今回ブックマークを付けたのは、
5月21日に出たニュースです。
その後、
2日ほど経ちました。
その間
『大きな展開があるのかなぁ』と気になっていて
続報を待っているのですが。
この
マウリポリは
ロシア軍の侵略に対する
ウクライナ側の反抗拠点として。
連日
欧米メディアで大きく取り上げられていた
戦略的要衝?だったのかな。
欧米メディアの扱いは、
そのようになっていました。
それが
『陥落』したわけで。
戦局に一区切りがついたのは間違いありません。
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それなら
次の展開がどうなるのか。
と
今後の見通しが
大変気になっているのですが。
今のところ、
コレと言った進展はありませんね。
というか、
メディアが報じている最新情報では、
このまま膠着状態に入って。
ダラダラと長引きそうな、
そんな気配が漂っています。
ロシア側が、
6月に再侵攻を計画していて。
現在、
準備を進めている、
との分析が出ていた時期もあったのですけど。
それも、
当初予定されていた、というか。
推測されていたようには進んでいないようで。
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とはいえ、
私が毎日目にしている西側メディアの情報は、
反ロシアが基調になっていて
構築されていますから。
情報戦の一翼を担っていますからね。
それを割り引いて見ていくと、
ロシア側の情報が
極端に制限されている、というか。
絞られている現状で、
全体を俯瞰して見るのには……
どうしたらいいのかな。
2022年5月21日
ロシア軍は20日、ウクライナ南東部の港湾都市マリウポリでウクライナの部隊が立てこもっていたアゾフスタリ製鉄所で、全面勝利を宣言した。最後まで残っていたウクライナ兵士が投降したという。2月末の軍事侵攻開始から間もなく、多くの市民が製鉄所の広大な地下トンネルや地下壕に避難したほか、多くの兵士が立てこもっていた。ロシア軍の徹底的な攻撃により、マリウポリの街は完全に破壊された。ロシア国防省は、製鉄所に最後まで残っていたウクライナ兵531人が投降したため、マリウポリと製鉄所は「完全に解放」されたと声明を出し、「武装勢力が隠れていた(製鉄所の)地下施設を、ロシア軍が完全制圧した」と述べた。
ロシア当局によると、20日までに製鉄所から投降したウクライナの戦闘員は計2439人に上る。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領はこれに先立ち同日、「彼らは今晩、施設を出て自分の命を救ってもよいと、軍司令部から明確な合図を受け取った」と、テレビ演説した。
旧ソ連時代に核攻撃にも耐えられるよう造られた広大なアゾフスタリ製鉄所については、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が4月21日に徹底封鎖を命令した。製鉄所内には女性や子供、高齢者など多くの民間人が避難し、立ち往生していた。ロシア軍は人道援助物資が製鉄所内に入るのを阻止し、空爆を続け、立てこもる兵士の投降を要求し続けた。
国連と赤十字国際委員会(ICRC)の支援を受けて民間人の避難が数回に分けて実施され、今月7日にはロシアとウクライナの両政府が、製鉄所から民間人の避難は完了したと発表した。
民間人以外で製鉄所内に立てこもっていた数百人は、海兵隊や国境警備隊、警察、地域防衛部隊、ウクライナ国家警備隊(アゾフ連隊を含む)の兵士たちだった。食料の備蓄が底をつき、水もなくなる中、日の光の届かない地下トンネルなどで数週間、暮らし続けた。
指揮官たちによると、負傷兵は全員がロシア軍のバスや救急車で搬送されたという。
ロシア軍は2月下旬の開戦当初から、マリウポリを徹底的に攻撃し続けた。ロシアにとっては、マリウポリを押さえれば、ウクライナ南岸全体の掌握が容易になる。そうすれば、親ロシアの分離独立派が実効支配するウクライナ東部のドネツクおよびルハンスクと、ロシアが2014年に併合したクリミアが陸続きになる。加えて、ウクライナの西の隣国モルドヴァでロシア系住民が分離を宣言しているトランスニストリア地域にも、接近しやすくなる。ウクライナ兵の行方は
ロシア当局は、20日に製鉄所で投降したウクライナ兵がどこへ運ばれたか明らかにしていない。しかしこれまでに投降した兵士たちは、ロシア支配地域に送られている。
ロシア国防省が公表した動画では、行列する非武装の男たちが製鉄所の外でロシア兵に近づき、それぞれ名前を告げる様子が映っている。映像では、ロシア兵がウクライナ兵1人1人とその持ち物を慎重に検査している。
ウクライナ当局は、投降した兵士たちの釈放を、捕虜交換によって確保したい意向だが、ロシア側はこれに応じるか確答していない。
プーチン大統領は、投降兵は「該当の国際法に準じて」扱うと述べているものの、ロシアの管轄下にとどまった場合にどのような扱いを受けるのか、懸念が生じている。
ロシアの国会議員たちは17日、アゾフ連隊の兵士を「ナチスの犯罪者」と宣言し、捕虜交換合意に含めないよう求める計画を提示した。加えて、ロシア検事総長事務所は連邦最高裁に、アゾフ連隊を「テロ組織」認定するよう要請している。これも、同連隊の兵士に、通常の戦争捕虜としての扱いを認めないための措置とみられている。
民兵組織として2014年に発足したアゾフ連隊は、現在は国家警備隊の一部だが、かつては極右とのつながりがあった。
ロシア軍に「責任転嫁と隠蔽」横行か…侵攻長期化、「厭戦」解消に腐心
ロシアのウクライナ侵攻開始から3か月が近づき、プーチン政権は国民に 厭戦えんせん 気分が広がらないよう腐心している。米欧などの経済制裁により物価が上昇し、国民生活に痛みが広がってきた。政権内部では勢力バランスに変化が起きているとの見方も出ている。
モスクワ中心部の街頭では、露軍が全域の「解放」を目指すウクライナ東部ドンバス地方の子供たちの苦境を示す写真展が開かれている。写真展は国防省系の団体が主催し、プーチン政権の主張を浸透させる狙いがある。
年金生活者のリュドミラさん(76)は「幼い子も苦しむ原因を作ったのは、ウクライナに介入した米欧だ。軍事作戦はやむを得ない」と話した。
独立系の世論調査機関が4月末に発表した調査結果では、ウクライナでの犠牲の原因は米国と北大西洋条約機構(NATO)にあるとの回答が57%を占めた。
米欧の経済制裁により、モスクワのスーパーでは欧州からの輸入品が減った。タマネギやニンジンなどの野菜は1・5倍程度値上がりした。
露統計局が発表した4月の物価状況によると、乳製品は前年同月比で約1・2倍に上昇。洗剤類や家電は同約1・3倍と、物価高は食品以外でも続いている。
輸入販売業のラリーサさん(46)は「生活は不便になり不安も大きい。早く作戦(侵攻)は終わってほしい」と嘆いた。