kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

中国やインドにも喧嘩を売ってますw ―― ロシア「ISSが米や中国に落下したら」

『えーッ!? ソレ言っちゃうんだ!!』と、
ちょっと驚きのニュースが配信されていたので。
ブックマークを付けてみました。
ロシアのウクライナ侵略戦争関連ネタです。



最近、
ウクライナでの民間人虐殺が暴かれてしまって。
欧米からの風当たりが
いっそう強くなってしまったロシア。
それでも、
インドや中国はロシアに対して
好意的中立を保っています。
その
インドや中国に対して、
ロシアの宇宙機関のトップが
『大ロシアに逆らうのなら
 宇宙ステーションをおまえらの頭の上に落としてやる』
というような趣旨の発言をしたそうで。
それが
早速ニュースになって世界を駆け巡っています。
とくに
今回の発言が注目されているのは、
これまで、
このロシア宇宙機関の社長や関係者は
『宇宙ステーションを落としてやる』という、
恫喝発言を繰り返してきていて。
恫喝自体は
今までの繰り返しなのですが。
ただ、
これまでは
恫喝する対象が反ロシアを掲げて対立している
アメリカとかヨーロッパとか日本とか、
いわゆる西側諸国を攻撃対象として挙げていました。
それが
今回は
そこに中国とインドも加わって名指しで恫喝してきた、という。
いまのところ
ロシアに対して
好意的中立を保ちつつ
距離をとっている
インドと中国の二大国も
ロシアは攻撃対象にした意思表明の発言ですよ。
これは
今までになかった展開です……



って、
今回たまたま
その場の勢いで言ってしまっただけなのかもしれませんけどね。
2月から始めた
ロシアのウクライナ侵略戦争
これまでの経緯を
外から見た限りでは。
全体を統括する基本的な戦略というものが
見当たらなくて。
とくに情報戦、
情報発信について。
ロシアのプーチン大統領を筆頭に
ロシア側の重要人物、政府機関から
出てくる発表は
その場の思いつきで発言したような
すぐにばれてしまう嘘を並べた
拙い内容のコメントが
多々見られますので。
今回も
外交戦略への影響とか、
何も考えずに
感情に任せて口から飛び出したんじゃないかなぁ。

 

 

www.yomiuri.co.jp

 

ISSが米や中国に落下したら…ロシア側「誰が防ぐのか」と米けん制

 【ワシントン=冨山優介、瀋陽=川瀬大介】ロシアがウクライナ侵攻を受けた経済制裁に反発し、国際宇宙ステーション(ISS)を巡る協力をたてに解除を求める構えを強めている。その動向次第で、米国が模索するISSの運用延長にも影響しかねない。東西冷戦後の融和の象徴だった宇宙協力に深刻な影を落としている。
 8日、民間人4人が搭乗した米スペースX社の宇宙船クルードラゴンが打ち上げられ、9日にISSに到着した。米宇宙企業アクシオム・スペース社が主催した、民間主導としては初めてのISS旅行となった。
 同社は2024年以降、ISSの米国実験棟に自社の居住棟を接続し、最終的には独自のステーション建設を目指す。マイケル・サフレディーニ最高経営責任者(CEO)は8日の声明で「民間有人宇宙飛行の新しい時代を切り開くことになる」と意義を強調した。
 しかし、ISSで高度の制御という重要な役割を担っているのはロシアの宇宙機関「ロスコスモス」だ。同社のドミトリー・ロゴジン社長が「我々との協力をやめたら、ISSが米国やカナダ、中国やインドに落下するのを誰が防ぐのか」と威嚇したSNSの投稿が、今も波紋を呼んでいる。
 この投稿は、2月下旬、米国が発動したハイテク製品の輸出規制が「ロシアの宇宙計画を含め、航空宇宙産業を衰退させる」と強調したバイデン米大統領の発言に反発したものだ。ロゴジン氏は今月2日にも、SNSへの投稿で「(制裁を)無条件で完全に解除しないなら、ISSやあらゆる共同事業で協力することはない」と言い切っている。
 ISSは運用期限が24年までとなっており、米航空宇宙局(NASA)は6年の延長を目指す。そのためにはロシアの協力が不可欠だ。NASAはロシアの反発を受け、「新しい輸出規制の下でも、米露の非軍事分野の宇宙協力は許容される」との声明を出した。
 NASA有人宇宙飛行部門責任者のキャシー・リーダース氏は2月末の記者会見で、ISSの運営は「我々だけでは非常に困難なものになる」と認めている。ISS高度の制御について、米補給船を使う方法も検討しているとして、不測の事態に備える姿勢を示した。
 中国は今年中にも独自の宇宙ステーション「天宮」を完成させる。中国メディアは今月、ロゴジン氏が、天宮での中露協力に期待を示したと伝えた。ISSが運用を終えても、ロシアのその後の拠点として、天宮が選択肢となる可能性がある。中露は米主導の有人月面探査「アルテミス計画」に対抗する形で、30年を目標に月面研究基地の建設での協力も打ち出している。
 米国は将来的に、宇宙開発の主導権を中露に握られかねない懸念がある。
 ロゴジン氏の発言が、プーチン露政権の政策にどれほど影響するかは不明だ。ただ、宇宙船ソユーズで米欧などの宇宙飛行士をISSに輸送する役割も担うロシアの制裁への反発は、すでに弊害ももたらしている。
 ロスコスモスは先月3日、米民間宇宙企業にロシア製のロケットエンジンの供給を停止すると発表。欧州宇宙機関(ESA)の仏領ギアナにある宇宙発射基地からロシア人技術者50人以上を撤退させ、ESAは衛星測位システム「ガリレオ」や天文観測衛星「ユークリッド」の打ち上げ延期を余儀なくされた。ソユーズによる英衛星通信企業の衛星打ち上げも「軍事目的で利用しない保証が確認できない」として、延期した。
 だが、こうした威嚇行為は宇宙分野でロシア自身の存在感も低下させかねない。ESAは3月中旬、ロシアと共同で今年秋に無人探査機などを打ち上げる予定だった火星探査計画「エクソマーズ」の中断を決めた。
 ロシアの宇宙開発は「ハイテクで後れをとる状況はソ連時代からかわらない」(露宇宙政策専門家)と、他国の先端技術協力が不可欠となってきた。米欧が科している先端分野の制裁下で、単独計画を遂行できるようになるまでには時間を要するものとみられる。