なんか、
今日も北朝鮮からミサイルが飛んだそうで。
いやもう、
今年に入ってまだ1ヶ月も経ってないのに。
6回目ですよ。
27日間で6度。
単純平均で4.5日毎にミサイルをぶっ放している、
という。
実際に発射された日付を順に並べて見ると。
正月明け5日から始まって、
11日、14日、17日、25日、そして本日27日。
と。
当初は間隔が空いていたのが、
だんだんと詰まってきています。
まるで
何かの締め切りにでも追い立てられてて、
無理矢理
スケジュールを前倒しにしている、
みたいな。
一見すると
そのようにも見える動きで。
前代未聞、
1ヶ月間に6度ものミサイル発射を実行しています。
仮に
このペースがこれからも続くとすると、
月末までに、
あと2回ほどミサイル発射があるかもしれません。
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この異常な状況に関して、
日本メディアは、
『北京オリンピック開催が迫っているので
その期間に重ならないように
前倒ししてミサイルを発射している』
とかの
解説を出しているのですけど。
これ、
私も今月当初のミサイル発射を知ったときには
そのように考えたのですが。
最近は、
どうも違うな、と思うようになってきました。
というのも、
北京オリンピック開催期間中は
ミサイル発射などの武力行使を避ける……
この説明は
北朝鮮外交上、中国との関係を考えれば
もっともだ、と思えるのですが。
でも、
北京オリンピックって、
2月から始まって、
パラリンピックまで含めても、
3月下旬ですべての競技、大会が終了します。
だから
4月からは
武力行使しても
中国との関係が悪化しません。
いま、
急いで
データ収拾、分析からの試作機改良も
十分に出来ない短期間で
ミサイルを連射するより。
適当なところで切り上げて
収拾したデータを反映させて試作機を改良した上で
4月から
再度ミサイル発射試験を再開、って流れの方が、
よほど実入りが大きいはずです。
なのに、
それをしないで、
とにかくオリンピック開催までに
一通りのミサイル発射試験を進めている、と。
今の北朝鮮の動きはそのように見えます。
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で、
私的には、
これはひょっとすると
ロシアの動向が関わっているのかもしれないな。
と。
最近は、そのように考えています。
ちょっと前のヨタ書きでも少し書きましたが、
ロシアが本当にウクライナへ軍事侵攻するのではないか。
と。
アメリカはそのような見込みで
最近になって
現地大使館員家族を国外へ退避させたり。
現地へ軍隊を派遣する準備を進めたりし始めています。
これに関連して、
北朝鮮も
裏で
ロシアがウクライナへ軍事侵攻する、という確定的な情報を
掴んでいて。
そうなると……
つまり
ロシアの軍事侵攻が実現すると、
ロシアは北朝鮮の活動を支援している余裕がなくなりますから。
軍事物資とか各種燃料とかを
北朝鮮がロシアから輸入するのが難しくなるわけですね。
また
ミサイル発射の運用技術支援の教導技官とか
管制要員とかの人的支援とか。
それらに回されている人材って、
ロシア軍の中で
現役の前線部隊の指揮官クラスの能力持つ人員になりますので。
そういう有能な人材は
北朝鮮へ貸し出すよりも、
ロシアとしては
侵攻部隊の指揮官か
予備の士官としてサーブしておきたいでしょう。
なので、
仮に
北京オリンピック終了後に、
ロシアがウクライナへ軍事侵攻を開始した場合、
北朝鮮は軍事面において
ロシアからの支援はほぼ全面停止になる、と見込まれます。
そうなると、
その時期に
北朝鮮が独自でミサイル発射試験を実施したところで。
十分な成果は得られません。
いや、
そもそもロシアからの支援物資が一時中断されて。
ミサイル発射試験の実施そのものが不可能になる、
そういう事態も有り得ますよね。
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とかとか考えていくと、
北朝鮮が今月になって
やたらとミサイル発射試験を繰り返している
意図が見えた気がしました。
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あと、
ひょっとしたら、
ロシアが
ウクライナ軍事侵攻作戦で使用するデータを
北朝鮮国内で採取している、とか。
その可能性もあるのかも。
アメリカ空母艦載機からの航空支援は最大の脅威なので。
これに対抗できる
地対艦ミサイルの
データ取りを大急ぎで進めているとか。
アメリカはそれを見て
ロシアの軍事侵攻本気度を確信した、とか。
韓国軍は、北朝鮮が27日午前、東部から日本海に向けて短距離弾道ミサイルと推定される飛しょう体2発を発射したと明らかにしました。
北朝鮮による発射はことしに入って6回目と、極めて高い頻度で繰り返されていて、軍事力を強化する姿勢を鮮明にすることで、アメリカを強くけん制するねらいもあるとみられます。
韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が27日午前8時ごろと8時5分ごろ、東部のハムギョン(咸鏡)南道ハムン(咸興)周辺から北東の日本海に向けて短距離弾道ミサイルと推定される飛しょう体2発を相次いで発射したと明らかにしました。
また飛行距離はおよそ190キロ、高度はおよそ20キロだったとしていて、アメリカ軍とともに詳しい分析を進めています。
これを受けて、韓国政府は、緊急のNSC=国家安全保障会議を開いて対応を協議し、改めて遺憾の意を表明したうえで、北朝鮮に対し対話に速やかに応じるよう求めました。
ハムンでは、2019年8月にも短距離弾道ミサイル2発が発射されていて、この時のミサイルについて防衛省は、アメリカが保有する「ATACMS」という短距離弾道ミサイルに類似していて、変則的な軌道での飛行が可能だとみられると指摘していました。
北朝鮮による発射は、韓国軍の関係者が25日に明らかにした巡航ミサイルとみられる発射も含めれば、ことしに入ってこれで6回目と、極めて高い頻度で繰り返されています。
北朝鮮としては、発射を重ねて軍事力を強化する姿勢を鮮明にすることで、米朝関係に進展がないまま発足から1年を迎えたアメリカのバイデン政権を強くけん制するねらいもあるとみられます。ことしに入って北朝鮮ミサイル発射は6回目
ことしに入って北朝鮮がミサイルを発射したのは、北朝鮮による発表がないものを含めると、今回で6回目になります。
1回目は今月5日、北朝鮮北部のチャガン(慈江)道から日本海に向けて弾道ミサイル1発が発射されました。
北朝鮮は国営メディアを通じて「極超音速ミサイル」の発射実験を行い「700キロ先に設定された目標に誤差なく命中した」と発表しました。
2回目は6日後の11日で、同じ北部のチャガン道から弾道ミサイル1発が日本海に向けて発射され、北朝鮮は、キム・ジョンウン(金正恩)総書記の立ち会いのもと「極超音速ミサイル」の発射実験を再び行ったと発表しました。
この中で「ミサイルから分離された弾頭が1000キロ先の水域に設定された目標に命中した」としたうえで、技術的な特性を確認するための「最終的な発射実験」だったと位置づけました。
3回目は3日後の14日で、北西部のピョンアン(平安)北道から日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発が発射されました。
北朝鮮は「鉄道機動ミサイル連隊」が抜き打ちの発射訓練を行い「2発の戦術誘導弾が日本海に設定された目標に命中した」と発表し、立ち会った国防科学院の幹部らが、全国的な鉄道機動ミサイルの運用システムを整備する課題について議論したとしていました。
4回目は3日後の17日で、首都ピョンヤン郊外のスナン(順安)にある国際空港付近から日本海に向けて弾道ミサイル2発が発射されました。
北朝鮮は国防科学院などの計画に従って「戦術誘導弾」の発射実験を行い「西部から発射された2発が目標である日本海上の島を精密に打撃した」としたうえで「兵器システムの正確性や安全性などを確認した」としていました。
さらに25日には、韓国軍の関係者が、北朝鮮が巡航ミサイル2発を発射したとみられると明らかにしています。
北朝鮮はこのミサイルの発射について発表していませんが、これを含めると、今回は6回目の発射になります北朝鮮外務省「正常な国防力強化の一環」
北朝鮮外務省は、一連のミサイル発射について、25日付けで、ウェブサイトに「主権国家の正々堂々たる自衛権の行使だ」と正当化する主張を掲載しました。
この中で「極超音速ミサイル」の発射実験などについて「国家の戦略兵器を現代化する事業を実現するための、正常な国防力強化の一環だ」として、周辺の国家の安全に影響を及ぼすものではないと強調しました。
また、アメリカについて「正当な自衛権の行使を『挑発』だ、『脅威』だと罵倒し、国連安全保障理事会での非難騒動にとどまらず単独制裁まで加えて、自衛権を骨抜きにしようとしている」と非難しています。
そのうえで、朝鮮半島情勢は日増しに不安定になっているとして「国防力の強化は主権国家の当然の権利で、誰も非難したり、言いがかりをつけたりすることはできない」と強くけん制しています。
新年から6度目の挑発…北朝鮮、咸興で短距離ミサイル2発発射
北朝鮮が27日午前、東海(トンへ、日本名・日本海)に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射した。新年に入って6度目の武力示威だ。25日にも北朝鮮は巡航ミサイル2発を発射した。
1カ月足らずで6度10発のミサイル発射は異例のため、韓米は鋭意注視している。特に金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長が20日、核実験・大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射猶予(モラトリアム)撤回を検討すると明らかにして以来、初の弾道ミサイル挑発だ。国連安全保障理事会は北朝鮮の弾道ミサイル発射を禁止する決議案を採択した。
しかし、政府は国家安全保障会議(NSC)常任委員会緊急会議で遺憾という立場のみ示した。一方、米国務省は国連安保理決議違反だと北朝鮮を強く非難した。
この日、合同参謀本部によると、午前8時頃と8時5分頃に北朝鮮咸鏡南道(ハムギョンナムド)咸興一帯から北東の東海上に短距離弾道ミサイルと見られる2発の発射体が捕捉された。ミサイル2発の飛行距離は約190キロメートル、最高高度は20キロメートルほどだった。最高速度や飛行軌跡などは韓米情報当局が精密分析中だ。
関係者は「一般的な弾道ミサイルと同じ速度で飛行した」とした。これらのミサイルは海上の標的として設定した咸鏡北道花台郡舞水端里(ハムギョンブクド・ファデグン・ムスダンニ)沖の無人島アル島に落ちたものと軍当局は推定した。
ミサイル専門家の権容守(クォン・ヨンス)元国防大学教授は「飛行距離と最高高度で見ると、大口径操縦放射砲または北朝鮮版ATACMSと言われているKN-24の可能性がある」とし「先日、KN-24の発射があったため、大口径操縦放射砲とみられる」と述べた。
放射砲とは、多連装ロケットの北朝鮮式用語だ。数発のロケットを一度に発射する武器だ。ロケットはミサイルと異なり誘導機能が劣る。しかし、技術が発達し、ミサイルとロケットの違いは見られなくなった。
大口径操縦放射砲は2019年7月31日、北朝鮮が江原道原山(カンウォンド・ウォンサン)一帯で初めて試験発射した武器だ。1台の移動式ミサイル発射車両(TEL)が6発を搭載して移動する。最大射程距離は250キロメートル前後というのが軍当局の分析だ。
大口径操縦放射砲は、北朝鮮が2019~2020年に集中的に発射した新型戦術誘導弾4種セットの1つだ。大口径操縦放射砲の他、北朝鮮版イスカンデルと呼ばれているKN-23、KN-24、超大型放射砲(KN-25)が「4種セット」に含まれる。
4種セットは低高度飛行と精密打撃という特徴を持っている。有事の際、韓国の主要施設を攻撃する武器だ。一部は戦術核弾頭を搭載できるものと軍当局は懸念している。
北朝鮮は4種セットの実戦配備に先立ち、精度を検証しようという意図だと分析される。14日はKN-23の列車搭載型を、17日にはKN-24をそれぞれアル島に撃った。
韓国国防安保フォーラム(KODEF)のシン・ジョンウ専門研究委員は「咸興の海岸から発射した理由は開発が完成していないミサイルだからだ。また、咸興は固体エンジン弾道ミサイルを開発・生産している場所がある」とし「KN-23の改良型の可能性もある」と述べた。