幸運によるものなのかもしれませんね。
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専門家の見解では、
今回観測された噴火で
今後も
しばらくは
不安定な火山活動が続くそうで。
昨日起きた
噴火を超えるような
大きな噴火は起きないだろうと
見られていますが。
小さな噴火が
起きるかも知れない、との事。
この辺は
地震の時と同じ対応ですね。
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しかしなぁ……
こうして
阿蘇山とか桜島とか、
色々な山が噴火する度に思うのですが。
地方都市周辺の火山が噴火しただけで
これだけの
大騒ぎになってしまう日本の現状で、
仮に
富士山が噴火した場合。
きちんとした対応が出来るのかどうか……
満足いく対応にはならないとしても、
最低限
迅速な人命救助とか
可能なのかな……
どうなんだろう……
東京が、関東圏が
都市として機能しなくなった場合に、
どのように対処するのか。とか
そういう
想定は
されていないんですよねぇ……
阿蘇山噴火は「水蒸気爆発」の可能性…専門家「とにかく近づかないで」
高さ3500メートルの噴煙を伴う噴火を起こした阿蘇山(熊本県)は火山活動が活発で、これまでにも毎年のように噴火してきた。2016年10月には噴煙が上空1万1000メートルまで上がったほか、19年5月、20年2月には高さ1700~2000メートルの噴煙を伴う噴火が発生した。
気象庁・火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣元会長(東京大名誉教授)は、「過去の噴火と比較しても際立って大きな規模ではないが、数日前にも噴火が起きており、噴火を繰り返す可能性がある。今回は火砕流が1キロに達しているということだが、それ以上の規模になる恐れがある。とにかく近づかずに注意してほしい」と呼びかける。
阿蘇山に詳しい巽好幸・神戸大名誉教授(マグマ学)は「今回のような噴火は阿蘇山にとっては日常的なもので、地下に存在する『マグマだまり』で特に大きな異常は見つかっていない。ただ、マグマの状況は精密に捕捉できないため、警戒を続ける必要がある」と話した。
火山活動に詳しい石原和弘・京都大名誉教授(火山物理学)によると、今回の噴火は「水蒸気爆発」の可能性があるという。地下にたまったマグマの熱で、地下水が水蒸気となって爆発するもので、「阿蘇山では10~20年に1回程度、今回くらいの規模の噴火が起きている」と指摘した。
熊本県・阿蘇山の中岳(1506メートル)で20日午前11時43分頃、噴火が発生した。気象庁は同日、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げた。中岳の第一火口から約2キロの範囲では大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけている。
同庁によると、この噴火で、火砕流が火口から1キロ以上離れた地点にまで達したとみられる。
阿蘇山は13日午後3時半頃から火山活動が活発になっており、同庁が噴火警戒レベルを2に引き上げ、14日にも噴火が発生していた。