kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

今のロシアは全く信用できない証拠です ―― 露軍、ウクライナ南部の原発制圧

最近、
日本国内の主要メディアで、
やたらと
ウクライナ降伏論』を主張する人達がいます。
そういう主張をしている人は
売れない芸人とか、
落ち目のコメンテーターとか、
世間からの注目を必要としていて
世論の逆張り
注目を集めようとしている人ばかりなのですけど。
あまりにも
現実を無視した暴論で、
私としては怒り心頭……
同じ日本人として恥ずかしい、というか。
このような自己都合の暴論を吐く
恥知らずな日本人はごくごく一部であって。
大多数は日本国民は、
ウクライナの主権を尊重し、平和と人権の遵守を願い、
ウクライナの行動を支援したいと思って
日々行動している、と。
そのことは
ウクライナ国民に信じて貰えるよう
願うばかりです。



とか書くと、
『死ぬまで戦え』と勘違いする阿呆がゾロゾロ湧いてくるのですけど。
抗戦するのは、
相手と対等な立場で交渉するための手段です。
今のロシアが信用ならない、
というか。
ウクライナ人民の命やウクライナの国土を軽く見ていて。
今の状況では
まもとも交渉ができないのは、
明らかで。
それは
今回ブックマークを付けた
ロシア軍がウクライナ原発を攻撃した一事からも、
顕著に表れているいるのですけど。
ロシア軍にとっては
この戦争での勝利が最優先課題であって、
そのためには、
ウクライナ人民がどれだけ死のうが、
ウクライナの国土が死の大地になろうが、
構わないと考えているからこそ
実現した選択ですよ。
なによりも勝利が最優先。
だからこそ、
原発攻撃という『禁忌』に手を出すのもいとわない、
という。
その一方で
ロシアが大規模な無差別空爆などを行わないのは、
そこまで実行してしまうと、
情報工作や印象操作をしても誤魔化しようがなく。
ロシア国内の反発が抑えきれなくなるから。
そういう現実を判っているゆえに、
ロシア国民を騙せる範囲で
あらゆる手段を用いて
戦争の勝利をという目的を達成しようとしています。



ここで、
阿呆な日本人は、
『ロシアが戦争に勝利すれば目的を達成して暴挙が止まるだろう』
との
本末転倒な考えに到るのですけど。
それは
一つの目的が達成されただけで。
次の目的が設定されたら、
それを実現するために
ロシアが新たな暴挙を起こすだけで。
ウクライナ人にとっては何の保証にもなりません。
今回の戦争で明らかになったのは
ロシアが
目的達成のためには手段を選ばず、
原発攻撃という『禁忌』も簡単に破る相手である、
という事実。
ならば、
一つ破るのも二つ破るのも大差ないですから、
その上、
今回の戦争で容易く勝利できた、となれば。
それが成功体験となって、
次回は心理的なハードルがさらに低下した状態で、
たやすく
『民族虐殺』という『禁忌』にだって手を染めますよ。
新たに設定した目的達成のために
邪魔になる、反抗的なウクライナ人は、
目立たない数で少しずつ消していく、と。
ロシア国内の反発さえ起きなければ何をしても構わない、と。
そのように考えるでしょう。
そんなロシアに対して
今のままで
降伏したところで、
ウクライナ
なんの保証も得られません。
なので、
ウクライナとしては、
まずロシアに
ウクライナが交渉相手である、と認めさせなければなりません。
そのための手段が抗戦です。
対等にはなれなくても、
ウクライナと揉めれば高いコストを支払うことになる、と。
ロシア側の心理的ハードルを
できる限り高くする。
高くできるだけ高かめて
ロシアは容易に手を出すべきではない、
と誘導する。
それが、
ウクライナの抗戦目的ですよ。



この戦争は
ロシアが一方的に始めたものであって。
事前の交渉などいっさい在りませんでした。
いや、
表には出ていない水面下ではあったのかもしれませんけど。
仮に事前交渉があったとしても
ウクライナとロシアの交渉は不成立に終わった結果、
ロシアがこれまでの禁忌を破って
一方的な軍事侵略を始め、
今に到っているわけです。
そういう無慈悲な現実を全部無かった事にして
ただただ
今の災難だけ避けられればよい、と降伏しても。
現実世界はそこで終わらず、その先があるのです。

 

 

www.sankei.com

 

露軍、ウクライナ南部の原発制圧

【モスクワ=小野田雄一】ロシアのウクライナ侵攻で、ロシア軍は4日未明(日本時間同日午前)、欧州最大のウクライナ南部ザポロジエ原発を攻撃し、制圧した。戦闘により原発施設の一部で火災が発生した。ウクライナ当局は周辺の放射線量に異常はなく、原発の安全性にも問題はないとしているが、稼働中の原発への攻撃という異例の事態に国際社会の懸念が強まった。
 国際原子力機関IAEA)によると火災が発生したのは、6基ある原子炉のうちメンテナンスで運転を停止していた1号機の研修施設。数時間後に消火された。AP通信などによると、攻撃でウクライナ兵3人が死亡、2人が負傷。地元住民が原発を守るため周辺にトラックなどで築いたバリケードを、露軍の戦車部隊が突破し、原発敷地内に侵入。その後、研修施設で火災が起きた。
 火災の発生当時、ウクライナのクレバ外相はツイッターで、爆発が起きれば1986年にソ連時代の同国で発生したチェルノブイリ原発事故の「10倍」の被害になると懸念。大惨事となっていた可能性を示した。
 バイデン米大統領ウクライナのゼレンスキー大統領と電話で会談し、両首脳はロシアに軍事行動の停止を求めた。IAEAのグロッシ事務局長は4日、原発区域での砲撃について「(安全上の)根本原則に反する」と懸念を表明した。 露軍によるウクライナ原発制圧は侵攻後、北部チェルノブイリ原発に続き2カ所目。ロシアは電力という重要インフラを掌握することでウクライナ側に圧力をかける狙いとみられる。
首都キエフをめぐっては、露軍が北方25~30キロ地点で兵站(へいたん)を整え、近く大規模な包囲作戦に乗り出すとの観測が強い。南部ヘルソンが陥落し、東部マリウポリも包囲されるなど、ウクライナは厳しい状況に置かれつつある。
 露軍はヘルソンから南部の港湾都市オデッサに近いミコライフに西進。ウクライナ参謀本部は4日、露軍がオデッサへの上陸作戦も計画しているとする分析を発表した。ウクライナメディアによると、キエフ西方のジトーミルの学校が4日、露軍のミサイル攻撃で半壊。3日に爆撃を受けた北部チェルニヒウの死者は47人に達した。
 プーチン大統領は3日のフランスのマクロン大統領との電話会談で「作戦目標はいかなる場合も達成する」と伝達。同日の国家安全保障会議でも作戦は「計画通り」だと強調した。