このニュース、
先週か先々週くらいから、
北京オリンピックの合間にチョコチョコとメディアが取り上げていて。
私も、
毎回速報で勝敗だけは知っていました。
それで、
3連勝でしたから、
4戦目は負けるかな、一度くらいは負けるだろう。
とかね。
素人考えでそう見てました。
解説の人は、
勢いがあるので、
ひょっとしたらこのまま4タテで一気に五冠達成するかもしれない、
とか。
そういうコメントを出してましたけど。
五冠達成とか
言葉で簡単に言うけれども。
10代で。史上初で。
記録尽くしで周りは期待するし。メディアも騒ぐし。
プレッシャーがハンパない中での
3連勝ですから。
疲労だって相当なものなはずで。
ここらで
集中力が切れてもおかしくないなぁ……と。
素人目には
そんな風に見えていたのですけど……
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全然、
まったくの的ハズレでした。
むしろ、
疲れているのか調子が崩れたのは
対局相手の渡辺明三冠のほうだった、という。
うーむ、
この辺は相性なんですかねぇ。
渡辺明三冠……今は二冠になってしまいましたけど。
この方も
現代将棋最強の一角と言われる棋士なのに。
藤井五冠とは相性が悪い、というか。
ずっと負け越しているんですよね……
過去の対戦成績は連敗に近い状態で、
負けに負けを重ねていて。
そのせいで、
藤井五冠は調子を上げやすかったのかな。
逆に
渡辺二冠は本来の実力を発揮できなかったのかも。
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しかしまぁ、
そういう相性の良さがあったとして。
それでも
ここまで迷いなくサクッといくものなのか。
『凄い』という以外に
言葉が見つかりません。
将棋 藤井聡太四冠 最年少で「五冠」に 28年5か月ぶり記録更新
将棋の八大タイトルの1つ、「王将戦」で挑戦者の藤井聡太四冠(19)が渡辺明三冠(37)に4連勝して5つめのタイトルを獲得し、羽生善治九段(51)が持つ最年少記録を28年5か月ぶりに更新する「19歳6か月」で「五冠」を達成しました。
将棋の八大タイトルの1つ、「王将戦」七番勝負はここまで、挑戦者の藤井四冠がタイトル保持者の渡辺三冠に3連勝し、タイトル獲得に王手をかけていました。
第4局は東京 立川市で行われ、対局序盤は速いテンポで進みましたが、60手を超えて以降は互いに長考しながら一手を繰り出し、終盤まで激しい攻防を繰り広げました。
そして、12日午後6時23分、藤井四冠が、114手までで渡辺三冠を投了に追い込み、無傷の4連勝で「王将」のタイトルを奪取しました。
この結果「棋聖」「王位」「叡王」「竜王」に続く5つめのタイトル獲得となり「19歳6か月」で五冠を達成。
羽生善治九段が持つ最年少記録、「22歳10か月」を28年5か月ぶりに塗り替えました。藤井聡太さん「“五冠”に見合う実力をつけていければ」
対局後、藤井さんは「まだ実感がないが『王将』は歴史のあるタイトルなので獲得できてうれしい。“五冠”達成についても、自分の実力を考えるとできすぎの結果なので、今後はそれに見合う実力をつけていければいいと思う」と話していました。渡辺明さん「封じ手まではまずまず、その後、間違えた」
一方、タイトルを奪われた渡辺さんは「封じ手まではまずまずの展開かと思っていたが、その後、間違えてしまった。ストレートで負けてしまい、なんとかしたかった」と話していました。10代での「五冠」は史上初
日本将棋連盟によりますと、将棋界で「五冠」を達成したのは藤井さんが4人目ですが、10代での「五冠」は史上初めてです。
五冠達成の最も古い記録は、タイトルが全部で5つだった1963年、大山康晴さんの全冠制覇によるものです。
続いて、全タイトルが6つだった1978年に中原誠さんが達成しています。
現役棋士では、1993年に羽生善治さんが記録していて、いずれも時代を代表するトップ棋士が成し遂げています。
また、「五冠」達成の最年少記録は、これまでは羽生さんの「22歳10か月」でしたが、藤井さんはこれを「3年4か月」も更新する「19歳6か月」で成し遂げました。
さらに、10代での「五冠」達成は史上初めてで、初タイトルから「五冠」達成までの最年少記録をすべて塗り替えたことになります。