さて、
今回ブックマークを付けたのは、
韓国では
ごくありふれた労災事故を報じているニュース記事です。
特別に珍しい内容は一切ありません。
毎日起きる交通事故と同じ程度の扱い。
そういう、
日常の一コマです。
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では、
どうして
今回そんな
日常でありふれた事故ニュースに
ブックマークを付けたのか。
というと、
ここ最近というか。
去年辺りから
韓国のニュースサイトを見ていると、
この手の労働災害事故がやたらと目立つようになってきたからです。
ほぼ毎週、毎月、
何かしらの事故が掲載されています。
その内容はまちまちですけど。
今月なら、
マンションの外壁が崩落して作業員が死亡した事故が、
一躍、
注目を浴びましたね。
そして、
事故が起きたマンションの建設を手がけていた企業は、
去年、
土地開発で老朽化した建物を解体する作業で、
建物を倒壊、
付近の道路を移動していたバスを巻き込んで
乗員乗客を死亡させています。
これらは
韓国内でも
かなり注目を集めていた大事件で。
日本のメディアでも大きく取り上げられました。
けど、
そんな風にメディアに取り上げられていない事件も
かなりの数に上っています。
工場火災とか爆発とか。
列車の車輪脱落、急停車とか。
ビルの崩落とか。天井の崩落とか。
１年の間に何回あるか、という
けっこう規模の大きな事故が、
いま韓国では入れ替わり立ち替わりで
かなりの頻度で発生していて。
乱暴な表現になりますけど。
毎月韓国のどこかで
工場が炎上して誰か死んだり。
建物が倒壊して誰か死んだり。
公共の乗り物が事故を起こして誰か死んだり。
と。
新聞の一面を大きく飾るような事故が発生している、
という。
日本人の感覚では
ちょっと信じがたい状況になっています。
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これが、
誰かが恨みを持って。
破壊目的で事故を起こしたり。
炎上目的で放火したり。
その結果事件が起きた……というのなら
まだ理解出来るのですけど。
それはそれで大問題ですが、
コロナのご時世、
社会に不満を募らせる人が増えていますから。
それが爆発して事件化した。ってのは最近目立っている傾向です。
もっとストレートな破壊行為、暴力行為になどが
日本を含めて、
世界中の国で起きています。
でも
韓国の場合、
そういう状況、理由、結果ではなくて。
どれもこれも
労務管理がずさんで
事故が起きました。人が死にました。大事件になりました。
って具合なんですよ。
ミスとか手抜きとか。
ごくごくありふれた原因で大きな事故が起きています。
これは
見方によっては大問題です。
韓国社会が
安全管理出来るだけの余力を無くした。
そこまで疲弊している。
と。
そのようにも見えますから。
韓国中部地方の採石場で土砂崩れ…作業員３人不明、１人の死亡を確認
京畿道楊州市（キョンギド・ヤンジュシ）にある三票（サムピョ）産業の採石場で生き埋めとなった作業員３人のうち１人が２９日午後１時４４分ごろ見つかった。だがすでに死亡していたことが確認された。
消防当局によるとこの日午後３時６分ごろ、作業者員Ａさん（２８）の遺体を収容し病院に搬送した。Ａさんはボーリング作業に投入された日雇い労働者という。
消防当局は現在掘削機作業員であるＢさん（５５）さんとボーリング作業員Ｃさん（５２）の２人を見つけるための捜索作業を進めている。現在救助犬１頭と人材約５０人、装備約２０台が投入された。
これに先立ちこの日午前１０時８分ごろ、楊州市の三票産業の採石場で骨材採取作業中に土砂が崩れ作業員３人が生き埋めとなった。
事故は骨材採取のための爆破作業に向け穴を掘る作業をしていたところ土砂が崩れて発生したものと推定される。
崩壊した土砂の量は推定で約３０万立方センチメートル、高さ約２０メートルに達する。
レミコン製造業者である三票産業は常勤労働者が９３０人いる。常勤労働者数が５０人以上の事業所は今月２７日から施行された重大災害処罰法の適用対象だ。このため今回の事故は重大災害処罰法が適用される最初の事故になるものとみられる。
