kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

見つかりましたね…… ―― 不明の知床観光船「カズワン」海底120mで確認

この件、
昨日このブログに載せたヨタ書きの中でも
少し触れましたけど。
知床の観光船遭難事件について、
遭難通報があってから
そろそろ1週間になりますね。
その間、
遭難した乗客24名の内、
半数以上の14名を発見しています。
この結果を、
一部メディアでは
発見が遅いみたいな
コメントを出していたりしますけど。
でも、
遭難船の正確な遭難地点、現所在地を確認できないまま、
行方不明者のうちの
半数以上を発見したのは。
過去の他の遭難救助と比べてみると、
今回は船舶位置情報や目撃情報もナイナイ尽くしの状態から始めて、
遭難者を次々に発見していて
かなり手際が良いんですよね。



この結果は、
一説によると
現場海域の潮流なり、風向き、天候なりを
精密にシミュレートして。
漂流先を計算。
予想を立てて確度の高い場所から優先的に捜索した結果、
だと。
説明がでていましたが。
ならば
逆算的に
遭難した観光船の沈没地域……
漂流物の始点も計算できるはずなんです。
だから、
遭難した観光船の沈没位置、
現在位置についても
かなり確度が高い予想が出来ていて。
1週間もの時間があれば、
遭難船を発見できるだろう……と。
なので、
今も観光船を見つけられない状況というのは、
ある種の異常事態であって。
漂流した乗客を次々に発見したのに
観光船が見つけられない場合は、
沈没した観光船は海中で潮に流されて
移動している可能性が高くて。
発見するのは非常に困難になるだろう、と。
昨日の
ヨタ書きには、
そのような私の推測を簡単にまとめてみたのですが……
そうしたら、
そのヨタ書きを
このブログに掲載にした後。
昨日夕方になって、
沈没した観光船らしき物体を
海上自衛隊の水中ソナーが発見。
水中カメラで確認したら、
遭難した観光船だと特定された、と。
ニュースが出ました。
そうだよね、
漂着物について
あれだけ精密なシミュレートが出来るのなら。
沈没船の位置もかなりの精度で特定できるはずだよね。



発表された内容によると、
沈没した船が見つかったのは
遭難した観光船が
同業他社と最期の無線通信をした時に
現在位置として連絡してきた『カシュニの滝』から
西南西に1キロ、
半島先端付近の知床岬灯台からは南西14キロの地点の海底。
だそうで。
位置から考えて、
同業他社との無線通信で会話した直後に、
まさに
その直後にその場で沈没した、と。
そのように推察できます。
だとすると、
沈没まで十分な時間的猶予がなかったことから
船内には
乗客が取り残されている可能性が高いですね。
捜索側も
それを踏まえて。
まず
ロボット型の海底探査艇なり、有線操作の水中調査船なりを
つかって
船内捜査をするそうで。
それで
行方不明者が見つかるかどうか。
そして、
沈没に至るまでの経緯、原因が解明できるかどうか。
ここから
またまた騒がしくなりそうですね。

 

 

www.yomiuri.co.jp

 

不明の観光船「カズワン」、海底120mで確認…「カシュニの滝」から1キロ地点

 北海道・知床半島の沖合で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU I(カズワン)」が消息を絶った事故で、第1管区海上保安本部(北海道小樽市)は29日、半島の西側から1キロ離れた地点の水深120メートルの海底で船体を発見し、同船だと確認した。 1管の発表によると、巡視船の水中音波探知機(ソナー)で通常と異なる反応を捉えた海底を、海上自衛隊の掃海艇「いずしま」が29日午前、水中カメラで撮影。「KAZU I」と書かれた船体の姿を確認し、船首部の塗装や船名、字体からカズワンと特定した。
 発見されたのは、遭難現場とみられる半島西側の「カシュニの滝」から西南西に1キロ、半島先端付近の知床岬灯台からは南西14キロの地点の海底。

 

 


 

www.yomiuri.co.jp

 

観光船は海底120m、海保精鋭部隊でも潜水に限界…船内捜索に難題

 北海道・知床沖の水深約120メートルの海底で発見された観光船「KAZU I(カズワン)」の船内には、行方不明の乗客らが取り残されている可能性があり、海上保安庁は船内の捜索を急ぐ考えだ。しかし、現場は海保の潜水士が作業できる限界の水深60メートルを大きく超え、捜索活動には困難が伴うことも予想される。
 「今後、どのように対応するかはこれから詰めていきたい」。29日昼、中山展宏国土交通副大臣は、国交省の現地対策本部がある斜里町役場ウトロ支所で、報道陣の取材に慎重な口ぶりで話した。
 カズワンの発見場所は、知床半島「カシュニの滝」から西北西約1キロ沖合。この辺りの海域は、岸から離れると急激に水深が深くなっている。
 一般的に潜水士が作業可能な水深は、水圧の関係で30~40メートルとされ、転覆船の救難などにあたる海保の精鋭部隊「特殊救難隊」でも60メートルまでだ。カズワンの船体の確認を海上自衛隊の水中カメラを搭載した無人機が行ったのも、こうした事情がある。
 そのため、海保は、まず水中カメラで船内の様子を確認する方向で調整している。ただし、視界が限られ、強い潮の流れがある海中で、どこまで詳細に把握出来るかは未知数だ。
 水圧の高い海底に潜水士を送り込むためには「飽和潜水」と呼ばれる特殊な手法もあるが、事前に加圧して体を適応させるための特別の装備が必要になる。こうした装備やノウハウを持つのは、海自や一部の民間事業者に限られており、海保の元潜水士は「飽和潜水を用いるにしても、困難な作業になることは間違いない」と話す。
 船体の引き揚げは、専門の民間事業者に依頼することも想定され、一定の時間がかかる見通しだ。
 沈没船の調査などに詳しい都内の水中探査会社の池田克彦社長(75)は、「いきなり引き揚げ作業ができるわけではなく、まず海底での船の状態や、周辺の地形を確認する必要がある」と話す。
 引き揚げは、船体にロープや網を巻き付け、クレーンを使って行うのが一般的だが、沈んだ場所が斜面だったり、くぼんだ場所だったりすれば難易度が上がる。海上がある程度、落ち着いていることも条件となる。
 また、池田さんは「船体が壊れていると引き揚げ時に損壊しやすく、より慎重な作業になる」とも指摘する。
 その場合、引き揚げ前に船体の補強作業が必要になるケースもある。海保関係者によると、2001年12月に巡視船との銃撃戦の末に沈没した北朝鮮工作船の引き揚げでは、そうした作業が行われたという。