kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

逃げれる人は逃げています ── EUへの避難民すでに30万人超、700万人まで膨らむ恐れ

昨日、
ブックマークのコメントに星を付けてくれた人への
コメ返しのヨタ書きを
このブログに挙げました、が。
そこで
ちょっと触れました、
ウクライナ国民の国外脱出について。
今回の
ロシアの侵略戦争報道の中でも、
いくつかのメディアで取り上げられていますね。
そこで、
昨日のコメ返しの捕捉的な意味で、
関連するニュース記事にブックマークを付けてみました。



EUが確認、把握している、
各国からの状況報告では。
すでに
30万人を超えるウクライナ国民が国外へと脱出、
EU域内に避難しているそうな。
そして、
EUの予想では
この先、
ウクライナからの避難民は
最大700万人まで増えていくだろう、と。
700万人って、
ちょっとした小国の人口と同じ人数ですよ。
それが、
ウクライナを一時的に捨てて国外へ脱出する、
という。
前代未聞の大規模な
とてつもない事態が進行しています。
まあ、
ロシアが侵略戦争を始めた時点で、
前代未聞の途方も無い状況になってしまったので。
驚愕するのも
今更なのですけど。



ただ、
避難民700万人は途方も無い数なのですが。
これは、
ウクライナの総人口の15%程度だそうで。
裏を返すと、
国民の85%は国内にとどまる計算になります。
つまり、
国外へ脱出するのは、
というよりも
脱出出来るのは、というベキなのかな。
一時的に国を捨てて
国外避難できるウクライナ人は、
国民6人のうち1人のみで。
残る5人は、逃げ出せません。
これはまあ、
だいたいそうなるだろうなぁ、予想がつく数字です。
まず、
年金暮らしの老人が国外へ脱出する、というのは不可能です。
国外では年金を受け取るのはほぼ不可能ですし、
年齢的に国外で就労できる見込みもないので。
出国したら生活が成り立ちません。
それから、
外国語をしゃべれない、就労もできない幼年者、
これも国外での生活は、
無理とは言わないまでも、
ほぼ自立不可能ですから。
これらも引き取り手が居ない場合は、まず出国できません。
さらに、
大した職歴を持たない、
専業主婦とか主夫とか。学生とか。
これらも同様です。
そして、
国外退避が加速している状況に対して、
ウクライナ政府は、
成人男性の国外移動、出国を制限する命令を出しました。
これは、
兵士として徴集するとか、
そういう理由では無くて。
労働人口の流出を恐れて、ですね。
昨日のコメ返しでのヨタ書きでも少し触れましたが。
国外へ逃げて
生活を維持するためには、
『手に職を持っている』即戦力となる労働者であることが
必須とも言える条件なのです。
転職してすぐに職が決まる人ほど別天地へ移動しやすい、
って、
理屈ですね。
つまり、
ウクライナの社会生活を支えている
あらゆる分野の基幹労働者、
第一線で活躍している労働者ほど、
国外へ脱出して、
次の生活を見つけやすい。と言えます。
なので、
それらの人達が国外脱出するのに制限を掛けないと、
みんな逃げ出して。
社会生活が維持出来なくなる、
そんなリスクがありますから。
それを防ぐために、
ウクライナ政府が
男性成人の出国を禁じた、と。
そんな状況になっています。
この辺りは、
まさにリアルな戦時体制そのものですね。



とまあ、
色々と条件を精査していくと。
国外へ脱出できる国民というのは、
全体から見れば、
一握りの人だけなのです。

 

 

 

www.yomiuri.co.jp

 

EUへの避難民すでに30万人超、700万人まで膨らむ恐れ…市街戦で民間人犠牲も増加

 【モスクワ=田村雄、ベルリン=中西賢司】ロシアのウクライナに対する軍事作戦は28日、5日目に入った。戦禍を逃れて欧州連合(EU)域内に退避した市民はすでに30万人を上回り、EUや先進7か国(G7)などでは人道支援強化の動きが出ている。首都キエフなどで続く市街戦で民間人の犠牲も増えている中、ロシアとウクライナとの停戦協議が28日午前にも始まるとの報道もある。
 EUの執行機関・欧州委員会は27日、ウクライナからEUに逃れる避難民は、人口の約15%に相当する700万人まで増える恐れがあるとの推計を示した。欧州委は加盟国ポーランドハンガリーなどで入域を求める避難民への一時措置として、入域審査の簡素化や入域後の滞在場所確保などの検討を始めた。
 G7は27日、オンライン形式の緊急外相会合を開催。議長国ドイツの政府の発表によると、避難民の保護や支援要員の確保が必要だとの認識で一致し、現地の要請に応じて、人道支援を拡大する方針を確認した。
 ウクライナ大統領府は27日、「前提条件なし」との条件のもと、ロシア代表団と、ウクライナベラルーシとの国境地帯で会談すると発表した。タス通信は、28日午前にも始まるとの見通しを伝えている。プーチン露大統領の強硬姿勢が続く中、交渉が妥結に至るかどうかは不透明だ。