kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

全員助かってほしい、けど…… ―― 26人乗った観光船が浸水か北海道知床半島沖

このニュース、
昨日の午後には
第一報が速報が取り上げられて。
それから半日近く、
メディアで大きく報じられていますけど。
その間、
私もずっと注目してきたのですが。
今朝になって、
ようやく
遭難者発見の報が入りました。



この件については
色々書きたいことがあって。
ようやく
騒動が一段落しそうなので、
今回
ニュース記事にブックマークを付けて
まとめてみました。
まずもって、
現場で救助活動に当たっている人たちの努力に
頭が下がる思いです。
救助要請から要救助者発見までが半日以上経過している事に対して、
『救助が遅い』みたいな
批判する声が細々と出ていたりしますけど。
知床の先、って、
北海道の裏側みたいな場所で。
釧路とか宗谷の方から
グルッと回って行かないとならないんですよね。
空から向かうにしても、
山脈を避けるか越えるかしなければならないので。
燃料消費を気にしなければなりませんし。
なので
長時間の捜索活動がしずらい場所です。
その上、
救助要請があったのが午後ですから。
そこから
現場に駆けつけるまで時間があって。
現場に着いたら夕方ですよ。
夕方から救助を始めて、
その中で、
ゴムボートなどに集まっていて
発煙筒などの目印をあげていれば。
すぐさま見つけられるのですけど。
特に夜間だと、
懐中電灯とか集団で発光させていれば
一発なんですけどね。
海面は
山と違って光を遮る物がありませんから。
そこそこ強い光源があれば
すぐに見つけられます。
でも、
そういう目印もなく。
レーダーで遭難した船も見つけられない。
そうなると、
海上に漂流している遭難者を目視で探すことになります。
それじゃあ
まず
見つかりません、見つけられません、って。
今朝がた
発見された遭難者は岩場に張り付いていたところを
発見されたそうで。
運良く漂着したところを発見できた、と。
ただ、
安否不明ってことですから。
発見時に意識がない状態なんでしょうね。
ヘリが近寄っても反応がない状態。
かなり厳しい状況です。



私的に
今回の遭難事件で気になっているのは。
遭難した観光船の対応でして。
現在
メディアから公表されている情報では、
遭難した観光船が発した救助要請の第一報で。
『浸水している』『エンジンが止まって航行できない』と
通報してきた、と伝えられています。
これ、
浸水でエンジンが止まっている、って……
ちょっとやそっとでは
エンジンは止まりませんって。
エンジンが止まるほどの浸水となれば
船底は水ジャブジャブです。
それも
いきなり水がドバッと入ってきたならともかく。
たいていは
浸水が徐々に進んで溜まっていくわけで。
天候状況とか、
時化があと何時間続く、から。
その間も浸水が続くだろう、とか。
そこで
排水のペースと併せて計算すれば、
ある程度の時点で、
どうやっても排水が追いつかない。と。
この先、
エンジン停止になるだろう、と
簡単に見通しが立ちます。
エンジン停止になる前に、
遭難通報、救助要請が出せたはずなんですよ。
高波をかぶって
一気に浸水したのでもなければ。
この辺の事故の経緯、詳細は、
これからの調査によりますが。
私が、
釣り船などに乗った経験と照らし合わせると、
遭難通報、救助要請を出した時点で
沈没確定してますよねコレ。
カウントダウン状態に入っていて。
通報するのが遅すぎて、
救助は絶望的だ。
と、
そのように見えます。
その視点で言えば、
今回の事件は『人災』だなぁ……と。

 

 

 

www3.nhk.or.jp

26人乗った観光船が浸水か 現場周辺を捜索 北海道 知床半島

 23日午後、北海道の知床半島の沖合で乗客と乗員合わせて26人が乗った観光船から「浸水して沈みかかっている」と通報がありました。海上保安庁は、巡視船とヘリコプターなどを出して現場周辺の海域を捜索しています。
海上保安庁によりますと、23日午後1時15分ごろ、知床半島の沖合で観光船「※KAZU 1(カズ・ワン)」の乗員から「船首部分が浸水し、沈みかかっている」と通報がありました。
 海上保安庁によりますと、観光船には子ども2人を含む24人の乗客と、船長と甲板員それぞれ1人の、合わせて26人が乗っていたということです。
 乗員と乗客は救命胴衣を着用しているものの、観光船からは「船体が30度ほど傾いている」と連絡があり、その後、連絡が取れなくなったということです。
 海上保安庁は、救助要請を受けて巡視船艇5隻と航空機2機の体制で対応していて、このうちヘリコプター1機が午後4時半に、現場の斜里町の「カシュニの滝」と呼ばれる場所の周辺海域に到着し、捜索にあたっているということです。
 観光船を保有する「知床遊覧船」によりますと、観光船は、23日午前10時に斜里町ウトロの港を出航して、知床半島の先端にある知床岬で折り返し、午後1時にウトロの港に戻る予定だったということです。
 「知床遊覧船」のホームページによりますと、会社は2隻の観光船を保有し、知床半島のウトロ側で、3つの遊覧コースを設けていて、最も長いコースではおよそ3時間かけて知床岬までを巡り、船の上からヒグマやオジロワシなどの野生動物を見ることができるということです。

漁協「現場周辺 波が高かった」 
 北海道斜里町にあるウトロ漁協によりますと、23日現場周辺の海域は波が高く、漁に出た船も午前中のうちに港に戻ったということです。
 漁協では、海上保安部から要請があった場合、現場に向かう体制を整えているということです。
 気象庁によりますと、オホーツク海ある低気圧の影響で、北海道東部では午前中から次第に風が強まり波も高くなっていて、昼ごろからは波の高さが3メートルほどだったとみられるということです。
 現場周辺の北海道網走地方には波浪と強風の注意報が出ていました。

釣り船経営者「波高かったが 走れないほどではなかった」
 斜里町で釣り船を営んでいる佐藤隆さんは23日午前5時ごろに釣り客を乗せてウトロ港を出港し、午後0時半ごろまで1キロほどの沖合に出ていたということです。
 佐藤さんは当時の海の様子について「午後からしけるという予報で、そのとおりに波が高くなってきていたが、船が走れないほどではなかった」と話していました。
 そのうえで「自分の船よりも大きい観光船が航行できなくなるほど荒れた海ではなかったと思うので、機関故障などのトラブルがあったとしか考えられない」と話していました。
別の観光船 船員「北風が強くなると 波高く」
 北海道の知床半島沖を航行する別の観光船の船員の男性はNHKの取材に対し、現場の「カシュニの滝」周辺の海域について「北風が強くなると、波が高くなる」と説明し、23日の海の状況については「昼頃から急に波が高くなったようだ」と話していました。
 この男性は24日に捜索が行われるのであれば捜索に加わりたいとしています。

元船員「暗礁があり危険な場所」
 以前、知床の観光船の船員だった男性は現場のカシュニの滝付近について、「潮の流れが速いほか、暗礁があり危険な場所だ」と話しています。
 暗礁の大きさはおよそ縦30メートル横10メートルほどで、この場所を行き交う観光船は十分に注意しながら航行しているということです。
 またこの海域は北西の風が吹くと波が立ちやすく、操船が難しくなるということです。

海上保安監「船そのものに何らかの異常か」
 海上保安庁で現場トップの海上保安監や警備救難部長を歴任した伊藤裕康さんは、観光船から「船体が30度ほど傾いている」と連絡があったことについて「船舶は通常、傾いた時に元に戻ろうとする『復原力』が働くが、傾きが続いていたとすると少なくとも船そのものに何らかの異常な事態が生じていたと考えられる」と指摘しています。
 そのうえで「一般論にはなるが、現場は波が高く暗礁が多いことも見て取れるので、大きな波をかぶって船内に水が入ったことや、暗礁に船体が当たって亀裂が入ったことも可能性としては考えられる」と話しています。

 

 

 

www.sankei.com

 


4人発見、遭難者か 容体不明、ヘリで救助中 北海道・知床観光船浸水

 北海道・知床半島沖のオホーツク海で観光船「KAZU Ⅰ(カズ・ワン)=19トン」が浸水し、乗客乗員26人が安否不明となった事故で、現場周辺で捜索していた航空機が24日早朝、遭難者とみられる4人を発見した。いずれも容体は不明で、第1管区海上保安本部(小樽)などがヘリコプターで救助している。
 1管などは航空機や巡視船による現場海域の捜索を続けた。地元の漁船も協力した。

 船には大人22人、子供2人の客計24人のほか、船長と甲板員が1人ずつ乗っていた。
 船は23日午前10時ごろ、斜里町ウトロの港を出た。午後1時15分ごろ、港から北東約27キロの「カシュニの滝」付近から「船首が浸水している」と1管に救助要請があり、運航会社「知床遊覧船」(同町)に午後2時ごろ「30度ほど傾いている」と連絡した後、音信が途絶えた。