国外の
新型コロナ関連ニュース。
最近は、
新たな変異株オミクロンの登場で、
日本の主要メディアは
そちらの情報ばかり取り上げていて。
それ以外の情報には、
見向きもされていないのですけど。
オミクロン株の存在がどうこうの前に、
多くの国民が
ワクチン接種を終了させているにもかかわらず、
いまもって
1日に数万人単位で感染者が増えている、という。
日本人の感覚で
判りやすく喩えるのなら。
緊急事態宣言発出にまでは到らないけど。
まん延防止等重点措置を適用するべき地域が
幾つも存在する、
そんな状況です。
そういう状況で、
経済活動を推し進めている、という……
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だから、
今
日本人が日本国内の状況を見て感じている
『安全』『安心』と
海外の政府が公表している
『安全』『安心』の感覚、というか、
現状認識には、
かなり大きな隔たりがあります。
なのに、
最近、
日本国内の感染状況が落ち着いたから、
やたらと
国外との経済交流の再開を望む声が増えていて。
それを
日本国内の主要メディアも
連日
大きく取り上げていたりしますが。
国内の感覚で、
国外の『安全』『安心』を鵜呑みにするのは
大変危険です。
というより無謀です。
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この辺り、
もう少し
世界の現実に目を向けた報道に
取り組んで欲しいところですね……
イギリス、オミクロン変異株感染者の死亡を初確認
2021年12月14日
イギリスのボリス・ジョンソン首相は13日、新型コロナウイルスのオミクロン変異株に感染した人の死亡が国内で初めて、少なくとも1人確認されたと明らかにした。
ジョンソン氏は、オミクロン株に感染して入院した人もいると説明。「最善策」はブースター(追加)接種だと述べた。
サジド・ジャヴィド保健相は議会で、イングランドでは感染者の20%がオミクロン株によるものだと話した。
ジョンソン氏はイングランドの全成人に対して、ブースター接種の機会を今月末までに提供するとの新たな目標を設定している。ジョンソン英首相、イギリスでオミクロン株の感染者1人死亡と明らかに
ジョンソン氏はこの日、「(オミクロン株が)人口の間で広がる急激なペース」を皆が認識し、オミクロン株に感染しても軽症で済むという考えは横に置くべきだと訴えた。
また、13日時点で50万人以上がブースター接種の予約をしており、「素晴らしい早業」だとツイートした。1日20万人が感染と推定
イギリスでは13日、新規感染者が5万4661人報告された。ウイルス検査で陽性判定後28日以内に死亡した人は38人だった。
イギリスでオミクロン変異株への感染が確認された人は、これまでに4713人となっている。だがジャヴィド保健相は、現在の1日当たりの感染者は約20万人に上ると、英健康安全庁(UKHSA)が推定していると述べた。
ジャヴィド氏によると、オミクロン株はロンドンにおける感染の44%以上を占めるほどに増えている。2日後には大半を占めるようになると見込まれているという。
BBCのファーガス・ウォルシュ医療担当編集長はオミクロン株について、2~3日ごとに感染者が倍増しており、短時間で感染が急拡大する恐れがあると説明した。
議会では14日、政府のオミクロン株対策案への投票が行われる。与党・保守党からも反対者が出るとみられているが、最大野党・労働党のサー・キア・スターマー党首は、政府案への支持は同党にとっての「愛国的義務」だと述べた。
スターマー氏はテレビ演説で、全成人が今月末までにブースター接種を受けられるようにするとの政府目標を、労働党として支持すると表明。国民に向けて、追加の接種を強く呼びかけた。
UKHSAは13日、オミクロン株による入院患者が、イングランドで10人になったと明らかにした。18~85歳で、大半はワクチンを2回接種していたという。最高度の緊急対応レベル
入院や死亡は感染の約2週間後となることから、ジャヴィド保健相は、「今後数日から数週間の内に、その人数は急増すると思われる」と述べた。
イングランドのブースター接種は、オミクロン株対策として拡大実施されている。13日には、30代以上の人々のブースター接種のオンライン予約が始まった。18~29歳は15日からオンライン予約が可能になる。
ジャヴィド氏はイギリスの現状を、「新型ウイルスとワクチンの競争のさ中」にあると表現。地域の診療所が急診やワクチン追加接種に専念するようになるなど、「苦しいトレードオフ」があると強調した。
首相報道官は、がん治療には影響が及ばないよう、人員を再配置するとしている。
ジャヴィド氏は、ブースター接種の目標を設定したことで、国民保健サービス(NHS)のスタッフに「多くをお願いする」ことになると説明。また、月末までに成人全員が接種を受けられることを保証したわけではないと述べた。
ジャヴィド氏によると、NHSは緊急対応の準備レベルを再び最高度に引き上げている。オミクロン株への対応は、各病院ではなく全国的に調整することになる。
NHSが発行するワクチンパスは、外国に渡航する12~15歳にも発行される予定だという。
こうした中、NHSのウェブサイトが13日に利用不能になった。大勢がブースター接種の予約をしようとしてアクセスが集中したことが関係しているとみられ、接種センターには長い列ができた。
政府のウェブサイトで受け付けていた、安価で迅速な「ラテラルフロー」検査キットの注文も、人数が多いために一時的に停止された。その直前には、ワクチン接種を完了している人で、感染者との接触者と認定された人は、14日から毎日の検査が奨励されると、政府が発表していた。
ジャヴィド氏は、検査の注文を制限したのは送付能力のためであり、検査キットそのものが不足しているわけではないと説明。ネット通販大手アマゾンなどの業者と新たに調整したと述べた。
米 新型コロナ 死者の累計80万人超に オミクロン株警戒強まる
2021年12月15日 15時02分
アメリカで14日、新型コロナウイルスに感染して死亡した人の累計が80万人を超えました。
また、新たな感染者に占める変異ウイルスのオミクロン株の割合が全米で3%を占めると推定されていて、カリフォルニア州が屋内でのマスク着用を再び義務化するなど感染拡大への警戒が強まっています。
ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、14日にアメリカで新型コロナウイルスに感染して死亡した人の累計が80万人を超えました。
死者の数は、ことし10月初めに70万人を超えていて、そこから2か月余りで、さらに10万人が亡くなったことになります。
アメリカ議会では、ペロシ下院議長らが死者を悼む黙とうをささげました。
アメリカでは新型コロナの感染拡大が深刻になっていて、CDC=疾病対策センターによりますと、1日当たりの感染者数は11日の時点の1週間平均で、およそ11万7000人に上っています。
現在の感染者に占める新たな変異ウイルス、オミクロン株の割合は、CDCの最新の分析で、全米ではおよそ3%、東部ニューヨーク州やニュージャージー州では13%に上ると推定されています。
オミクロン株の拡大を受けて、15日から西部カリフォルニア州が屋内でのマスクの着用を再び義務化するなど厳しい対策に踏み切る州も出ていて、警戒が強まっています。バイデン大統領が声明 ワクチン接種改めて呼びかけ
これについてアメリカのバイデン大統領は声明を発表し「私たちは亡くなった一人ひとりと彼らが生きた人生を記憶にとどめ、祈りをささげる」と追悼の意を示しました。
そのうえで「行動を起こさなければならない。亡くなった人々に敬意を示し、国を安全に保ち、自分自身や周りの人を守るため、愛国的な義務を果たしてほしい。今こそ行動すべきときだ」と述べ、ワクチンの接種を改めて呼びかけました。