さてさて、
最近、
韓国メディアで
新型コロナ関連の情報を検索していると
やたらと目立つのが
日本との比較論、というか。
日本はどうしてコロナ感染者が減ったのか、少ないのか。
それに対して
韓国はどうしてコロナ感染者が増えているのか。
そういう解説とか
日本の情報とか
ウィズコロナ政策が成功しつつある日本の状況を見て。
韓国でも
ウィズコロナ政策が成功しないのはおかしい。
いや、
韓国が失敗したのだから
日本も失敗しているはずだ。
日本が嘘を吐いている。感染者の数を誤魔化している。
とか
結論へ誘導しようとする陰謀論その手の解説が、
至る所で目に留まるようになってきましたw
今回ブックマークを付けた記事は、
その一環……なのかな。
どうなんだろう。
それなりに興味深いデータだったので、
ブックマークを付けてみました。
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記事に出てくる、
ハリファックス国際安全保障フォーラム(HISF)とは。
カナダの地方都市、
ハリファックス市が毎年主催しているフォーラムだそうで。
2009年に始まって
まだ10年かそこらの
この分野では比較的新しい会合です。
そこが依頼して、
新型コロナに関して
世界的な世論調査をしたそうな。
内容は、
『新型コロナ大流行が遠からず終息すると思う』かどうか。
これについて、
日本人の回答は肯定的な回答が30%だったのに対して。
韓国では、
52%と過半数を超えていたそうな。
ただ、
このアンケート調査を実施した時期が、
今年9月24日から10月8日までなので。
日本では、
第5波の峠をこえてようやく感染者が減ってきました、
それで
緊急事態宣言がやっと解除できました、という時期にあたります。
(宣言適用9月30日まで、全地域解除が10月1日から)
なので、
緊急事態宣言解除直後、と言っても差し支えないような時期に
アンケートを採っていますので。
かなり否定的な印象が強く出てくるのも仕方がないですね。
一方の韓国は、というと……
9月末前後の時期は、
今に到る感染拡大の兆候が見え始めたようなそうでないような。
従来に比べて、
感染者の数が増えてきたなぁ、
という印象の日が並んでいるものの。
過去最多記録更新も出たりしましたが、
その後、
すぐに減り始めたり。という状態で
増えそうで増えない『横這い』という印象が強い時期でした。
日本との比較では、
ちょうど
毎日報告される
新規感染者数において。
日本が韓国を下回り始めた時期になるのですけど。
それ以前の感染者の数が
日本は圧倒的に膨大で。
韓国は、
少ない数字で安定した状況でしたから。
国民の印象として、
日本よりも肯定的に受け止めていた人が多かった、
という結果が出ても納得できますね。
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とまあ、
この記事が取り上げた結果は、
調査当時の状況が大きく影響していて。
今、同じアンケートを採ったら、
まったく別の結果が出るよね……w
「コロナ終息」韓国人は肯定的、日本人は否定的
韓国人の52%が新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)大流行が遠からず終息するだろうと予想していることが分かった。
グローバル世論調査機関イプソスは米国ハリファックス国際安全保障フォーラム(HISF)の依頼で今年9月24日から10月8日まで28カ国の国民2万2016人を対象にアンケート調査を実施し、その結果を20日(現地時間)に公開した。今回のアンケート調査で「新型コロナ大流行が遠からず終息すると思う」との回答は昨年の調査に比べて12%ポイント増となる45%を記録した。国別に見るとサウジアラビア(79%)が最も高く、次いでインド(77%)、マレーシア(69%)、中国(61%)となっている。韓国とイタリアがそれぞれ52%でこの後に続いた。韓国は1年前より肯定的回答が23%ポイント高まった。
反面、米国やオーストラリア、日本、カナダはそれぞれ30%、29%、28%、28%を記録して今後の展望を最も憂鬱に見ていることが明らかになった。
また「ウイルスが抑制されたと証明されるまで国境を封鎖して出入りを許可するべきではないと考えるか」という質問には全般的に56%が「そう考える」と答え、昨年調査より12%ポイント低くなった。マレーシアが85%で最も高く、インド(75%)・トルコ(70%)がこれに続いた。この質問項目に対する韓国の反応は昨年より10%ポイント低くなった48%で、28カ国中20番目だった。
「伝染病大流行への対処で素晴らしいリーダーシップを見せたと考える国や機構」について聞く項目ではニュージーランド(73%)・カナダ(73%)・ドイツ(71%)・スウェーデン(70%)が高い点数を獲得した。韓国は58%で、フランス(59%)や英国(58%)と同じ水準だった。中国と米国はそれぞれ47%、46%だった。今回のアンケート調査についてイプソスは「国際的に新型コロナが抑制されたかどうかに関しては意見が分かれるが、峠を越えたという楽観論が大きくなっている」とし「国境開放に対する支持も増えている」とした。