kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

大発見だったみたいです ―― はやぶさ2が持ち帰ったリュウグウの石と砂にアミノ酸23種

いまから2年ほど前、
無人探査機『はやぶさ2』号が
小惑星リュウグウから試料を回収して
地球へ持ち帰りました。
といっても、
持ち帰れた試料は
石と砂とガスと、
地球での重さにして
わずか5.4グラム程度。
それだけでしたけど。
それだけでも、
惑星探査の成果としては大成功。
回収できた試料を
世界中の研究者に分配して。
あれこれと分析開始してから
ざっと1年半くらい。
ついに
研究の結果が発表されました。



ということで、
昨夜から今朝にかけて
国内の主要メディアが大きく取り上げています。
世紀の大発見、
とまでは行かないものの。
専門家の説明などを見ると、
これは
まだ研究が始まったばかりの
今の段階での話。
今回発表された内容については、
とりあえず
これまでに分析できた結果を論文にまとめた
中間報告というか。
経過報告みたいなものらしいです。
なんというか、
私が理解できた範囲の印象では、
お店の中を覗いて
料理のお品書きを確認出来た、
って具合で。
料理を注文して
具体的な味を確かめるのはこれから。
って。
そんな感じですね。
何が並んでいるのか、
品揃えが確かめられたけど。
品物の中身を調べて確認するのは
これからの作業。
つまり、
今回発表されたのは、
見た目で判った範囲をまとめた内容で。
それが
どんな性質を持っているのか
詳細な分析はこれからだ、
という。



世界中の研究室で分析が進められていて。
今回発表された内容は、
進められている研究の一つ、
にすぎないそうで。
この先、
第二、第三の発表が続々と出てきそうな。
そして、
その中には
世紀の大発見があるかもしれません。
と、
久々に
夢がある話です。

 

 

www.sankei.com

 

リュウグウアミノ酸23種、はやぶさ2が持ち帰った石と砂で確認…生命の宇宙到来説を補強

 岡山大などの研究チームは、日本の探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウから持ち帰った石や砂から、アミノ酸が23種類見つかったと発表した。生命活動に重要なたんぱく質を構成するアミノ酸も10種類近く含まれており、地球の生命の材料が 隕石いんせき などで宇宙から到来したとの説を補強する成果だという。日本学士院紀要に10日、論文が掲載される。
 はやぶさ2は2019年2月と7月の計2回、地球から3億キロ・メートル前後離れたリュウグウの試料を採取。20年12月に、試料の入ったカプセルが地球に帰還した。
 同大の中村栄三特任教授(物質化学)らのチームは、宇宙航空研究開発機構JAXAジャクサ )から提供された試料16粒の成分や構造を網羅的に分析した。アミノ酸については2粒調べ、うち1粒から検出されたという。
 自然界にアミノ酸は多数あるが、たんぱく質は20種類で出来ている。チームの分析では、そのうち約半数のアミノ酸が含まれていたという。中村特任教授は「アミノ酸などの有機物は地球以外の天体で作られた後に地球にもたらされ、それらを材料に生命が誕生したのだろう」と語る。
 過去に、 彗星すいせい のちりや隕石からアミノ酸が検出されたことはあったが、小惑星から直接採取された試料からは見つかっていなかった。ただ、宇宙から来たアミノ酸が生命の材料になったとする説が裏付けられるには多くの謎が残っている。
 例えばアミノ酸は同じ種類でも、立体構造が鏡に映したように対称な二つのタイプがある。地球の生命をつくるアミノ酸のほとんどは一方の構造に偏っているが、理由は不明だ。横浜国立大の小林憲正名誉教授(宇宙生物学)は「宇宙のアミノ酸の構造など詳細な分析結果が分かれば、生命の起源についてさらに重要な情報が得られるはずだ」と指摘する。
 リュウグウの試料のアミノ酸については、国内外の複数のチームが並行して詳細な分析を進めている。