このニュース、
今日、
日本でも取り上げていましたね。
日本では、
岸防衛大臣からの発表という形で。
なので、
情報の出所は
日韓ともに同じ、米国経由なのでしょう。
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日本国内では、
ロシアのウクライナ侵略戦争と、
それから
昨日結果が出た
韓国の次期大統領選挙、
そして
新たに誕生した
尹錫悦(ユン・ソクヨル)新大統領の動向に注目が集中していて。
北朝鮮関連のニュースは、
大した話題になっていません。
ネットでも注目浴びてませんし。
まあ、
今回のニュースは
先月と今月に
北朝鮮から発射されたミサイルの分析結果の報告だけで。
実際に、
新たなミサイルが飛んだわけではありませんし。
すでに
終わった話なので
他のニュースに比べるとインパクトが弱くて。
話題としては
あまり盛り上がらないのは
確かなんですけど。
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ただ、
私的に
今回の発表には
注目している理由がありまして。
それは
発表の内容もそうですが、
発表時期が本日、
日韓ともにほぼ同じタイミングで行われてた点。
そして、
日韓ともに
それぞれの国の防衛大臣的なポジションの担当者が
発表した点。
そして、
これまたともに
北朝鮮のミサイルを『弾道ミサイル』と推定して、
今回の一連の
北朝鮮の行動に対して
『抗議する』意志を表明した点。
この対応内容は、
これまでの韓国ウォッチをしてきた目から見ると
韓国政府の態度が従来から激変しています。
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以前なら
北朝鮮のミサイル発射について
『弾道ミサイル』と断定するような発言が
韓国政府から発表されることは、
ほとんど在りませんでした。
それから
『抗議』ではなく『遺憾』の表明でしたし。
また、
それらの内容を発表するタイミングも、
日米とは異なり、
日米が抗議声明を出してから、
その1週間後とか。
かなり時期をずらして
ほとぼりが醒めた頃を狙って発表する、という。
明らかに
日米とは一線を画して、
北朝鮮に対して独自路線、独自外交を展開しています、と。
そのように主張しているような
態度でした。
それが、
今回の発表では
韓国が直接日本について言及はしないものの、
発表するタイミングが同じ日で。
さらに
内容もほぼ同じ。
そして
北朝鮮に対する抗議の意志の表明も同じ、
と。
完全に歩調を合わせています。
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仮に
これが偶然だとしても。
以前の……
これまでの韓国政府、
狂気の文オジサンとそのお仲間達政権の面々の対応では、
たとえ
偶然であっても日本や米国と一致しないように、
日米とは発表の日付をづらして。
日米が発表した内容を精査してから、
その内容と似通わないように
いちいち注意を払って
後追いで発表してきたのに。
今回の発表では
そのような手間をすべて放棄して、
米国から渡された情報そのままを
公表してきました。
これは、
180度方針転換しました、と言ってもいいくらいの
劇的な変化です。
それが、
今回
次期大統領選直後のドタバタ混乱した間隙を縫った、
たまたまなのか。
それとも
発表した態度が示すとおり、
韓国政府が
これまでの北朝鮮外交の方針を180度転換する意向の表れなのか。
この先、
どのような続報が出てくるのか気になりますねぇw
【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は11日、北朝鮮が2月27日と3月5日に発射した弾道ミサイルに対する韓米の詳細な分析結果をメディア向けに公表し、「2020年10月10日の朝鮮労働党創建日の閲兵式(軍事パレード)で北が初めて公開し、開発中の新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)システムに関連したもの」との見解を示した。
国防部は「最近の2回の発射実験はICBMの射程には及ばなかったものの、宇宙発射体を装ったミサイルの最大射程の発射実験に先立ち、性能を試す意図があったと判断する」と説明した。
国防部が言及した新型ICBMは、20年10月の朝鮮労働党創建日の閲兵式で初公開された「火星17」を指す。直径や全長などが既存のICBMを上回っていたことから当時、「怪物ICBM」と呼ばれた。
北朝鮮が2月27日と3月5日に発射した飛翔(ひしょう)体について、韓米は当初、準中距離弾道ミサイル(MRBM)と推定した。だが、さらに分析を進めた結果、新型ICBMの関連技術を使ったものと最終的に判断したことになる。
北朝鮮メディアはこれらをミサイルとは称さず、写真も掲載することなく、「偵察衛星の開発」に向けた実験の一環だと報じている。
国防部はこの日、「北のこうしたミサイル開発に対し国際社会が一致した声として反対する立場を表明する必要があるとみて、(韓米による分析結果を)公開するに至った」と説明した。その上で、「わが政府は、国連安全保障理事会の数々の決議に違反した北のこうした弾道ミサイル発射実験を強く糾弾し、北が朝鮮半島と域内の安保不安をあおったり緊張を高めたりする行為を直ちにやめるよう求める」と表明した。
韓米は緊密に連携しながら北朝鮮との対話再開に向け努力しているとしながら、「北がこれに応え、早期に対話に復帰することを促す」と強調した。